薬屋のひとりごとに登場する壬氏は宦官として宮廷にいる人物です。
壬氏の仕事は後宮の管理をすることで、皇帝の妃たちの部屋をまわり不都合がないか、異変がないかをチェックしています。
というのは表面上で、壬氏が後宮を管理しているのには、何か他の理由がありそうです。
薬屋のひとりごとの壬氏の正体とは何者なのか、出生の秘密についてもまとめました。
薬屋のひとりごと:壬氏の正体とは何者?
本日25日発売の『ビッグガンガン』11月号に『薬屋のひとりごと』第十七話が掲載中です。単身で柘榴宮の風明のもとに乗り込んだ猫猫は、阿多妃の過去から紐解きたどり着いた一つの真相を口にする。阿多妃と里樹妃の関係、亡くなった赤子の死因、そして使われた「毒物」――物語はどんな結末を迎えるのか? pic.twitter.com/v6AoeFlDr8
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壬氏は美しい容姿から後宮では人気の高い宦官です。
宦官とは思えないがっしりした体格と、24歳とは思えない幼さが残る容姿が猫猫は腑に落ちないのです。
壬氏の正体は宦官ではない
実は壬氏は本当の宦官ではありません。そして24歳でもないのです。
壬氏に幼さが残るのは、まだ18歳の青年で6歳もサバを読んでいるから。
壬氏の本当の正体は皇帝の弟華・瑞月。
華・瑞月は表向きでは病弱で滅多に姿を表さないとしています。
壬氏の小さいころを記憶している武官が出席するような園遊会などは欠席します。
どうしても外せない儀式のときには、体調不良を醸し出すように、うつむいて誰とも目を合わさないようにしているのでした。
壬氏が正体を隠す理由
壬氏の本当の姿、華・瑞月は現在王位継承権2位です。
壬氏が正体を隠して後宮の管理をしているのは以下の理由があります。
- 皇帝への逆臣を調べること
- 皇帝の忠臣として相応しい人物を見つける
- 皇帝の妃として相応しくないもの、相応しいものを洗い出す
そして壬氏は後宮を安定させ、皇帝の跡継ぎを決めることで、王位継承の順位を下げたいと思っています。
ですので、後宮で起こる様々な事件や怪奇な出来事を調べています。
薬屋のひとりごと:壬氏の出生の秘密と母親は誰なのかについて
ラストは「薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜」より編集T激推しの阿多妃です。残念ながら今月号でしばらく見納め…うえーん!再登場の時をお待ち下さい。
しかし阿多さまもむちむちなお二人もあのヒゲ(皇帝)のものだと思うと少しムカつきます…来月は単行本3集発売&表紙+巻頭カラーです!! pic.twitter.com/PzZpKxy78C— サンデーGX編集部 (@SundayGX) August 20, 2018
壬氏の出生は少し複雑で、本人が真実を知っているかどうかはまだわかっていません。
赤ん坊すり替え事件
壬氏は皇帝の弟となっていますが、実はそうではなく東宮妃だった阿多妃の子供です。
壬氏が生まれた時、皇太后にも子供が生まれていました。
東宮妃だった阿多妃は難産で、医官がずっと付きっきりでお産に立ち会っていました。
そのとき皇太后が産気づいてしまい、医官は東宮妃の元を離れなければならなかったのです。
その後、産後の肥立ちが悪い阿多妃に代わり、赤ん坊(壬氏)の世話をしていたのは侍女の風明。
風明の実家は蜂蜜業を営んおり、滋養に良いものとして赤ん坊に蜂蜜を飲ませていました。
風明は、蜂蜜は赤ん坊には毒なので与えてはいけないことを知らなかったですね。
そして赤ん坊は死んでしまったのですが、阿多妃は、その前に赤ん坊を皇太后の子供とすり替えていたのです!
ですので死んだ赤ん坊は皇太后の子供ということになります。
赤ん坊がすり替えられていることを知っているのは、現在の皇帝、先代の皇帝の正室(皇太后)と阿多妃のみ。
阿多妃が赤ん坊をすり替えた理由
阿多妃はお産のとき難産だったため子宮を無くしています。
どんなに大変な状態でも優先順位は皇太后が先なのです。
ということは、同時に生まれた皇太后の子供と、自分の(東宮)の子供では、どちらが手厚い育てられ方をするのか考えました。
何かがあったときに東宮の子よりも皇帝の子が優先。
阿多妃は自分の子供を傍に置くよりも、元気に安全に育つ方を選んでしまったのです。
壬氏は気づいていると思われる?
壬氏は自分が皇帝の弟ではなく、阿多妃の息子だと気付いているのではないかと思います。
阿多妃が後宮から去る日の前日、部屋を訪れお酒を一緒に飲んでいたのではないか、と思われる描写があります。
その後酔っぱらって悲しそうにしている壬氏の姿もあったことから、母親が後宮を出ていくのは寂しいのでしょう。
そして壬氏と阿多妃の顔がよく似ているということから、頭の良い壬氏は、自分の母親が阿多妃だと気づいているのではないでしょうか。
まとめ:「薬屋のひとりごと」壬氏の正体とは何者?出生の秘密と母親がだれなのかも
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『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』連載開始です。下女として働く元薬屋の猫猫と美形宦官の壬氏が、後宮で起こる事件を解決!なミステリーです🐱 pic.twitter.com/6PLl4w1mVp— 倉田三ノ路🍌 (@minozy_k) August 19, 2017
- 壬氏の正体は宦官ではなく皇帝の弟で華・瑞月(王位継承権2位)
- 年齢は24歳と偽っているが、本当は18歳
- 宦官として正体を隠しているのは、皇帝への逆臣をあぶりだすのが目的
- 壬氏の本当の母親は阿多妃で、赤ん坊のときに阿多妃が皇太后の子供とすり替えた
- 皇太后の子供は阿多妃の侍女に育てられ、蜂蜜を摂取したせいで亡くなっている
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