千と千尋の神隠しに登場するカオナシは準主役といっていいほどの存在感です。
初めて見る人にとっては異様な雰囲気が不気味で怖いと感じる人もいるようですね。
千のことが好きなのは伝わってきますが、それもまた異質で気持ち悪さが倍増。
カオナシの行動がストーカーのようだったり、暴走したりとまた違う怖さも見せてくれます。
カオナシの怖いし気持ち悪いところと、千を欲しがる理由や暴走シーンについてまとめました。
千と千尋の神隠し:カオナシは怖いし気持ち悪い
千と千尋のカオナシなんて、目線があって挨拶するだけで「私をみてくれた!無視しないでくれた!」とストーカー始めたのだ… pic.twitter.com/J7dF5oG4jF
— アスイさん (@asd_araiguma) June 22, 2021
カオナシの最初の登場は千がハクに連れられて油屋に行く橋の上でした。千はカオナシに気づいていないようでしたが、カオナシの視線(お面)は千の方に向いていました。
立っているだけで不気味で怖い
@000k_n000 落ち込んでないよwww 全然www 無理して行くと吐くからやめときなwwwww お、おうwww てかアッ言い過ぎ、カオナシみたい pic.twitter.com/DZnD7u7d4q
— はなおか、 (@toyo0113) November 25, 2014
カオナシは立っているだけで目をひく不気味さがあります。
体のラインがわからない黒い衣装で歩いてるかと思いきやす~っと消えたりします。
黒い衣装に明らかに変な顔のお面の組み合わせが怖いんですよね。
しかも口はお面の下にあるという、何がどうなっているんだかフェイントをかまされてしまいます。
暗闇でぼ~っと立っていると怖いですよね。
初めてカオナシを見る子供たちはやはり恐怖を感じるようです。
ストーカーのようで気持ち悪くて怖い
千と千尋のカオナシって今で言うストーカーみたいな感じなんだろうな。#千と千尋の神隠し pic.twitter.com/cD7Sg9MHqC
— モンモン (@monton626) August 16, 2019
カオナシは油屋の中に入れません。
八百万の神ではなく油屋にとってはお客ではないからです。
ですので油屋の外からずっと千を見つめていました。
夜の雨の中で千を見ているカオナシはまるでストーカーのようで気持ち悪い。
千は可愛いし素直で優しいので、いつも1人でいるカオナシは千にかまってもらえると思っているのでしょうか。
油屋の中に入ってからも千のそばにおり、薬湯の札など千が喜びそうなものを持って現れます。
行く先々で現れるカオナシがちょっと怖いですね。
カエルを飲み込むシーンが衝撃的!
ちょっと待って、その魚介ってまさか・・・
無理は厳禁だよ!
声が某蛙声になったら、風邪をひいているか、カオナシだよ。 pic.twitter.com/PDDIswLsna
— マナカイズム(秋) (@ty36987) September 2, 2020
カオナシは登場してからセリフといえば「あ」とか「え」とかだけで、ほとんど表情もなくおとなしいイメージでした。
ところが夜中に青蛙が砂金を拾いにやってきて、貴様客人ではないな、と注意されると彼らが好きな砂金を手のひらから出します。
すると青蛙は欲を出してカオナシの方に近寄り、金に手を伸ばしたのでした。
その瞬間カオナシは青蛙をパクリと丸飲み! えー!
