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竜とそばかすの姫の児童相談所が無能扱いで適当でひどい?48時間ルールについても

竜とそばかすの姫のラストで気になったのは児童相談所の48時間ルールでした。

原作を読んだときもおかしいと感じたのですが、あまりにも児童相談所が無能というような描かれ方がされているような気がします。

なんかおかしい。

ちゃんとした説明がなされないままなので誤解が生じているようで、児童相談所の職員の方が気の毒ですよね。

竜とそばかすの姫の児童相談所の扱いが適当すぎる

竜とそばかすの姫の終盤で明らかになったのは竜のオリジン恵君が父親から虐待されていることでした。

児童相談所との電話内容が誤解を生む

鈴やヒロたちは、恵君とトモ君が父親から虐待されている場面を見て、現住所をつきとめ助けようとしました。

合唱団のメンバーが児童相談所にすぐさま電話をし、保護に向ってほしいと依頼をします。

すると途切れ途切れになった通話内容が

「すぐにはできない? ルール? 48時間? その間にもしものことがあったら・・・」

まるで48時間が経過しないと保護に向えない、と思ってしまうセリフです。

現実社会でも児童虐待事件があったとき、児童相談所は適切な対応ができたのかという問題がぶつけられています。

竜とそばかすの姫のこのセリフを聞くと、なるほど今まで間に合わなかったのは、48時間が経過しないと保護できなかったからか、と思ってしまうのではないでしょうか。

実際の厚生労働省の指針によると下記の通りでした。

虐待通告受理後、原則 48 時間以内に児童相談所や関係機関において、 直接子どもの様子を確認するなど安全確認を実施する

メッセージを伝えるのであれば、きちんとした内容をセリフにしてほしいものです。

小説版にも48時間ルールの記述なし

竜とそばかすの姫の児童相談所の対応については、映画だから端折られているのかと思い、小説版も読んでみましたが、小説版でも48時間ルールについて詳しくは書かれていませんでした。

小説しか読んでいない人も行政機関は何もしないのか、と思わせてしまいますね。

竜とそばかすの姫の虐待シーンについては、児童相談所ではなく、虐待をした父親にフォーカスを当て、父親がどうなったのか、というのを描いてほしかったです。

まとめ:竜とそばかすの姫の児童相談所が無能扱いで適当?48時間ルールについても

  • 合唱団のメンバーが児童相談所に保護依頼をした際の電話のセリフが、大事な部分が端折られていた。
  • 48時間ルール=48時間以内に対応するというルールが、まるで48時間経過しないと保護に向わないというような誤解を生むように聞こえた
  • 48時間ルールについては小説版でも詳しい記述はなく、間違った解釈をしている人が多いと思われる
  • 児童相談所にフォーカスを当てるのではなく、虐待した父親にフォーカスを当ててほしかった

 

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