福山雅治主演の映画ガリレオ容疑者Xの献身の結末が悲しかった!
原作は東野圭吾の小説で2008年に映画化されています。
冒頭から殺人が起こり犯人もわかっているパターンでストーリーが進んでいくのですが、ラスト結末で意表を突かれた悲しい真実が明かになります。
容疑者Xの献身の悲しい結末のネタバレと、犯人石神のその後も考察してみました。
- 湯川学 :福山雅治・・・・帝都大学理工学部物理学科の准教授で別名ガリレオ
- 内海薫 -:柴咲コウ・・・・貝塚北署の刑事
- 草薙俊平 -:北村一輝・・・警視庁捜査一課の刑事で主人公湯川とは大学時代の同期
- 富樫慎二 : 長塚圭史・・・花岡靖子の元夫で被害者
- 石神哲哉:堤真一・・・・高校の数学教師で湯川の友人。花岡靖子に好意を抱いている
- 花岡靖子:松雪泰子・・・石神の隣人で弁当屋の店長
ガリレオ容疑者Xの献身:悲しい結末をネタバレ!
『容疑者Xの献身』2008年
惨殺死体が発見、刑事が捜査を進めていくと被害者の元妻の隣に住む石神は物理学者の湯川の友人だと判明。女性刑事の内海は湯川に事件の相談をし、湯川はこの事件に石神が関わっているのではと思い…
堤真一の演技にやられたな😭
悲しいラストに胸を締め付けられた😭#映画 pic.twitter.com/Fas6Po4ito— YOU (@mJyU2ourpe00TCu) September 10, 2022
花岡靖子が娘の美里と暮らすアパートに離婚した無職の元夫富樫慎二が訪ねて来たことで事件が起こります。
富樫慎二殺害
『容疑者Xの献身』石神役を堤真一がやるって聞いた時はええぇ~!ダルマじゃない!って思ったけど、観てビックリ。まさに石神でした。
原作に忠実で、切なくて悲しいけどスゴく良い。ただ、キャストばっちりなのに、ダンカンだけはイヤだ。 pic.twitter.com/spV6tRxp1q— むらさき@ピクミン (@murasaki2040) June 14, 2014
花岡靖子のアパートへ無職の元夫富樫が現れます。
母子を苦しめる富樫が許せず娘の美里が鈍器で殴るも失敗し富樫が逆上。
美里を殴る富樫を止めるため、花岡靖子は咄嗟にこたつのコードで富樫を殺害してしまいます。
隣人の石神哲哉は花岡靖子の部屋で騒ぎが起こっていることに気付きます。
花岡靖子に好意を抱いている石神は事態を把握し、母子を助けるため隠蔽工作を始めます。
富樫の身元判明
富樫の死体は旧江戸川で発見されますが、顔は潰れ指紋は焼かれ、全裸の状態でした。
ところが富樫の身元はあっさり割れます。
宿泊していた旅館から出た毛髪のDNAや、死体発見現場にあった自転車についていた指紋が一致したのでした。
死亡推定時刻も解剖の結果判明し、富樫の足取りや関係者が洗い出されました。
事件が起こったのは12月2日の午後6時から10時まで。
富樫が花岡靖子が勤める弁当屋に行ったと判明し、花岡靖子が容疑者に浮上します。
花岡靖子のアリバイ成立
『容疑者Xの献身』久しぶりに観ましたが湯川を最後まで翻弄する石神。2人の天才がどれだけ知恵を尽くしても人の愛情や、それに関する行動を把握しきれない内容といい素晴らしい作品です。何より堤真一さんがべらぼうにいい。石神とは頭の良さは全く似てないし天と地ほど違いますが共感しかありませんよ pic.twitter.com/Fet4ctQvYL
— サドンデス (@suddendeathdesu) September 18, 2022
石神は花岡靖子に警察の目が向くようにトリックを仕掛けています。
警察から事情聴取を受けてもアリバイは完璧です。
犯行当時、花岡靖子は娘と映画に出かけており店員からの母子がいたと証言もありました。
アリバイが完璧すぎて逆に疑わしかったのですが、映画のパンフレットにチケットの半券が挟んであり、美里の同級生からも映画館で美里を見たという目撃情報が得られたのです。
警察は花岡靖子を捜査から外し、別の組織をターゲットに切り替えました。
石神のトリックを湯川が見破る
刑事の内海と草薙から石神の存在を聞いた湯川は、事件に興味を持ち独自に動き出します。
石神の言葉1つ1つを分析し、石神が恋をしているだろうということ、相手が花岡靖子で事件と関係があると疑い出しました。
そして解けない謎・トリックを石神が作成したテストのひっかけ問題「幾何の問題とみせて実は関数の問題だった。少し見方を変えれば解けるはず」という言葉にヒントを得たのです。
今回の殺人は2つ。トリックに使うため石神は花岡靖子が知らないもう一つの殺人を犯していました。
富樫を殺害したあと、石神はホームレスを雇い旅館で1日過ごさせました。(DNA鑑定で使う毛髪を手に入れるため)
その後盗難した自転車をホームレスに乗らせることで指紋をゲット。そして富樫殺害の道具であるこたつのコードでホームレスを首を絞め殺害したのです。
旅館の名簿から顔が焼かれた死体は富樫とされていましたが、実はホームレスだったのです。
石神哲哉の悲しい結末を解説!
