君の名は入れ替わりの時系列がわからない？時間軸についても

2016年に公開された新海誠監督の「君の名は。」の時系列が難しくてわからない！

ストーリーの途中まで、同時系列に存在する男女が入れ替わっていると思っていましたが、なんと三葉は3年前に死亡していたことが判明しました。

瀧が三葉に会いに行ったときに、糸守町が隕石落下で3年前壊滅しており死亡者名簿に三葉の名前が載っていたのです。

何がなんだかわからなくなっちゃいました！

ここで一旦「君の名は」の時系列をまとめていきたいと思います。

君の名はの時系列がわからない？時間軸についても

「君の名は」は初めてみると時系列でごっちゃになりやすいのでこちらを

黒い線はもともとの三葉が死ぬ世界線の時間軸

赤い線は入れ替わりの時間

青い線は実際に会いに行く時間

緑の線は運命が変わって、三葉が生きている世界線#君の名は pic.twitter.com/U8KGx39CcB

— 海軍 (@6zzOp) January 3, 2018

君の名はの時系列がわからない、時間軸がおかしいというのは、スマホや黒板の日付から読み取ることができます。

時系列がわからないのは2013年と2016年の時間軸だから

君の名は。見てきた( ˊᵕˋ )
やはり新海誠作品は演出がうまいね。素直に鳥肌が立った。あの時間軸とかなかなか難しいな。後はユーザーの思惑通りいかない展開がまた見ものでした。また見てもいいかなと思った← pic.twitter.com/nGQqppljbb

— youな@KMNZ Style (@btmtc2296) September 9, 2016

入れ替わりの時間軸がおかしいのは三葉と瀧が生きている年代が違うからです。

三葉は2013年、瀧は2016年を生きている人で、時間軸を超えて入れ替わりが起こりました。

例えば、三葉が学校で授業を受けているシーンの黒板の日付は9月3日火曜日でした。

三葉が授業中で見たノートには「お前は誰だ？」とのメモが書かれていたことから、瀧は9月2日月曜日に三葉に入っていたことがわかります。

そして三葉が瀧に入った日は9月5日月曜日。

瀧の友人である司から学校に遅刻するぞメールが届いた画面の日付が9月5日月曜日だったのです。

同じ月曜日なのに日付けが違うのは3年のズレを表しています。

2013年10月3日三葉は東京で瀧に会う

君の名は、初鑑賞。
友達に勧められて観たけど面白かった。彗星が落ちて時間軸がズレてることが判明してからグッと面白くなりましたね。 pic.twitter.com/gfrWPpfzEB

— しんいち (@shin_ichi_t) May 31, 2020

三葉は学校をサボって東京へ瀧に会いに行きました。

2人の時間軸は3年のズレがありますので、瀧はまだ三葉と入れ替わっていない中学生です。

時間軸が三葉目線の場合2013年で、瀧目線だと2016年で別の世界です。

2016年にいる瀧は奥寺先輩とデート中の時間軸で、三葉は瀧に会えるはずがありません。

三葉が東京に行った2013年は、出会う前の瀧ですので「お前誰？」と言われても仕方がないのです。

2013年10月4日隕石落下

2013年10月4日は糸守町にティアマト彗星の破片が落下し、町民500人が犠牲になった日です。

一方で2016年瀧の時代の10月3日は、瀧と奥寺先輩の初デートの日でした。

三葉のメールにはデートが終わったころに彗星が見れるね、とありましたが、瀧の時間軸には彗星は現れていませんので「何言ってんだこいつ」になったのですね。

そしてこの日を境に入れ替わりが無くなったのは、2013年の時間軸で隕石が落下し三葉が死亡してしまったからでした。

口噛酒でムスビを試す

奥寺先輩とデートしてから三葉と連絡が途絶え、瀧は糸守町へ三葉に会いに行きました。

そこで糸守町が隕石によって壊滅したこと、三葉が死亡していたことを知ります。

瀧は三葉の祖母と行った宮水神社の御神体に奉納した口噛酒を思い出します。

口噛酒を飲むことで三葉との「ムスビ」を試みたのでした。

口噛酒は三葉の半身(分身)ですので、瀧の体内に入ったことで三葉との間に「強いムスビ」が発生したということになります。

口噛酒を飲んだ後、瀧は足を滑らせ転んでしまい気絶。

そのタイミングで瀧は3年前の彗星落下の日の三葉に入ることが出来ました。

管理人

この入れ替わりは三葉が生きるという新しい時間軸です

カタワレ(黄昏)時に新たな時間軸が発生

『君の名は。』興行収入145億円を記録、“かたわれ時”に糸守湖を見渡す山頂で瀧と三葉が初対面する新ビジュアル解禁https://t.co/SSiV3KFOSv #君の名は #新海誠 #神木隆之介 #上白石萌音 @kiminona_movie pic.twitter.com/M6YC3kCfwb

— 映画ランド (@eigaland) October 14, 2016

三葉の体で行動している瀧は、父親を説得するには本物の三葉が必要だと考え、御神体で眠る三葉（瀧の体)に会いに行きます。

ちょうど時間はカタワレ(黄昏)時。

カタワレ時は「人の輪郭がぼやけてこの世ならざる者に会える時間」ですので、既に死亡していて3年のズレがある三葉と外輪山山頂で会うことが出来たのです。

ここで2人の時間軸が同じになったと思われます。

忘れないようにとペンで名前を書きますが、カタワレ時が終わったので2人の時間も終わり、名前を書く途中でペンが落ちてしまったのでした。

瀧の記憶が失われたのは、三葉が生きる時間軸が発生したため、もう三葉を助ける目的を達成した＝覚えている必要がないということなのでしょう。

2022年春再会

今日、2022年4月8日は「君の名は。」において、瀧と三葉が再会した日なんですよね。

監督も仰ってましたが、2016年当時劇場で観ていた頃はまだまだ先の未来だと思っていましたが、もう6年か、というくらいにあっという間でしたね😊

新作「#すずめの戸締まり」も楽しみです♪#新海誠 #君の名は pic.twitter.com/yfBURc41f3

— まぎ＠アニメ専用 (@mgsui_trp924) April 8, 2022

三葉が消えてしまってから「誰かを探している」という感覚しか残っていない2人でしたが、2022年春に再会することになります。

外輪山山頂で会ってからは、三葉が生きている時間軸で2人とも存在しています。

口噛酒を飲んだことで三葉の半身が瀧の体内に魂レベルで残っているでしょうし、組紐を三葉が使い続けているため、お互いを呼び寄せ続けていたのでしょうね。