「バケモノの子」一郎彦と闇の関係は?正体や鯨が読めた理由とその後を考察!

バケモノの子に登場する猪王山の息子一郎彦は、女の子かと思えるほど端正な顔立ちです。

父親を尊敬しており、優秀で品性があり剣術にも長けています。

一郎彦は将来父親のような立派なバケモノになりたいと思っていました。

ところが成長していくに連れて、一郎彦には「闇」が現れるようになります。

一郎彦の闇の原因はなんなのでしょうか。

また闇にとらわれてしまった一郎彦のその後と、「鯨」が読めた理由を考察しました。

バケモノの子:一郎彦の正体と闇の原因は?その後についても

一郎彦はいつも豚の帽子を被り、口元を隠しています。それは一郎彦の正体に関係があります。

一郎彦の正体は人間だった

一郎彦の正体はバケモノではなく人間でした。

昔、猪王山が人間の弟子を取ろうとしたとき、捨て子の赤ちゃんを見つけます。

猪王山は捨てられていた赤ちゃん(一郎彦)をバケモノの子として育てようと、渋天街に連れて帰ったのです。

猪王山は一郎彦が人間であるということを、本人にも周りの誰にも言わず育ててきました。

人間が胸に闇を宿すことは知っていましたが、自分が大事に育てれば大丈夫だと思っていたのでした。

一郎彦の闇の原因とは

熊鉄が九太を弟子にしたばかりの頃、猪王山に闇について注意されたことがあります。

人間はひ弱がゆえに胸の奥に闇を宿らせる」と言われたのです。

一郎彦は成長するにつれ、自分の顔に牙が生えてこないことや、鼻が伸びてこないことに気が付き始めます。

猪王山に「どうして僕は父上のような立派な牙が生えてこないのか、鼻が伸びてこないのか」と聞くのですが、猪王山は「そのうち」とごまかして来たのでした。

多感な年頃の一郎彦の悩みは解決されず、そのうち胸に「闇」が芽生えるようになります。

その後も一郎彦は父親のようになりたい思いで一生懸命修行を重ね、念動力まで使えるようになりました。

ですが一郎彦の念動力はバケモノの念動力ではなく、人間の闇が生み出す力だったのです。

九太が渋天街に来た頃、一郎彦の弟次郎丸が「兄さんは強い、仙人みたいに物を空に浮かすことが出来る」と言っていました。

一郎彦の闇は、幼少期に既に宿っていたのです。

一郎彦の闇を大きくしたのは九太の存在

一郎彦は自身の姿から「バケモノの子ではないかもしれない」と、自分を信用できなくなります。

そんなとき人間界から九太が現れ、その顔や姿が自分と似ていることから「自分が人間ではないか」という疑念が確信に変わったのだと思われます。

そしてどんどん人間に対する毛嫌いが強くなっていくのです。

そのうち九太も修行によって強くなり、熊徹の元には弟子希望者が殺到するようになりました。

人間として堂々と楽しそうに生きている九太の姿や、その師匠の熊徹が時期宗師争いで自身の父猪王山と戦うことに不満が募っていきます。

九太が渋天街に来なければ、父親が熊徹に負けることはなかったし、自身も人間だと確信することがなかったのです。

一郎彦はその後どうなったのか

一郎彦は時期宗師が熊徹に決まったとき、闇の念動力で熊徹を刺しました。

そして闇をさまよい人間界の渋谷で鯨となって暴れし、九太と対決しました。

最後は神に転生した熊徹と九太が力を合わせて、一郎彦の闇を剣で切り裂きます。

一郎彦の闇の鯨は消滅。

九太の前に意識を失い横たわる一郎彦の口からは「人間のくせに」という言葉がまだ出ています。

九太は楓からもらった赤いお守りを外し、一郎彦の腕に巻きました。

九太は楓のお守りのおかげで闇を克服したので、一郎彦にも克服してほしかったのですね。

その後一郎彦が目を覚ましたのは、自身のベッドの上。

腕に巻かれた赤いお守りが、九太のものだと気付きますが、自身が渋谷で暴れたことは覚えていません。

渋谷のその後

一郎彦が鯨となって暴れた渋谷は、トラックは炎上するわ怪我人は出るわで大混乱でした。

鯨を見たという通報や問い合わせが多数あったものの、防犯カメラには映っておらず、無人のトレーラーが暴走した事故という形で報道されました。

怪我人はいずれも軽症とのことです。

バケモノの子:一郎彦が鯨を読めた理由を考察!

人間界で9歳まで過ごしていた九太が読めなかった「鯨」を一郎彦が読めたのは何故なのでしょうか。

一郎彦は一流のバケモノを目指していた

一郎彦が住むバケモノの世界には文字は必要がありません。

熊徹の元で育った九太の学力が9歳で止まっていたのも勉強をしていなかったからです。

熊徹は独学で強くなったため師匠と呼べる人がいませんでした。

ですので文字どころか品性や素行というものが備わっていませんでした。

バケモノの世界で宗師の候補になるには、強さの他に品性や素行が秀でている者とされています。

そのために武芸はもちろん、人間界で使われている文字を知っていることも重要なのです。

一郎彦は猪王山の息子として、武芸の他に学問も一生懸命頑張ったのでしょう。

特に、一郎彦は「人間」ということで、猪王山は最低限の人間の知恵や学を授けたかったのではないでしょうか。

人間界の闇に支配されているから

一郎彦は、幼少期より自分の存在が実は人間ではないのか、と疑いながら生きてきました。

「人間なんか」とか「人間のくせに」というセリフもあることから、ひょっとしたら人間界の学問は拒否しており、文字は全く読めないのかもしれません。

ところが一郎彦が闇に憑りつかれ暴走したのは人間界で、しかも人間の闇が作り出す念動力によるものです。

闇に取り憑かれている間の一郎彦は、全くの別人に支配されていることから、人間が知っている知識ぐらいは何でも出来る状態にあったのではないでしょうか。

たまたま九太が落とした本の内容が鯨だったというだけで、もし本の内容が狼であればオオカミと読んで狼を作り出していたのかもしれません。

一郎彦が闇から解放され、渋天街の自宅で目を覚ましたとき、熊徹と猪王山の決闘を見に行ったあたりで記憶が途切れています。

闇にとらわれている間は別の人格だったのでしょうね。

「バケモノの子」一郎彦と闇の関係は?正体や鯨が読めた理由とその後を考察!

  • 一郎彦の正体はバケモノではなく人間だった
  • 猪王山は人間界で捨てられていた赤ちゃんを自分の子供として引き取り育てた
  • 人間はひ弱なため胸の奥に闇を宿らせると言われていたように、一郎彦も成長とともに闇を宿らせていた
  • 一郎彦の闇は自分が一体何者なのかという不安からくるものだった
  • 九太が渋天街に来たことがきっかけとなり、闇が大きくなっていった
  • 一郎彦は宗師を決める戦いで猪王山が熊徹に負けたことで、闇が爆発し人間界で暴走した
  • 一郎彦が鯨の漢字を読めたのは、別人格だったからか、一流を目指して文字を学んでいたからと考察

 

 

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