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ジブリ作品

コクリコ坂からはつまらないし面白くない？意味不明やわからない気持ち悪い点など

2011年に公開された宮崎吾郎監督の「コクリコ坂から」には面白くない・つまらない・意味不明やわからないなどの口コミが多数あるようです。

中には気持ち悪いという声もあり、どんな作品なのか逆に気になります。

コクリコ坂からが面白くないしつまらなく感じるのはなぜなのかについてまとめてみました。

コクリコ坂からは面白くないしつまらない？意味不明やわからないのはなぜ？

コクリコ坂からが面白くないと感じるのは、一言でいうと何を伝えたいのかわからないといったところでしょうか。見た人が期待している内容とは少し違ったようですね。

コクリコ坂からの概要

「コクリコ坂から」には原作があり、1979年12月から1980年7月まで「なかよし」で全8話で発表されていた漫画です。



  • 企画・脚本：宮崎駿
  • 監督：宮崎吾郎
  • プロデューサー：鈴木敏夫

声優陣

  • 松崎海：長澤まさみ
  • 風間俊：岡田准一

その他に、風間俊介・風吹ジュン・石田ゆり子・柊瑠美・大森南朋・内藤剛志・香川照之など、実力派の俳優陣が出演。

音楽では武部聡志や手嶌葵、坂本九の上を向いて歩こうが使われるなど、錚々たるメンバーが揃っています。

これだけのメンツが揃いながら面白くない・つまらないと言われるのはどのあたりなのでしょうね。

原作が打ち切りになった漫画だから面白くない

コクリコ坂からの原作は全8話で最終回を迎えた漫画です。

原作：佐山哲郎、作画：高橋千鶴の作品で、連載途中でいきなり打ち切りになった作品なのだとか。

そう思うと「つまらない」というのもうなづけますね。

ジブリ作品は原作がある作品を題材にすることが多いようですが、コクリコ坂からほど主人公や登場人物の設定などの変更があった作品も珍しいのだとか。

原作との主な違い
  • 原作の海は活発で料理はメザシばかり
  • カルチェラタンは出てこない
  • 学生運動は麻雀で負けたお金を取り返すため
  • 海の髪型はおさげ

