<PR>当ブログはアフィリエイトプログラムを利用しています。

千と千尋の神隠し紙の鳥の正体とは?ハクが魔女の契約印(はんこ)を盗んだ理由も

千と千尋の神隠しの物語の終盤ぐらい、ハクが竜の姿になって傷ついてしまうシーンがあります。

ハク竜を追いかけているのは無数の紙の鳥。

千尋がハクを助けた途端紙の鳥は引き上げたり、威力が消え床にパタパタと落ちていきました。

でも1つだけ千尋の背中にくっついて助けてくれましたよね。

あの紙の鳥の正体は何なのでしょうか。またハクが魔女の契約印(はんこ)を盗んだ理由についてもまとめました。

千と千尋の神隠し:紙の鳥の正体とは

ハクを追いかけ攻撃していた無数の白い紙の鳥はなんだったのでしょうか。千尋がハク竜を招き入れると途端に威力を失いましたね。

紙の鳥の正体は銭婆の式神

紙の鳥の正体は湯婆婆の双子の姉、銭婆の式神です。

式神とは陰陽師が使役する召喚術のようなもので、人心から起こる悪行や善行を見極める役割のこと。

漫画やアニメでは札のような物から、術者の意思に沿った鳥や獣に姿を変え、使い魔のような役割を果たしていますね。

銭婆はハクが大事な契約印を盗んだので、式神を使って追いかけさせたのです。

式神の威力がなくなったのは何故?

式神は千尋がハクを油屋に招き入れた途端、引き上げたり床にパタパタと落ちたりと、威力を失ってしまいます。

銭婆にとって千尋は敵対しているわけでもなく、害があるわけでもないので様子見といったところもあるのでしょうか。

そして油屋というのは湯婆婆の領域です。

そこに銭婆の魔力がかかった式神を活かしたままにしておくと、湯婆婆に気取られてしまいます。

湯婆婆はカオナシの雨に紛れて入り込んだカオナシの気配も感じ取りましたので、双子の姉の魔力などは容易に感じられるでしょうね。

千と千尋の神隠し:ハクが魔女の契約印(はんこ)を盗んだ理由は?

ハクが追いかけられる原因となったのは魔女の契約印を盗んだことでした。ハクは湯婆婆の弟子ということですが何故そのようなことをしたのでしょうか。

魔女の契約印とは

そもそも銭婆が持っていた契約印というのには、盗まれてもすぐに見つかるように呪いがかけられていました。

契約印は油屋の労働契約を変更するのに必要なもの。

千尋が最初に湯婆婆に「ここで働かせてください」と言い続けていたのも「契約」によるもので、働きたい者には仕事をやらなければならないのです。

そういった契約を変更するには判子が必要で、その契約印を銭婆が持っているのです。

例えば「従業員を奴隷にする」などという労働契約に変更できちゃうので、お金にがめつい湯婆婆には持たせられないのでしょう。

人間界の町内会で言うなれば、判子は町内会長が、通帳は会計がというように悪用できないようにそれぞれ持つ、といったところでしょうか。

湯婆婆がハクに契約印を盗ませた

湯婆婆はハクに契約印を盗ませに銭婆のところに行かせました。

ハクのお腹には湯婆婆が竜(ハクの正体)を操るタタリ虫を仕込んでいるため、ハクは湯婆婆に言われた通りに盗みに行ったのです。

契約印には銭婆の呪いがかけられており、盗んだ者は最終的には死んでしまいます。

湯婆婆は傷ついたハクを「その子はもう使い物にならない」と言い処分しようとしていました。

ハクは湯婆婆に利用されていたのですね。

判子の呪いが消えていた

傷ついたハクを助けるため、千尋は湯婆婆の部屋に行きました。

湯婆婆の部屋の大きな穴からハクと千尋が落ちて行った先は釜爺のボイラー室。

千尋は川の神様がくれた苦団子をハクに食べさせます。

するとハクのお腹から魔女の契約印と黒いタタリ虫、黒いドロドロが吐き出されました。

千尋がタタリ虫を追いかけバタバタしていると、誤って踏んづけてしまいタタリ虫はベチャッと潰れて死んでしまいます。

釜爺はタタリ虫を踏んづけた千に「えんがちょ」と言って不浄な縁を切ってくれました。

その後千尋は契約印を持って銭婆のところに返しに行きます。

すると銭婆は千尋に「判子を持っていて何ともなかったのか?」と不思議そうに聞きました。

銭婆がもう一度判子を見ると、呪いが消えているとのこと。

魔女の契約印の呪いが消えた理由を考察!

魔女の契約印の呪いが消えていたことに、銭婆本人も驚いていました。

ハクの口から吐き出されたのは

  • 判子
  • タタリ虫
  • 黒いドロドロ

タタリ虫は湯婆婆が仕込んだものですので、判子の呪いではありません。

とすると判子を覆っていた黒いドロドロが呪いだったのかな、と思われます。

黒いドロドロは地面についた途端、シュワ~っと消えて行きましたので、川の神様の苦団子で既に浄化されたのではないでしょうか。

タタリ虫を踏んづけた千尋が大丈夫だったのはえんがちょ?

ではタタリ虫を踏んづけた千尋は何ともないの?と心配になりますね。

実は釜爺がしてくれた「えんがちょ」は、縁が千代切った、縁をちょん切るという意味があり、不浄なもの、穢れを切るまじないとされています。

「えんがちょ切った」は、

  • 不浄なもの(タタリ虫)
  • 不浄なものに触れた者(千尋)
  • 不浄なものに触れたのを見た人(第三者である釜爺)

これらの3つが揃って効果があるとされています。

千尋の場合上記の条件が揃っていたこともあり、穢れや呪いが発生しなかったのだと思われます。

管理人
管理人
第三者がいなかった場合、穢れを触った部位を別の第三者にこすり付けることでも解放されるようですね。

まとめ:千と千尋の神隠し紙の鳥の正体とは?ハクが魔女の契約印(はんこ)を盗んだ理由についても

  • 白い紙の鳥の正体は銭婆の式神で魔女の契約印を盗んだハクを追いかけていた
  • 契約印を盗んだ者は、いずれは死んでしまうという呪いだったが苦団子で吐き出させた
  • 呪いはハクが吐き出した黒いドロドロで、川の神様の苦団子で浄化されたと思われる
  • タタリ虫を踏んづけた千尋に害がなかったのは釜爺のえんがちょ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です