週刊ヤングマガジンで連載されていた「しもべえ」は、世にも奇妙な物語に出てきそうなストーリーで、謎が謎のまま終わってしまいます。
ヒロインである女子高生ユリナが何気なくインストールしたお助けアプリ「しもべのしもべえ」。
ユリナがピンチの時に「しもべえ」と叫んだり、心で思うだけでサッと現れます。
そして用が済んだら消えていく不思議なオッサン。
謎だらけのしもべえとは一体何者なのか気になりますね。
しもべえの正体とは何者なのか、削除しようと思っても消えないアプリについて考察しました。
しもべえ:しもべのしもべえの正体は何者?
試し読み時点でもう
可愛い安田さんの妄想しか浮かばない
❤️柄の傘持ってて濡れて帰るとか
鼻水とかくしゃみとか
手に何か握って目で訴えかけてるとか#安田顕 #しもべえ本当にアプリ作って
安田さんの声とか動画とかスタンプとか詰まってるの販売してくれないでしょうか? https://t.co/pGIcLPVC78— rikorikosawsi 猫と狂気が詰まっている (@rikorikosawsi) September 28, 2021
しもべえは作中では一言もセリフがないキャラクターです。何を考えているのかは表情を読み取るしかなく、読者に委ねられているかのようです。
しもべのしもべえはお助けアプリ
しもべのしもべえはユリナが「何か使えるアプリないかな~」と、いろいろ探していると出てきたアプリ。
「あなたのしもべが出現! 困った時心の中でも口頭でも「しもべえ」とお呼びください」と書かれていました。
ユリナは気になってインストールしたものの、何度タップしても反応しないので、インストールしたままになっている状態です。
「困った時に呼んで下さい」というのがユリナの頭に残っていたようで、痴漢にあったときや不良に絡まれたときに「しもべえ」の名前が出てきたようですね。
しもべえの正体はユリナの父親?
しもべえの正体がますます気になります。
最終話に近づくにつれ、しもべえの正体は父親なのか?と思えるようになってきます。
しもべえのユリナへの忠誠?や愛情?はまさに父親のよう。
*ユリナの両親はユリナが1歳のときに離婚しています。
ユリナの母親からの信頼も得たしもべえは、母親が忙しいときに家事を頼まれました。
洗濯や掃除、料理もこなせるしもべえです。
しもべえが作った料理を味見したユリナのお母さんは、その味付けがユリナの父親と同じだと気付きます。
ユリナの父親は元料理人でした。
ある日、ユリナが父親に逢いたいと心で願うと、病院から電話がかかってきました。
ユリナの父親は末期のすい臓がんで入院中で、いよいよって時にユリナの母親に連絡を入れるように病院にお願いをしていたのです。
ユリナの父親もアプリをインストールしていた
看護師さんの話によると、父親もユリナと同じアプリをインストールしていて、やはりユリナと同じでタップしても動かないアプリです。
アプリの話を看護師さんにしたあと、父親は痛みが激しくなったため薬を増やしてもらいました。
ユリナの父親は意識が朦朧とするなか、鬼のような男がベッドの横に立つようになったと言っていました。
看護師さんによると、痛み止めで幻覚をみることもあるらしいので、気にも留めていなかったようですが、話を聞くと父親の体験談?とユリナに起こったこと出来事が同じなのです!
- 痴漢撃退
- ユリナ誘拐未遂事件
- パンケーキ店で足りないお金を建て替え
- 傘を持っていった
- 料理を作りに行った
ユリナの誘拐未遂事件では、しもべえは犯人の車のガラスを素手で殴っていたため、手にケガをしていたのです。
そして入院中の父親の手にも包帯が巻かれています。
看護師の話では、父親はユリナが連れ去られそうになったから必死で助けたとのことでした。
ユリナがしもべえに助けられた出来事はすべて父親が体験していた出来事と同じです。
しもべえには父親の魂が乗り移っていたのでしょうか。
しもべえが何者なのかわからない
結局最後まで呼んでもしもべえが何者なのかわかりません。
父親側の話からすると、しもべえは看護師には見えていないのです。
ですので父親側のしもべえは幻覚や妄想から出た人物ということになりますね。
ですがユリナ側からすると、しもべえは実在する人物です。
一緒にご飯を食べたり、ピンチの時には助けてくれたり、不良を殴ったりしていますので、ユリナ以外の人にも見えています。
そして父親の死後、しもべえは登場しなくなりました。
ユリナと父親のスマホから「しもべえのアプリ」が消えていたことから、ユリナはしもべえはお父さんの分身だったのかと思うようになります。
仏壇に手を合わせ、もう一度しもべえに会いたいと願うとユリナの後ろにはしもべえがいました。
やはりしもべえはお父さんの分身だったのでしょうか。
しもべえ:アプリが消えないのは何故か考察!
女子高生と”アプリで呼び出されるオッサン”の「正しい」ほのぼのコメディ『しもべえ』 | ほんのひきだし https://t.co/oJm1lbr4AS
— 今日は、本を読もう。プロジェクト (@ireadabooktoday) February 24, 2020
しもべのしもべえのアプリはユリナが見つけました。アキやお母さんが探しても、しもべえのアプリは出てきません。それに削除しようにもアプリが動かせない不思議なアプリです。
しもべのしもべえは探せないアプリ
しもべのしもべえというお助けアプリは、ユリナがたまたま何か使えるアプリがないかな~、と探してたら出てきたアプリです。
ユリナからすると偶然出てきたアプリ。
インストールしたものの何度タップしても動かず、反応もしないアプリでした。
削除することも出来ず、アキやお母さんが探しても出てこないのです。
ところがユリナの父親は、お助けアプリをインストールできていました。
2人だけが見つけられたということは、離れ離れになっていた父娘を引き合わせるためのアプリだったのでしょうか。
アプリが消えないのは父娘の絆?
ユリナの父親は末期のガンに侵されており、しもべえの助けでガンを治してもらったらユリナに会いに行こうと思っていました。
しもべえの話を看護師さんにしたあとから容態が悪化し、父親にはしもべえの姿が見えるようになります。
2人がアプリをタップしても動かせず削除できなかったのは、ユリナと父親がまだ対面しておらず、2人の願いを叶えていなかったからではないでしょうか。
父親はしもべえに魂が乗り移ったような感じでユリナを助けていたため、魂が吸い取られる感覚があったのだと思われます。
寿命が尽きる前に、ユリナにも会えたしお母さんにも料理を作ってあげることができ、満足したのでしょう。
父親の死後にユリナと父親のスマホからアプリが消え、しもべえも姿を現さなくなりました。
*最後のシーンでは仏壇に手を合わせているユリナの後ろで再登場しています。
まとめ:しもべえの正体は何者?消えないアプリについても考察!
村田ひろゆき先生の新作しもべえ
しもべえってアプリ登録したら
おっさんが助けに来るというお話
世にも奇妙な物語とかでやってほしい
絶対面白いw pic.twitter.com/jtIGffl9ns— 孤島ビデヲ31日東モ26b (@KJM_VIDEO) July 1, 2019
- しもべえのアプリは「しもべのしもべえ」で、困った時に口頭か心の中で呼ぶと現れる
- しもべえの正体は明かされていないが、ユリナはお父さんの分身だったのではないかと思っている
- しもべのしもべえのアプリはユリナと父親しかインストールしておらず、アキやお母さんは見つけることが出来なかった
- ユリナの父親はしもべえに起った出来事を疑似体験しているようだった
- 父親の死後アプリは消え、しもべえも現れなくなった
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