かなり衝撃的なシーンでした。
性格が急変して怖い
カオナシは今なら怖いとかそんな印象ないけど、小学生の頃に映画館で観たカオナシが吐くシーンが衝撃的過ぎて、その日の怖い夢になってうなされたなぁ…笑
きっと私だけではないはず…! pic.twitter.com/cDaSfWw4K3— パンナコッチャ (@pannakoccha_bks) June 17, 2021
カオナシは千に喜んでもらおうと薬湯の札を差し出しましたが、千はいらないと拒みます。
ところが腐れ神(オクサレ様)が残していった金に、湯婆婆が大喜びしていたのを見て、金を出せば千に喜んでもらえると思ったのでしょう。
カエルを飲み込んだあと、自分の言葉で話せるようになったからか態度も急変します。
今までは油屋の中に「入ってはいけないモノ」だったのが、金を見せるだけで従業員たちがへつらうように寄ってくるようになったからです。
おとなしい性格だったカオナシが、短時間の間に「俺様キャラ」になってしまうのもカオナシが怖いなと思える要因です。
千と千尋の神隠し:千欲しいのセリフや暴走シーンについて
#子供の頃怖かったもの
ダントツでカオナシやったな今やなんとも思わんし、もはやネタの1つとしてあるけど当時は蛙食ったあたりからもう怖くて見れんかったなー
追いかけてくんのも怖かったし pic.twitter.com/IPe5jMFIB2— たくあん (@takuann1208) December 12, 2018
カオナシはカエルの他、兄役やナメクジ女を飲み込みます。どんどん大きくなってしまったカオナシの暴走は誰にも止められませんでした。
カオナシが千を欲しがる理由
寂しすぎてカオナシみたいに寂しい…寂しい……千ほしい…ってなってる pic.twitter.com/qpDytAf2AC
— 役立たず吉崎 (@junnana73) June 25, 2017
カオナシは従業員たちにチヤホヤされるために、手のひらから金を出しています。
皆が喜ぶ金を千に差し出しても、千は「いらない」というのです。
そして千におうちはどこ?元いたところに帰った方がいいと言われました。
するとカオナシは嫌だ寂しいと言い明らかに拒絶します。
そして千欲しい、千欲しいと言いながら金や食べ物を差し出すのでした。
カオナシは千を食べると自分の心の中の寂しさが満たされると思っているかのようです。
千は油屋に来た当初、人間という理由で嫌われていました。
自分と同じような1人ぼっちだったのですが、努力してみんなの輪の中に入っています。
カオナシは千を取り込むことによって、千のように認められる存在になりたかったのではないでしょうか。
カオナシの暴走シーン
カオナシが吐くシーン
二日酔いの時のワイやん pic.twitter.com/UIWOjYlvH3— ああまる (@aamaru___21) August 16, 2019
カオナシは暴飲暴食をし、カエルやナメクジ女たちを飲み込んでから性格も横柄になっています。
見かねた千は両親に食べさせようと思って取っておいた苦団子をカオナシに食べさせました。
苦団子を食べたカオナシは苦しみだし、お腹の中からは黒いドロドロしたものが吐き出されていきます。
怒ったカオナシは狂暴になり千を追いかけ捕まえようとしたのでした。
追いかけながら吐いていると、取り込んだ3人も吐き出しカオナシの体は元の大きさに戻っていきます。
どうなるかと思われましたが、追いかけるスピードもゆっくりになり完全に元のカオナシになりました。
暴走中のカオナシには湯婆婆の「かめはめ波」に似た魔法もまったく通用しませんでしたね。
カオナシは誰の心の中にもいる
社長の偽アカがいろんな偽プレゼンと企画しすぎて、社長が砂金ばら撒いてるカオナシみたいじゃねーかw pic.twitter.com/C87RTCPFhh
— チバニャンの日記 (@ChibaNyan_jp) August 21, 2018
カオナシの豹変ぶりには驚かされました。
宮崎駿監督の談によると「カオナシは誰の心の中にもいる」とのこと。
- コミュニケーション能力が低い
- お金で解決しようとする(お金のある人に群がる)
- 自分の思い通りにならないと暴れる
- 寂しいと感じている
など、物事の大小はありますが心当たりがあるような気がします。
カオナシが重要キャラになったのは、異様な姿と視聴者側がどこか自分と共通する部分を感じているからなのかもしれませんね。
まとめ:千と千尋の神隠しカオナシは怖いし気持ち悪い?千欲しいのセリフや暴走シーンについても
千と千尋に隠された意味合い。両親が豚→バクバク食べる。情報を鵜呑みにする大人達。カオナシ→現代人。もらう事が目的になった奪う事でステータスを上げていく人。湯婆婆と銭婆→人の欲と人の心。心より欲を優先させる現代システム。坊→歩けるのに歩かない子供。過保護への警告、子供精神の大人。 pic.twitter.com/LaP3HLp57o
— 寺西洋喜@あなたと共に成長する (@Start_up_AT) March 1, 2021
- カオナシは存在自体怖いし気持ち悪い
- 千に対するストーカーのようで気持ち悪い
- カエルを食べちゃうシーンに驚かされた
- カオナシのあまりの豹変ぶりが怖い
- カオナシには現代人に共通する部分が感じられる
千と千尋の神隠し腐れ神(オクサレ様)の正体とは?ニガ団子の効果についても