いや〜、改めてみてもほんと凄いストーリーでした。原作も読もう。
『容疑者Xの献身』論理とは対局にある
「人を愛する」という事で、
初めて石神が人に「献身」するという。
でも、花岡は「良心の呵責」「罪の重さ」に耐えきれず、一緒に捕まり罪を償う道を選んだ。こんな悲しい物語あるかよ😭 pic.twitter.com/cPPMNAkhzD
— りょう👈福岡のWebデザイナー | LP講師 (@r_ik_0203) August 28, 2021
花岡靖子が警察に聞かれた12月2日のアリバイは本物でした。
12月2日はホームレスが石神に殺された日であり、実は富樫はその前日12月1日に殺害されていたのでした。
石神は花岡靖子に手紙で次の行動を指示し、連絡を取り合うのはこれで最後だと言います。
その後石神は富樫を殺害したのは自分だと警察に自首しました。
動機は花岡靖子を苦しめる富樫が許せなかったとし花岡靖子のストーカーを演じたのです。
石神は取り調べのあと送致されることになりますが、そこへ湯川からすべてを聞いた花岡靖子が現れ自分も罪を償うと泣き崩れたのです。
ということは石神が花岡靖子を守るためにやったことはすべて無駄になるということ。
そして石神の愛情表現だったと思われる行動が拒否されたとも考えられます。
石神の「どうして・・」というセリフは、なぜ完璧な計画を無駄にしたんだという思いと、自分の愛情をどうしてわかってくれないという思いが詰まっているのではないでしょうか。
好きな人を守るために起こした殺人と、隠ぺい工作が拒否され泣き崩れてしまう石神のやるせない心情が表現された結末がとても悲しいものでした。
ガリレオ容疑者Xの献身:石神はその後どうなったのか考察!
『容疑者Xの献身』
お隣り同士同じ色にならないよう、地獄で見つけた小さな光の幸せを是が非でも守ろうとする天才石神松雪泰子の儚さ絶品だし、石神を演じた堤真一からは、化学で説明出来ない入り交じった感情を痛いほど感じ、心の中でスタンディングオベーション笑
ラストの石神忘れられないです pic.twitter.com/UkV1rMxTcc— まり (@yukari_mk0820) September 29, 2020
石神は花岡靖子が富樫殺害を認めたあとも、事実を認めませんでした。
石神は事実を認めていない
花岡靖子が警察の取り調べで富樫殺害を認めました。
ですが石神はその事実を認めていないとのこと。
石神は花岡靖子の幸せを願っていたので、どうやっても花岡靖子を無罪にしようと考えているのだと考えます。
状況証拠も揃っていますので、自分がストーカーして勝手に富樫を殺した線を押し通すつもりなのではないでしょうか。
石神のその後は数学を研究?
石神は富樫の死体を損壊・遺棄しています。そして富樫の身代わりであるホームレスを殺害し、花岡靖子の犯行を隠しました。
判決が死刑なのか無期懲役になるかはわかりませんが、長期間刑務所に入ることは間違いないと思われます。
真面目で大人しい性格ということもあり、模範囚で刑期が早まるのかもしれません。
刑務所に入っている間、石神は花岡靖子の幸せを願いながら大好きな数学の研究を思い切りやるのではないでしょうか。
ひょっとすると獄中から新たな数式の発見がされるかもしれませんね。
まとめ:ガリレオ容疑者Xの献身の悲しい結末をネタバレ!石神のその後を考察!
『容疑者Xの献身』/東野圭吾
ただただ悲しい結末。原作と同様、ラストの石神の慟哭には目頭が熱くなりました… pic.twitter.com/u2dlHayp5B
— たまころ@読書垢 (@fuchan7272) June 22, 2019
- 花岡靖子の元に別れた元夫富樫が現れ、娘の美里を殴ったことで偶発的に起こった殺人事件
- 花岡靖子に好意を持っていた石神が隠ぺい工作に乗り出す
- 石神が罪をかぶり警察に自首する
- 石神の計画通りに進んだが湯川がトリックを見破り花岡靖子が自首する
- 花岡靖子が自首したことで計画が無になり石神が泣き崩れる結末が悲しい
ガリレオ献身のホームレスが消えたのは殺されたから?アリバイトリックについても