映画「私をくいとめて」の相談役Aはどんな人物?Aの意味や男性か女性なのか

私をくいとめて:カーター

綿矢りさ原作「私をくいとめて」の相談役Aについてまとめてみました。

相談役Aというのは主人公みつ子の頭の中にいるもう一人の自分です。

みつ子が精神的に追い込まれてくると助けてくれる存在です。

よき相談者であり、よき相棒といったところでしょうか。

読み進めていくと「こういう人がいたらいいよね」って思いました。怖い気もするけど。。

話し相手が自分を正しく導いてくれる人であれば、絶対的な安心感があり楽ちんですよね。

相談役「A」とは保護者のような感じでしょうか。

私をくいとめて:相談役Aは男性

みつ子の頭の中にいる、もう一人のみつ子ってことで、私はてっきり「A」は女性だと思っていました。

「A」が男性だというのは、こういう彼氏がいたら安心するな~っていう願望なのでしょうか。

相談役Aの「A」の意味はanswerのA

ある夜突然にみつ子の頭の中に現れた「A」

普通に考えると怖くて余計に寝れなくなると思う設定だけど、みつ子は「だれ?」と言いながらも受け入れるところが素晴らしい。

ここで恐怖を感じたら物語終了ですしね。

みつ子は、なんでも答えてくれる頭の中にいるもう一人の自分を「A」と呼ぶことにします。

answerのA

みつ子はカッコイイネーミングだと思っているようですが、当の本人である「A」は反対はしないと言いながらも少し気に入らない様子です。

相談役Aはみつ子自身なのに性別は男性

敬語で丁寧な口調の「A」はみつ子自身なはずなのに、頭の中の「彼」と出てきます。

てっきり女同士の会話だと思っていた「A」は実は男性だったのです。

みつ子本人も本当は「A」は自分なんだから女だろうし、声だって自分のはずだと思っています。

みつ子はずっと前に仲の良かった男友達と「落ち込んでいる時にパートナーにどんな風になぐさめてもらいたいか」

という会話をしたことがあり、その男友達のことを「自分よりきっと上手ななぐさめ方を知っている」と思ったらしい。

「A」にはどことなくその男友達の面影があるようです。

相談役Aは人生のアドバイザー

みつ子は「おひとりさま」の期間が長く、会社でもすっかりベテランになっています。

会社で日常でも殺風景が慣れてしまったみつ子は「A」にアドバイスを求めます。

「もう少し人に好かれるには? 親しみやすい人間になるには?」

みつ子の頭の中にいる「A」は「哀しい質問ですね」と言いながらも、客観的にみつ子を見ているため、的確なアドバイスをします。

  • 殺風景な部屋
  • 地味な服装
  • 無機質な話し方

部屋と服装に明るい色を取り入れましょう、そして話し方の語尾に「♡」の気持ちを込めてみましょう、というもの。

「A」は人生のドバイザーでもあるみたいです。

私をくいとめて:相談役Aはみつ子のジャマをしない

「A」はあくまでもサポートするように、みつ子を支えます。

みつ子にとってプラスに働くような意見を出します。

アドバイスが失敗すると落ち込む

2年前、「A」はみつ子に恋をすることを勧めます。

相手はみつ子が通う歯医者さんです。

みつ子は特になんの感情もなかったのですが、なんせ「A」はみつ子と一緒に行動しているため、出会う人すべてを記憶しています。

歯科医師の特徴は

  • 若くして院長
  • 優しい治療で評判がいい
  • 優しい笑顔

歯科医師が独身なら、職業・容姿・ともに申し分ないからアタックしろとの事。

結果、よろしくない性格だったようで、自分のゴリ押しのせいでみつ子に不快な思いをさせただけになり、「A」はかなり落ち込みます。

「A」は、しばらくの間みつ子が呼びかけても応答しなかったり、ジメジメとした答えを出したりでかなり自信喪失をしました。

みつ子が充実していると現れない

「A」はみつ子のジャマをしません。

結婚してイタリアに住んでいる友人皐月が、みつ子をイタリアに遊びに来ないかと招待してくれました。

イタリアに出発する前や飛行機の中など、不安なみつ子を安心させるように話しかけてくれる「A」ですが、皐月たちと楽しくしている間は一度も現れません。

結局イタリアにいる間「A」は出てきませんでした。

日本に帰国したときに「おかえりなさい」と声をかけてくれる優しい「A」です。

私をくいとめて:相談役Aの世界へ

相談役「A」に会うって、よっぽどパニック状態。

自分自身との会話だとは思えないほど冷静な「A」の言葉が沁みていきます。

相談役Aに初めて会う

みつ子に久しぶりの彼氏が出来ました。

みつ子のプライベートが順調なので、「A」の出番が減りました。

ある日のこと、みつ子と彼氏が御殿場アウトレットに車で出かけた帰り、大雪に降られ急遽近くのホテルに泊まる事になりました。

長い間「おひとりさま」だったこともあり、2人の距離感に戸惑っています。

息が詰まるような感じですよね。わかる。

そこでみつ子はホテルの自販機横に置いてある氷製氷機で氷を取ってくると言い、部屋を出ます。

氷をグラスに入れたところでみつ子の足が止まります。

彼氏のいる部屋に戻りたくない。大きなプレッシャーになっているようです。

ちょっとしたパニック状態。

どんどん自分を追い詰めていくみつ子です。「A」の言葉も入ってきません。

すると、気が付くとみつ子は快晴の海にいます。

?真冬の夜だったのに?

「A」が混乱するみつ子を自分の世界に招き入れました。

相談役Aはぽっちゃり系だった

初めてみる「A」の姿は「ちょっとぽっちゃり」

茶色いべっ甲縁のオシャレな眼鏡をかけ、もち肌の色白でぽっちゃり型。

どれぐらいぽっちゃりかというと、ジュニア相撲をする小学生と同じぐらい存在感のあるおっぱい。

「A」は標準体型だと言っていますが、けっこうなぽっちゃりかも。

そして、海にふさわしい海パン姿でした。

みつ子の混乱を和らげるように優しく問いかけたり、思い出話をしたり、前に進めるように話しかけてくれます。

「A」のおかげで、みつ子は落ち着きを取り戻しました。

相談役A、みつ子から飛び出す

みつ子に彼氏ができ、無事送り出したかのような感じの「A」はそろそろ帰ります。と、みつ子に言います。

「人間が必要とするのは、いつも自分以外の人間ですよ」

これからは、「A」ではなく、実在する自分以外の人と交流するようにと促しています。

「A」はみつ子自身の声なので、自分と切り離して考えてはダメ。「A」の声を自分として取り戻すように。

そう言って「A」は、あっとゆーまに海に飛び込み、クロールでぐんぐん水平線に向かって泳いでいきました。

翌朝、「A」に話しかけても返事は来ません。

返事がないのではなく、頭の中に気配を感じません。

「A」が完全に消えたのか留守にしているだけかわかりません。

私をくいとめて相談役Aについてまとめ

こんな人がいたらいいな、という希望がつまった人物像「A」。

みつ子にとって頼りになる存在でした。

  • 相談役「A」は、自分自身
  • 相談役「A」は、ファッションアドバイザーでもある
  • 相談役「A」は、みつ子のジャマをしない
  • 相談役「A」は、ぽっちゃり系
  • 相談役「A」は、みつ子が充実していると出てこない
  • 相談役「A」は、みつ子から飛び出して遠くに行った

 

 

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