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「ただ離婚してないだけ」正隆のクズっぷりがやばい!ラスト結末について考察!

「ただ離婚してないだけ」の主人公柿野正隆のクズっぷりがやばい。

正隆には結婚7年目になる妻の雪映がいます。

正隆とゆきえ夫婦は、結婚7年目にして会話がなく、ただ離婚してないだけの同居人の状態。

正隆は自宅でフリーのWEBデザイナーを仕事にしているので、ストレスが溜まるばかりです。

正隆のストレス解消法とは、不倫をすること。

もうこの考えから正隆がクズだってわかるのですが、正隆のクズっぷりはこれだけではないのです。

ただ離婚してないだけの主人公正隆のクズっぷりと、ラスト結末について考察してみました。

ただ離婚してないだけ:正隆のやばいクズっぷりとは

ただ離婚してないだけのストーリーは、正隆のクズっぷりがとにかく目立ちます。

妻の雪映からも物語中何度も「ちゃんとして」という言葉が出てきます。

正隆のクズだな、と思うところをまとめました。

不倫相手が17歳の女の子

正隆の不倫相手の夏川萌は17歳の女の子。

正隆の年齢は明らかになっていませんが、妻の雪映が学校の教師をしていること、結婚7年目ということから、30歳は超えているのではないか?と思われます。

正隆は自宅でフリーのWEBデザイナーをしており、1日中自宅で過ごすことが多いのです。

不倫相手の萌との出会いは、萌が新しく正隆は自宅の新聞配達の担当になったということで、集金時に会話をしたことがきっかけです。

萌の軽いノリに安心したのか、妻の雪映が学校で仕事をしている時間に、あろうことか自宅に萌をあげ不倫を楽しんでいます。

未成年の女の子を不倫相手にするなんてダメに決まってるでしょ。

萌を妊娠させ堕胎させる

正隆は萌に彼氏がいることから、本気の関係ではないと割り切っています。

ところが萌は妊娠していたことが発覚。

萌は奥さんがいる正隆に迷惑をかけたくないため、堕胎すると言います。

堕胎の話し合いの最中、萌の手前自分に出来ることは何でもするよ、と言いながらも頭の中では堕胎費用20万はキツイとか考えています。

妊娠・堕胎の話の前に、萌と箱根旅行に行っており正隆は旅行費用をクレジットカードを使っていました。

正隆は妻の雪映に不倫旅行がバレてしまったばかりなので、今度の20万をどうしようか、と考えていたんですね。

萌の捨て方がクズ

萌の堕胎手術のあと、正隆は萌と距離を置こうとします。

堕胎する前の萌は、不安でいっぱいなので、正隆にそばにいてほしいのです。

堕胎後もこのまま関係を続けたいと言っていました。

正隆は「不倫なんてお互いに都合のいい関係でないとあかんのに、それが崩れた。萌とは距離を置こう」と考えています。

そして雪映ともう一度やり直すために萌にラインで一方的に別れを告げます。

萌に送ったラインのメッセージは、

妻に全部バレた。妻をこれ以上傷つけたくないので終わりにしたいです。

という一方的なものでした。

萌は心身ともに傷ついてるけどね。

萌を殺害

雪映が妊娠したことで、逆上した萌は雪映を自分と同じ目に遭わせ、赤ちゃんをダメにしようと考え、正隆の自宅に押し掛けました。

雪映と赤ちゃんをを萌から守ろうとした正隆は、成り行きで萌を殺してしまったのです。

雪映と正隆は電気コードで萌の首を絞めてしまったのでした。

正隆は警察に電話をかけようとしましたが、雪映に止められます。

雪映は赤ちゃんを殺人者の子どもにしたくなかったので、この殺人自体をなかったことにしようと言いました。

正隆は雪映に言われるがまま、萌の死体を庭に埋めます。

そして萌を埋めた穴が浅かったため、数日後、死体からハエが何匹も発生。

雪映に言われるままに、萌の死体を掘り起こし深く掘った穴にもう一度埋めます。

2人目の殺人で罪を重ねる

正隆は雪映の言いなりになって、萌の死体を隠しています。

その後萌の行方を追ってきた佐野という男も監禁の末殺害。

雪映から萌のスマホの電源を入れるな、と言われていたのですが、正隆は何度も電話をかけてくる佐野という人物を知るために、萌に成りすまして佐野と待ち合わせをしてしまったのです。

萌の行方を捜している佐野が警察に捜索願を出せば、正隆のところにも警察から連絡が入るだろうと、考えてしまっての行動でした。

正隆は萌を殺しただけでなく、佐野も監禁、殺害、死体遺棄と、罪を重ねていきます。

雪映の言いなりになり、自分で判断することが出来なくなっていたのでしょうか。

 

ただ離婚してないだけ:正隆のラスト結末を考察

萌と佐野を殺害したあと、正隆と雪映は生まれてきた子供と3人で幸せな生活を送っています。

正隆は本当に幸せだったのか。

正隆のラスト結末は警察に自供する

子供が生まれて半年が過ぎたころ、夏川萌の行方を捜し警察が正隆を訪ねてきました。

正隆は自責の念があふれ出し、警察にすべてお話します。と、萌の行方不明に自分が関係があることを伝えました。

そのときの雪映は、萌をまったく知らないと言いながら、あなたは行方不明の新聞配達員を知っているの?と言います。

正隆は妻の雪映にすべての罪をかぶれと言われているようなもの。

こんなことなら萌を殺してしまったときに、雪映の意見を聞かずに警察に電話をしておけば、罪を重ねることはなかった、ということになります。

バカすぎてクズすぎた正隆のラスト結末は警察に逮捕。

当たり前ですよね。

クズ正隆の行動を考察

そもそも正隆は、どうすればこんな結末を迎えずに済んだのでしょうか。

正隆が不倫をしなければ良かった

不倫をしなければ良かったんですよね。

雪映と離婚してないだけの関係を解消し、独身になってしまえば何の問題もなかったのです。

不倫相手が未成年の17歳の女の子だったことがまずかった

不倫関係なんてお互い都合のいい相手じゃん、って思うのであれば、未成年の女の子ではなく、もう少し分別のある大人を相手にすれば良かったのですよね。

正隆が優柔不断?

雪映が子どもの未来を優先したい、と言ったから萌の死体を庭に埋めましたが、そのうち警察につかまるのはわかっているはず。

ここできっぱり通報していれば、2人目の犠牲者は出ませんでした。

どんどん罪を重ねてしまい、自分で死ぬにも死にきれず、最後は妻に全ての罪をかぶせられる。

正隆のラスト結末は惨めだったと言えます。

まとめ:「ただ離婚してないだけ」正隆のクズっぷりがやばい!ラスト結末について考察!

  • 正隆は夫婦関係がうまくいっておらず、暗い家庭のストレスを不倫で発散していた
  • 不倫相手は新聞配達員の17歳の女の子
  • 不倫相手の夏川萌を妊娠させ堕胎させる
  • 正隆は不倫はお互いに都合のいい関係だと割り切っており、萌との関係を一方的に切った
  • 夏川萌は雪映が妊娠したことを知り、逆上して正隆の家にやってくるが殺されてしまう
  • 正隆は自分と家族を守るために萌の死体を隠し、後日萌を探しにやってきた佐野も殺害
  • 正隆のラストは警察に捕まり、妻の雪映は白を切って正隆1人の犯行とされた

 

ただ離婚していないだけの正隆はクズですが、ゆきえも相当なもの。

全5巻で完結するストーリーはかなり中身が濃い内容ですので、ぜひ最初から読んでほしい作品です。

 

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