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薬屋のひとりごと里樹妃暗殺未遂の犯人は風明?木簡や蜂蜜と下女についても

薬屋のひとりごとに登場する里樹妃は四夫人の1人で、ちょっとかわいそうな境遇の妃です。

幼い頃から政略結婚に振り回されたり、侍女からイジメまがいの扱いを受けたりと、他の妃に比べると気の毒な立ち位置にいます。

それらが明らかになったのは、年に2度行われる園遊会なのですが、この園遊会では「毒殺(暗殺)」されてしまいそうになるのです。

犯人は普段里樹妃をイジメている侍女たちかと思われましたが、どうやら犯人は柘榴宮の侍女頭「風明(フォンミン」とのこと。

里樹妃暗殺事件に関するキーワードは下記になります。

  • 木簡
  • 腕の火傷
  • 蜂蜜
  • 下女

里樹妃が風明に暗殺されなければならない理由はなんだったのかまとめました。

薬屋のひとりごと:里樹妃暗殺未遂の犯人は風明?

里樹妃は他の夫人たちとは少し違った経歴があります。自分の侍女にイジメられたり、暗殺されそうになったのも過去から繋がっているようです。

里樹妃は侍女からイジメられている徳妃

里樹妃は先帝がロリータ趣味だったこともあり、わずか9歳で妃になりました。

ところが嫁いで数年の間に先帝が崩御してしまったため出家しています。

*里樹妃が先帝の妃だった頃、現帝と阿多妃は東宮とその正妻ですので、姑と嫁という関係になります。

出家したのち、現帝と阿多妃の心遣いで再び後宮に戻ってきました。

2度も妃になったのに、皇帝のお目通りがないことや、世間知らずであったり、実家から大事にされていないといういろんな背景から金剛宮の侍女たちからは馬鹿にされている妃です。

園遊会では、里樹妃が魚介が苦手なのを知っておきながら、侍女が玉葉妃の膳をすり替えて里樹妃が困るのを笑って見ていました。

無理して魚介を食べた里樹妃はアレルギー反応が出てしまい、無理に食べた行為に対して猫猫が諭すように注意し、侍女にも「知っててやったなら殺人行為」だと釘を刺しています。

園遊会での里樹妃暗殺未遂事件

里樹妃の暗殺が未遂に終わったのは、里樹妃の侍女が玉葉妃の膳を入れ替えたからです。

本来は里樹妃に配膳されるはずのものが玉葉妃のところへ行ったため、猫猫の毒見によって毒殺を防ぐことが出来ました。

里樹妃が食すはずだったスープの器には4人の指紋が残っていました。

  • スープをよそった人
  • 配膳をした人
  • 里樹妃の毒見役(イジメで玉葉妃のスープと入れ替えたため)
  • 毒を入れた人

毒を入れた人=犯人に結び付くヒントとなるのは「木簡」です。

暗殺未遂事件の伏線が木簡

木簡は宦官たちが後宮のごみを燃やしているときに偶然発見されたものです。

焦げた女の服にくるまれた木簡をそのまま火の中に入れると、見たこともない色の炎が噴き上がり、木簡を触った宦官の手がかぶれたのでした。

猫猫いわく、そのような木簡を作るには塩のようなものを水に溶かし、木簡に染み込ませれば誰でも出来るとのこと。

他の者に気づかれず色を使い分けることでやり取りが出来る=まるで暗号のようですので調べられることになります。

焦げた女の服と、木簡を利用した者が里樹妃暗殺未遂事件の犯人だろうとなりました。

犯人は侍女頭の風明

暗殺未遂事件の犯人を追う壬氏は、ひとまず木簡の使用者を調べました。

焦げた服=やけどをしていると思われる人物を探すとのこと。

そこでたどり着いたのが阿多妃の侍女頭の風明でした。

風明は木簡で外部の人間と連絡を取り毒を入手していたのです。

入手した毒を里樹妃用のスープに毒を入れ、園遊会で毒殺するつもりでした。

風明が仕える阿多妃は35歳という年齢と、お世継ぎが産めないことからお褥滑りが予定されています。もし4つの宮のうち1つ空けば、阿多妃は出て行かなくて済むということから、里樹妃が狙われたと考えられています。

里樹妃暗殺未遂の目的(動機)

風明が里樹妃を暗殺しようとした動機は、17年前に遡ります。

産後肥立ちが悪かった阿多妃の子供の世話をしていたのが風明でした。

風明の実家は養蜂家で、蜂蜜には滋養があるとのことで赤子に蜂蜜を与えて死なせてしまったのです。

蜂蜜は赤子に毒」ということを知らなかったんですね。

風明は自分が赤子を死なせたことを阿多妃に知られたくなかったのです。

里樹妃は蜂蜜が原因で幼少期に死にかけたことがあり、それがきっかけで現在も蜂蜜が苦手。

阿多妃と仲が良い里樹妃の口から蜂蜜が赤子に毒だと聞けば、と思うと気が気でなかったのでしょう。

後宮に戻ってこなければ狙われることもなかったのですよね。

下女は自ら志願して飛び降りている

里樹妃毒殺を考え実行したのは阿多妃の下女だと思われています。

風明は暗殺失敗時、自殺を考えたのですが下女に見つかってしまいます。

下女は阿多妃を慕っており、侍女頭が里樹妃を毒殺しようとしたと公になると、阿多妃にも責任が問われることになりかねない。

ですので、下女は自ら黒幕役を志願し風明に遺書を書くのを手伝ってもらい、塀から飛び降りたということです。

下女が身投げをするのを風明が手伝ったということになります。

風明の最後は自首

猫猫によってすべてが明らかになってしまいましたが、真実は隠されたままになります。

公には阿多妃を後宮に留めるために仕組まれたものとなっていますので、それを利用して風明は里樹暗殺の黒幕は自分だと自白しました。

風明の最後は投獄された後、絞首刑となり親類は肉刑を処されています。

ちなみに阿多妃は今回の事件とは関係なく、前から決まっていた南の離宮に移っています。

まとめ:薬屋のひとりごと里樹妃暗殺未遂の犯人は風明?木簡や蜂蜜と下女についても

  • 薬屋のひとりごとの里樹妃暗殺未遂事件の犯人は阿多妃の侍女頭風明(フォンミン)
  • 風明は17年前肥立ちが悪い阿多妃の代わって赤子の世話をしていた
  • 赤子に蜂蜜を食べさせ死なせてしまった
  • 蜂蜜が赤子に毒だということが里樹妃の口からバレるのを避けるため暗殺計画を起こした
  • 木簡:毒を入手するため外部とのやり取りに使用 炎の色は暗号
  • 動機:里樹妃から子供を死なせたのがバレるのを防ぐ
  • 里樹妃:先帝の妻で崩御の際一旦出家したが現帝の妃として戻ってきた
  • 下女:自ら死を志願した。阿多のために
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