名探偵コナンの映画「紺青の拳」では、怪盗キッドが新一に変装してシンガポールへ蘭たちと行動を共にしています。
あまりにも自然に蘭と一緒にいるので、蘭は新一が偽物だと気づいていないんだろうな、と思っていました。
ところがラストではキッドを警察に突き出すために「この時を待っていた」と言います。
そしてあなたが新一じゃないということは最初からわかっていたとのこと。
蘭はいつキッドだと気づいたのでしょうか。プールのシーンで手までつないでいたのに。
紺青の拳で蘭がいつ気づいたのか、プールのシーンについてもまとめました。
名探偵コナン:紺青の拳で蘭はいつ気づいた?
蘭は最初から新一じゃないと気づいていたようです。
蘭がキッドだと気づいたのは最初の「おっちゃん」
蘭が新一がキッドだと気づいたのは、一行がシンガポールに到着したばかりの頃。
冒頭シーンになります。まだコナンとキッドも合流していません。
蘭との合流に遅れた新一が「暑いって言うからおっちゃんを木陰に案内してたんだよ」と言うセリフで、一瞬蘭の体がビクっと固まる描写があります。
そして正面を向いても呆気にとられたような表情のあと「へぇ~」となります。
新一は蘭の前で毛利小五郎のことを「おっちゃん」と呼んだことがないのです。
キッドはコナンが「おっちゃん」というので呼んでしまったのでした。
本物の新一の毛利小五郎の呼び方
新一は毛利小五郎を呼ぶとき、その時々によって使い分けています。
- 毛利探偵(事件現場などシリアスな場面にて)
- 蘭のお父さん
- オメーの父さん
- おじさん
- へぼ探偵(声には出さず、内心へっぽこだと思ったとき)
など、呼び方は場面によって違いますが「おっちゃん」と蘭の前で呼んだことはないのです。
ですので、新一の口から「おっちゃん」と出たとき蘭は少し固まってしまいました。
以前にもキッドが新一に化けていましたから、ひょっとしてまたキッドか?と思ったのでしょう。
蘭が気づいてると思われる行動
最初から蘭が新一が偽物だと気づいてる、と思いながら見ると蘭の不自然な行動が目につくようになります。
- ダブルデートだねと言われても浮かない表情の蘭
- 園子にランチを誘われても「2人で行ってきて」と断る
- ラストの海賊のシーンでも新一の名前を呼んでいない
その他にも、新一と一緒にカフェで食事をする際に、「昨日連絡取れなくて心配したよ」と言ってはいるものの、新一に電話をかけたシーンもなく、新一どこに行ったのよと探すシーンもありませんでした。
また、ラストの海賊とのバトルのシーンでは毛利小五郎を助けてはいるものの、新一を探すこともしていません。
アーサー君が現れても新一の心配はしていないのです。
普段なら心細そうな表情をしたり、繋がらない電話に落ち込んだりしていますよね。
キッドなら心配無用だと思っているのでしょう。
プールの手つなぎシーンで確認?
蘭はシンガポールに着いた早々に新一をキッドではないか、と疑い始めています。
それなのに自然に偽新一と手をつないだり、一緒に食事をして会話したり、おまけにプールで待ち合わせして手までつないでいましたね。
新一ではないとわかっていながらなぜプールで手をつなぐのか。
おそらく蘭は新一と長年一緒にいますから、手をつないだ時の感覚や、新一ならこう答えるだろう、というのを試していたのではないでしょうか。
レオン・ローに「君は探偵というよりマジシャンのようだ」と言われたのが太鼓判のようなものですね。
キッドは蘭と新一が付き合ってるのを知らなかったですし、どう反応すればいいのかわからないですからその微妙な感じで「キッドが変装してる」と確信したのでしょう。
コナン:キッドが新一に変装した過去回
キッドと新一は似ているので何度も変装してると思ってしまいますが、調べてみるとそんなにありませんでした。
新一に変装したのは劇場版で
- 1999年劇場版第3作「世紀末の魔術師」 :ラストで、蘭に正体がバレかけたコナンを救うために変装
- 2004年劇場版第8作「銀翼の奇術師」 :序盤の演劇場で、みんなの前に現れる
- 2010年劇場版第14作「天空の難破船」 :ウェイターに変装しているのを蘭にバレてしまい、とっさに新一の振りをした
- 2015年劇場版第19作「業火の向日葵」 :ラスト付近の危機の美術館で蘭と脱出を図る。
そして紺青の拳の回となります。
蘭が「二度と騙されない」と言っていたのは、天空の難破船のとき、ラストまでキッドだと気付かなかったことを言っていると思われます。
まとめ:紺青の拳・蘭はいつ気づいた?キッドとプールで手つなぎシーンについても
- 紺青の拳で蘭はキッドが新一に変装しているとシンガポールに着いた早々に気付いていた
- キッドがコナンの真似をして毛利小五郎を「おっちゃん」と呼んだが新一は「おっちゃん」と呼んだことがない
- 新一が小五郎を呼ぶのは「毛利探偵」「蘭のお父さん」「おじさん」「へぼ探偵」など
- 蘭は確信を得るために食事をしたりプールで手をつないでいると考えられる