22年目の告白で真犯人はキャスターの仙堂俊雄だと明らかになりました。
仙堂は別荘で拓巳(曾根崎)と対峙し、すべてを告白します。
そして自分の首にロープを巻き、拓巳に殺させようとしました。
結局その場で仙堂が死ぬことはなかったのですが、仙堂の最後はどうなったのでしょうか。
また、ラストで出てくる「闇を追いかけて」についても考察しました。
22年目の告白:仙堂俊雄の最後は?
22年目の告白ー私が殺人犯ですー
そう言う事だったのか!
「拓巳!」#22年目の告白 #22年目の告白ー私が殺人犯ですー pic.twitter.com/cRr8noiP8H— keiko💜💙💚❤️💛 (@no5950071) June 8, 2018
犯人だとバレてしまった仙堂は豹変し、別人のようでしたね。
仙堂が犯した殺人事件
金曜ロードSHOW 22年目の告白(06/08)地上波初放送 番宣配信📺
出演 藤原竜也,伊藤英明,夏帆,野村周平,石橋杏奈,竜星涼,早乙女太一,仲村トオル 他https://t.co/K7h9RE3bnq pic.twitter.com/3woEGhKnRh— kooss公式 編集室(run) (@jfifdecoder) May 18, 2018
仙堂が22年前に起こした連続殺人事件は、当時犯人が見つからないまま時効を迎えてしまいました。
被害者 | 犯行日時 | 目撃者 | 遺族 |
---|---|---|---|
足立区飲食店店主 | 1995年1月4日 | 妻 | 妻はその後自殺 |
世田谷区会社員 | 1995年2月14日 | 妻 | 美晴 |
銀座ホステス | 1995年3月15日 | 橘組の組長 | 戸田丈 |
練馬区病院長夫人 | 1995年3月31日 | 夫(山縣院長) | 山縣院長 |
大田区警察官 | 1995年4月27日 | 牧村刑事 | ー |
里香 | 1995年4月28日 | 婚約指輪? | 牧村刑事 |
殺人事件は明らかになっているだけで5件発生しています。
5人目の被害者は現職の刑事で、牧村刑事の代わりに犠牲になっています。
そして牧村刑事の部屋が爆破された日、部屋には妹の里香がいたはずなのですが、里香はそのまま行方不明となっており殺人事件の被害者にはカウントされていません。
被害者たちはいずれもロープで首を絞められ殺されており、仙堂は殺害の様子を録画していました。
仙堂の別荘にあった動画を拓巳が発見したことで、真犯人だという決定的な証拠になりましたね。
時効成立が焦点
「時効ってなんだよ!」伊藤英明が犯人への憎しみをあらわに 『22年目の告白』特別映像公開 | ぴあ映画生活 https://t.co/j65ysvIacd #映画 #eiga pic.twitter.com/xWzkWmWeq7
— ぴあ 映画編集部 (@eiga_pia) April 26, 2017
- 2000年まで殺人事件の時効は15年
- 2000年から殺人事件の時効は20年
- 2010年4月27日から殺人事件の時効は廃止
時効廃止は2010年4月27日に施行され、殺人事件の時効は廃止になりました。
2010年4月27日時点で解決されていない殺人事件も廃止ということで、1995年4月27日以降の事件が適用となります。
里香殺害は時効ではないと証明された
なぜ『22年目の告白』の表紙が東京タワーなのかいよいよわかる。#22年目の告白 pic.twitter.com/1fAYkAD47g
— 浜口倫太郎 (@rintarou_hama) June 8, 2018
仙堂は当時、日本の法律が犯行(殺人)後15年で時効を迎えるとうことを利用してか、5人の殺害は4月27日で終了しています。
仙堂は里香を東京タワーが見えるビルの屋上で殺害していました。
ビルの屋上は東京タワーが見える位置にあります。
東京タワーは日没から24時までライトアップされるのですが、里香殺害の動画には東京タワーが映っていませんでした。
ということは、滝刑事が殺害されたのが4月27日ですので、東京タワーライトアップ終了=28日となり、時効廃止の初日となりますね。
精神鑑定を受けることになる
22年目の告白観てました٩( ‘ω’ )و
終始面白かったけど
終盤が特に凄かったです♪そして連続ドラマWの推定有罪
思い出し、ソッコーTSUTAYA
でレンタル仙堂と加山この2人の違いは
何だろう……#22年目の告白#推定有罪 pic.twitter.com/v4k2QS0q6n— 『マサキ』 (@PrRope) June 14, 2017
里香の殺害を認めた仙堂は警察に捕まりました。
仙堂の弁護士は犯行当時の心身喪失を訴えており、刑法39条が争点となるようです。
*心神喪失者の行為は、罰しない。心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。というヤツですね。
仙堂が取り調べで話したことは以下の通りで、
さみしいですよ。かろうじて光があるとしたら、この世に自分と同じ境遇の人がいるということ。
無精ひげを生やした仙堂の表情からは刑法39条を狙っているのか、と思われました。
仙堂の最後は収容施設で刺される
病院のロケハン。『22年目の告白』で仲村トオルさんと早乙女太一くんがアレした場所。 pic.twitter.com/YRN9Hw0S0V
— 入江悠 Irie Yu (@U_irie) November 14, 2018
仙堂は過去のトラウマが考慮され精神鑑定を受けているようでした。
最後のシーンは収容施設でスタッフに取り囲まれ、どこかへ歩いて行く様子が描かれています。
そこへ清掃員に扮した戸田丈が現れ、隠していたナイフで仙堂の元へ走り出し、刺したような効果音がありました。
仙堂の周囲にはスタッフがいたこともあり、目線から感じる角度的には心臓を狙ってはいないように見えましたので、死んではいないように思われます。
22年目の告白:ラストの闇を追いかけてについて考察!