など、原作とジブリの設定が違ってチグハグな感じがしたのでしょうか。コクリコ坂からという響きが気に入ったとかそんな感じなのでしょうか。

ワクワク感がなくてつまらない

ジブリ作品として思い出すのは、ナウシカやもののけ姫、天空の城ラピュタなど、ワクワクするようなストーリーがすぐに頭に浮かびます。

いずれも強い少女と少年が困難を乗り越えていくようなイメージです。

ところがコクリコ坂からは、普通の高校生の男女の日常が描かれており、多少苦難があっても力強く生きて行こうね、といったような感じ。

ひょっとすると主人公たちは兄弟かも、カルチェラタンは存続できるのか、など、そこまでハラハラドキドキするようなものではありません。

いつものジブリ作品のようなワクワクを期待していたら、やはりつまらなく感じるのではないでしょうか。

意味不明なわからない点が多い

コクリコ坂からには意味不明な点が多々あります。

例えば、主人公の松崎海は友人からは「メル」と呼ばれています。海がメル？あれ？どっちが名前？ってなりますね。

そして学生運動で俊がカルチェラタンの屋根から池に飛び込むシーン、何を伝えたいのか・・・

なぜ劇中に上を向いて歩こうが流れる？　←　これはキャッチコピーが上を向いて歩こうだからです。昭和の代表的な曲ですしね。

約2時間しかない中で、説明がない点が多いのかもしれません。

ちなみに池に飛び込むシーンの理由については、学校新聞で書かれていますので再度見てもらえればわかると思われます。

管理人
管理人
「メル」というのは海のフランス語だそうです。可愛いあだ名ですね。

昭和の日常がわからないからつまらない

コクリコ坂からの舞台は昭和38年(1963年)で、東京オリンピックの前の年。

昭和生まれからするとノスタルジックな世界に飛ぶことができますが、昭和の後半と平成・令和生まれからすると、昭和の日常が理解できないかもしれませんね。

海が一生懸命家事をして放課後自由がないのも可哀想に感じるなど、スマホも原チャリもない昭和が不便だと感じる人たちからするとつまらないでしょう。

ラストが曖昧でつまらない

コクリコ坂からのメインストーリー？は主人公の海と俊がくっつくのかどうかですよね。

途中で彼らの兄弟疑惑が浮上し、ラストで無事血のつながりはないと判明したのですが、その後2人が付き合ったのかどうかがないのです。

旗を掲げるシーンで終了となっていますが、これは映画を観た人の想像にお任せするということなのでしょうか。

原作のラストも2人は血縁関係ではないというところで打ち切られていますので、設定は多少変わっていても結末まで作り出すのは出来なかったのでしょうか。

ハッピーエンドで終わってくれればスッキリと気持ちよく終了できたかもしれませんね。

コクリコ坂からからが気持ち悪い点とは？

コクリコ坂からの感想には気持ち悪いと言われてる点もあるようです。

兄弟で恋愛なんて気持ち悪い

海と俊が恋愛に発展しそうなとき、思わぬところから兄弟疑惑が浮上しました。

兄弟だとわかったところで俊の方は海と距離を置いたのですが、それでも海は「ずっと好き」と告白しています。

自分に兄がいる、妹がいるという人からすると無意識に頭に自分の兄妹が浮かぶのではないでしょうか。

私とお兄ちゃんが恋愛？！　って想像してしまうかも？

お父さんに隠し子がいたことの不快感

俊の父親が戸籍で澤村雄一郎だと判明したとき、海は母親から真実を聞かされます。

それでも「もし本当にお父さんの子供だったら？」って聞いていました。

お父さんに隠し子がいたってことが海にショックだったように、自分の父親に隠し子がいたを想像してしまうのかもしれません。

兄(妹)と恋愛を想像して気持ち悪いと感じるように、父親の恋愛も想像したくないですよね。

モヤモヤして気持ち悪い

コクリコ坂からが気持ち悪いのは上述した、スッキリしない意味不明などと共通した、見終わったあとの何だった？という点。

ジブリ作品に求めたもの(期待したもの)と、内容が一致しなかったのでしょうね。

高校生の日常や成長、ノスタルジック感、様々な困難を乗り越えている様子を感じれば面白く感じるのではないかと思います。

1回見るだけではなく、2度3度繰り返して見れば面白さが見えてくるかもしれませんね。

コクリコ坂からが面白いと感じる人の声

コクリコ坂からの面白くない・つまらない・わからないと感じる人の声をまとめてみましたが、面白いという人ももちろんいます。

ノスタルジック感が良い

先にも述べましたが、コクリコ坂からは昭和中期の作品です。

ジブリ作品が50代前後からは懐かしさを感じながら見ているひともいるのではないでしょうか。

また、最近では昭和が好きという若者も増えており、食事風景や商店街など昔懐かしい雰囲気を楽しく感じている方も多いようです。

主人公が美男美女で良い

何と言っても主人公の海が可愛いし、俊がイケメンです。

海には「髪型」と検索される方もいるようで、ツインテールの三つ編みが可愛いです。

しかも礼儀正しく言葉遣いも素晴らしいですよね。

行動力があり、文句を言わずに仕事をこなすなど、見習いたくなるような2人を見ているのが心地良く感じるのではないでしょうか。

爽やかな恋愛が素敵

海と俊は恋愛関係に発展しますが、よくあるメソメソやイチャイチャなどはありません。

学生らしいプラトニックな2人を応援したくなるようです。

現代人からすると有り得ないかもしれませんが、ジブリらしい爽やかさがあるので良いですね。

まとめ：コクリコ坂からはつまらないし面白くない？意味不明やわからない気持ち悪い点など

  • コクリコ坂からが面白くないつまらないと感じるのは原作が打ち切りになった作品だったから
  • 原作の設定が変更になっている箇所が多く感じる
  • 意味不明なシーンが多くつまらなく感じる
  • 昭和の日常と現代の日常がかけ離れていて共感できない
  • 海と俊のラストが曖昧なままで終わっているのでスッキリできない
  • 兄弟で恋愛なんて気持ち悪い
  • お父さんに隠し子がいるのを想像しても気持ち悪いと感じる

 

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