12月5日と6日の2日間に渡って、テレビ朝日のドラマで「逃亡者」が放送されます。
ハリソンフォードの逃亡者が上映されたのは1993年でした。
何度も見たはずなのに、覚えているのはハラハラしっぱなしだったことぐらい。
連邦保安官からハリソン・フォードが逃げ切れるのか?無実が証明されるのか?
そればかりが気になって、結局犯人って誰だっけ?最後はどうなってたっけ?
犯人は義手の男なんですが、もう一人黒幕がいるんですよ。
もちろん義手の男も捕まりますけど、「え、この人?」って人物がいます。
事件の黒幕はキンブル医師の親友リチャード・ニコルズ医師でした。
映画「逃亡者」ネタバレ!:事件の真相は新薬で大儲けさせるため
事件の真相は、製薬会社とリチャード医師の癒着といったところです。
リチャード医師は、製薬会社デブリンマクレガーとシカゴ記念病院の協力の下で出来た新薬には、副作用がないこと、そして画期的な薬であることを公演で話しています。
この薬を認可させ、デブリンマクレガー社に大儲けさせることで、リチャードが理事になるという話が出来上がっているのでした。
ですが、実はこの新薬には大きな欠点があり、それを見抜いたのがキンブルでした。
キンブルが妻殺しの犯人になった理由
新薬の副作用を見抜いたキンブルが邪魔になったリチャードは、パーティの日にキンブルを殺そうと計画をしました。
が、キンブルがパーティから自宅に帰る途中に、病院から呼び出しがあり奥さんだけが自宅に帰ったのでした。
そのことを知らない殺し屋は、とりあえず奥さんを殺害。
奥さんは息絶え絶えのときに警察に電話するんです。
「助けてほしい」と「殺される」と、「リチャード」の3つの単語を言うのが精いっぱい。
「殺される。リチャード助けて」って言いたかったんでしょうね。
その音声が警察に残っていることが証拠となり、キンブルが犯人だと決めつけます。
そしてシカゴ警察は、保険金目当てだのなんだのと言って、キンブルが訴えている義手の男を調べてもいないずさんな捜査の結果でした。
リチャードからするとキンブルが逮捕されるのも、逃亡するのも大誤算だったわけです。
鍵が壊されず、何も盗まれていないというのもキンブルが犯人だろうとの見解になりました。
義手の男サイクス
列車事故をきっかけに逃亡したキンブルは、その後ヒゲを剃り、髪の色を変えながら奥さんを殺した義手の男を調べ始めます。
シカゴの病院に潜り込み、義手の男のデータを照会し対象人物を5名に絞り込みます。
一人一人を調べ、最後の対象人物であるサイクスの家に行くと、そこには釣りのときに撮った写真がありました。
揉み合いになった時に顔を見ているので、写真をみて「こいつが義手の男」であることを確信します。
サイクスと言う人物は、元警察官で製薬会社デブリンマクレガーの重役の身辺警護をしている男です。
写真の中には、レンツという病理学者もサイクスと一緒に写っていました。
レンツは、キンブルが新薬のサンプルを渡した病理学者です。
キンブルの中でどんどん事件の真相が繋がってきました。
リチャードとサイクスの関係
映画中、サイクスとリチャード2ショットはありません。
2人のつながりは、事件の大詰めのところで追跡者であるジェラード保安官が突き止めています。
リチャードは、サイクスと一緒に写っているレンツを知らないと言いました。
サイクスと一緒に写っているレンツのシャツには「シカゴ記念病院」とプリントされています。
リチャードはレンツの上司でした。
パーティの日にキンブルの車からサイクスへ通話記録がある
パーティの日、リチャードはキンブルに車を借りているのです。車のキーをキンブルに返しているシーンがありましたね。
その時に家の鍵を複製し、サイクスへキンブル殺害依頼の電話をしたと思われます。
映画「逃亡者」ネタバレ!:キンブル真犯人チャールズを暴く
サイクスの家に行って写真を見つけ、病理学者のレンツとの関わりを知ったキンブル。
ここで、妻を殺した犯人がサイクスであることを突き止めました。
そして事件の真相にデブリンマクレガー社の新薬が関係していると気付きます。
チャールズに協力を求める
事件の黒幕がチャールズだと気づいていないキンブルは、チャールズに電話をかけ犯人を割り出したことを報告。
そして、新薬を使った患者のサンプルを貸してもらえるように協力をお願いします。
リチャードは快くOKし、保管している部署に新薬を使った患者のサンプルを貸し出すように指示をする傍らで、サイクスに電話をします。
「キンブルが病院に向かうから殺せ」だと思われます。
サイクスとリチャードの絡みは、映像も音声もないのでこの辺りは想像です。
新薬を使った患者のサンプルを持って、同僚の女医に顕微鏡で調べてもらうと、サンプルは健康な患者のものとすり替わっていることが判明されました。
データの日付はレンツが死んだ日
サンプルの書類やデータを改ざんしたのはレンツだと確信したキンブルは、レンツの元を訪ねようとします。
ところが女医からレンツは昨年の夏に交通事故で死んでいると言われます。
ですが、サンプルの報告書の半分はレンツのサインがしてあります。
サインの日付はレンツが死亡した日。
サンプルをすり替え、レンツのサインができる人間はリチャードしかいないのです。
リチャードはレンツも交通事故を装って殺していたと思われます。
それを悟ったキンブルは、新薬について公演中のリチャードを訪ねました。
映画「逃亡者」ネタバレ!:保安官も真相を突き止める
逃亡し続けるキンブルの行動がおかしいと思った保安官たちは、最初のシカゴ警察の調書を確認し、キンブルが真犯人を突き止めようとしていることを理解します。
キンブルを追っているうちに浮き上がってきた真実がようやくつながります。
- 最初に供述した義手の男を追っていること
- 連邦保安官たちを真犯人に誘導していること
- 犯人が複数いること
真相がわかったキンブルと、追い詰められたリチャードが揉み合いになっているところに、ジェラード保安官が入り込み、ことの真相がわかりキンブルが無実であることを知らせます。
キンブルの奥さんを殺したとしてサイクスとリチャードは捕まりました。
キンブルは車の中でジェラード保安官に手錠を外してもらい、「キンブル」から「キンブル先生」と呼び方も変えてくれました。
映画「逃亡者」ネタバレ!:まとめ
映画「逃亡者」ラストはキンブルが真犯人を突き止めて終わりました。
- 犯人であるサイクスとリチャードの2ショットの絡みはない
- 事件の発端はデブリンマクレガー社の新薬の副作用を隠蔽し、認可させデブリンマクレガー社に大儲けさせること
- キンブルが警察から逃れながらリチャードたちを突き止めた
- 最後は無実が証明されサイクスとリチャードは捕まった
最初から最後までハラハラばかりで見逃せない展開ばかりです。
そして犯人のリチャードニコルズ医師は最初のパーティーから登場していますのでお見逃しなく。
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