【22年目の告白、私が殺人犯です】
淡路大震災や地下鉄サリン事件が発生した1995年、
三つのルールに基づく5件の連続殺人事件が起こる
担当刑事の牧村航はもう少しで犯人を捕まえられそうだった… pic.twitter.com/aaPiT0ZvLu— オススメ超名作映画! (@introduceM) January 19, 2022
仙堂は「闇を追いかけて」という本を発表しました。拓巳が出発する空港で大きく映っていましたね。
闇を追いかけてを発表した
映画のつぶやき No.20
22年目の告白
-私が殺人犯です-突如、殺人事件が発生。
しかし、犯人は見つかることなく、
事件は時効を迎えてしまう。
その後、ある男が犯人は自分であると
名乗り出た。
その男の目的とは?#映画好きな人と繋がりたい #22年目の告白 pic.twitter.com/qwTkpbl1Vs— さーや (@oo_syk) December 15, 2021
取り調べで話していたとおり、仙堂は自分を見つめ直し事件のいきさつや動機など、犯人しか知らない事実を獄中から発表するようです。
自分の中に広がっていった消えない闇について語っていくのでしょう。
仙堂は自己顕示欲が強いタイプの性格だと言われており、獄中にいても自分の存在を世間に知らしめたいのだと思われます。
反省や後悔などなく、あくまでも自分の中の闇のせいだという、刑法39条を狙っているように感じます。
また、仙堂は自分がやった連続殺人事件の手柄によってニュース番組のメインキャスターに抜擢されています。
そして被害者遺族にも何度も取材していたということで、何らかの信頼関係はあったでしょう。
闇を追いかけての刊行は、遺族や番組スタッフを裏切る結果となり、遺族の苦しみをさらに深くすることになると思われ、スッキリしたラストではないですね。
告白本は曾根崎に対する対抗心?
暑い。『22年目の告白 私が殺人犯です』は去年の今頃クランクインでした。冬服の野村周平くんと石橋杏奈さんは相当暑かったはず。 pic.twitter.com/BmkUwrZgrN
— 入江悠 Irie Yu (@U_irie) July 3, 2017
闇を追いかけての執筆は、曾根崎に対する対抗心だと考察します。
曾根崎は、仙堂が起こした連続殺人事件を「作品」だと言ってみたり、サイン会やマスコミを引き連れ日本中から注目の的でした。
そして仙堂の本意ではないことまで、真犯人だと偽った曾根崎があれやこれやと勝手に言ったこともムカついていたのだと思われます。
どこまでも自己中な仙堂は告白本を出すことで注目を集め、自己陶酔するのでしょうね。
実際にもあった殺人犯の手記
元ネタ映画よりシナリオが引き締まり、入江悠作品ではかなりウェルメイドなサスペンスに仕上がった『22年目の告白』
日本で90年代に起きた事件や震災を下地にし、「少年A」を彷彿とさせる設定がリアリティを生み、そこにJホラー的な見ちゃいけない禍々しさを組み合わせるアイデアのフレッシュさ pic.twitter.com/xgquRFZtzb— くろまつ (@PONKOTSUforever) June 30, 2017
殺人犯の手記と聞いて思い出されるのが、1998年に発行された神戸の事件の当時14歳だった少年Aによる児童連続殺傷事件の告白本です。
遺族の気持ちなど無視した行動が、当時日本中で大騒ぎになりました。
映画の中の出来事とはいえ、やはり仙堂の本が売れることで殺人犯にお金が入るのかと思うと、気持ちの良いものではありません。
最後に仙堂が被害者遺族である戸田丈に刺されたのも、そういった遺族の気持ちが反映されているのではないでしょうか。
まとめ:22年目の告白仙堂俊雄の最後とは?ラストの「闇を追いかけて」についても考察!
「22年目の告白」
鑑賞。
小野寺拓巳役がジャルジャルに見える系サスペンス。
藤原竜也さんが絶品。展開が読めてしまうけど、それでもハラハラしつつ観れました。#22年目の告白 #藤原竜也 #映画 pic.twitter.com/l7pnzAkrGN— チャマ・グラント (@chamagrant) October 15, 2017
- 仙堂の最後は里香の殺害が時効適用外ということで警察に捕まった
- 警察では自分を見つめ直し手記でも書こうと本の出版をほのめかしている
- 仙堂の過去のトラウマが考慮され精神鑑定を受けることになる
- 収容施設で戸田丈にナイフで刺されたと思われる
- 仙堂の手記「闇を追いかけて」の刊行が決定した
22年目の告白里香はなぜ殺された?最後の口パクの言葉はなんだったのか