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「ヴァニタスの手記」ルスヴン卿の正体は黒幕?過去や目的と世界式についても

ヴァニタスの手記に登場するルスヴン卿は吸血鬼の女王陛下に仕える元老院の1人。

ルスヴン卿は吸血鬼界で最も権力のある人物ですが、話し方などは温厚で優しそうに見えます。

ところがルスヴン卿の登場が増すにつれ、「悪い人」なのか?と思える描写があります。

ヴァニタスの手記のルスヴン卿の正体は黒幕なのか、また過去や目的、世界式についてもまとめました。

ヴァニタスの手記:ルスヴン卿の正体は黒幕なのか

初めてノエと対面したルスヴン卿の印象は穏やかで優しく、ノエにとっては恩師と話しているようで楽しいようです。

ルスヴン卿は人間と吸血鬼の戦争を止めた人

ルスヴン卿は吸血鬼界では英雄とされている人物で、人間と吸血鬼との戦争を止めさせ和平に導いた立役者。

吸血鬼と人間が共存できるようにという思想を持っていたため、長い時間と労力を費やしたようです。

吸血鬼界では、ルスヴン卿のことを知らない人はいない、というほどの有名人で権力もあります。

現在は女王陛下の次に権力があり、地位があるルキウスの後見人として、ルキウスの将来のための指導をしています。

現在は呪い持ちについて研究しています。

吸血鬼の仮面舞踏会で、吸血鬼たちと揉めたヴァニタスとノエを保護し、呪い持ちについて意見交換をしようとしました。

ところがヴァニタスが吸血鬼の女王陛下を侮辱するような発言をしたため、結局ルスヴン卿の城から追い出されることになりました。

ルスヴン卿の吸血は呪い

ルスヴン卿は女王陛下に仕える側近で、ルキウスの後見人ということで信頼できる人物のはず。

ですが、チラホラと「怪しい」部分が見え隠れしています。

ルスヴン卿の吸血鬼としての能力で現段階でわかっていることは

  • ヴァニタス氷で閉じ込めようとしたこと
  • 氷を溶かすために黒い炎を用いたこと

吸血鬼界で最も権力がある人物ということで、能力もかなりの力があるようですね。

ですが、ルスヴン卿の最も恐ろしい吸血能力には「相手に暗示をかける呪い」があります。

ルスヴン卿に呪いをかけられた人物とは

ルスヴン卿に呪いをかけられた人物は今のところ2人。

ノエとジャンヌです。

ルスヴン卿は自分の目的のために邪魔な人物、使えそうな人物に呪いをかけます。

吸血したあとに、「誓え」という言葉を発すると暗示状態にかかってしまい、その後ルスヴン卿が続けた言葉を記憶の底に埋め込むのです。

ルスヴン卿がノエとジャンヌにかけた呪い
ノエには「ただ一度、私が望む時、いかな命であろうともそれに従うことを誓え」

ジャンヌには「意思を持たず、何も望まない人形であること。ジェヴォーダンの事件を終結させろ」

呪いをかけられた人物は、その時が来るまで呪いの内容や呪いをかけられたことを覚えていません。

ヴァニタスがジャンヌの「異常」に気づき、問い詰めましたが、呪いについては「言葉」に出せないようになっています。

ルスヴンの正体は黒幕?

ルスヴンは吸血鬼界の英雄でありながら、実は黒幕ではないかと思える点があります。

ヴァニタスは、吸血鬼行方不明事件を追っている中で、吸血鬼をさらっているのは教会の狩人ではないかと思える手がかりを掴みます。

ヴァニタスは昔、教会の狩人になるべく育てられていた過去があり、その後ドクター・モローの研究室で研究材料となっていたことがありました。

ですのでヴァニタスは、吸血鬼行方不明事件の裏には教会とドクター・モローが絡んでいると思い研究室まで潜り込み、ドクター・モローと対面しました。

ヴァニタスはドクター・モローから情報を得ようとしましたが、あと1歩のところで仮面の男に阻止されます。

仮面の男は、ノエが見たシャルラタンのパレードの中にいた男でした。

ですのでノエは、ドクター・モローとシャルラタンとネーニア、仮面の男が繋がっていることがわかったのです。

そして後日、仮面の男がルスヴン卿に「あの吸血鬼の男が邪魔しなければ、大公(ルキウス)暗殺も今回のドクター・モローの件も上手くいってたはずだ」と言います。

するとルスヴン卿は、吸血鬼の男は自分が手を打とう、と言いました。

ルスヴン卿がノエに呪いをかけたのは、この後になります。

仮面舞踏会でルキウスが襲われたのも、吸血鬼が連続で行方不明になっているのも、ルスヴン卿が裏で仮面の男を操っていた黒幕ということになりますね。

ヴァニタスの手記:ルスヴン卿の過去や目的と世界式について

ルスヴン卿が時折見せる黒幕的な要素は、隻眼になった過去があるようです。

ルスヴン卿は世界式の研究をしていた

16世紀の後半、ルスヴン卿はクロエ・ダプシェという吸血鬼と出会います。

クロエは4歳のときに突然吸血鬼として目覚めました。

クロエの家族ダプシェはクロエを人間に戻すため、世界式の研究を始めることになります。

研究は代々に渡り続けられており、次第にその目的は「クロエを人間に戻す」から「世界式の謎を解く」に変わっていきました。

あるときクロエの元にルスヴンが訪ねてきます。

ルスヴンはダプシェの世界式の研究に興味を持っていました。

その頃の世界は人間と吸血鬼が争っており、至る所で吸血鬼狩りが行われていたのです。

ルスヴンは世界の争いを止めるためにダプシェが研究していた「世界式の書き換え」に興味があったのです。

ルスヴンは吸血鬼という人種も好きで、また同じように人間も好きなので、両者が仲良く共存できる世界をつくりたかったのです。

ルスヴン卿が隻眼になった理由

ルスヴンは人間と吸血鬼の共存のために動きまわっており、苦心の末、吸血鬼と人間との対談を実現させました。

ところがその対談の場で教え子が裏切り、人間と結託し、和平に賛同した吸血鬼の貴族たちを殺害しました。

ルスヴン自身も教え子の裏切りによって襲われてしまい、右目に深手を負ってしまいます。

その後もルスヴンの右目は治らなかったため、隻眼になってしまったのでした。

世界式とは?

世界式理論
錬金術師パラケルススが提唱した理論で、人間の住む世界の一歩向こう側には、この世のすべてが式によって書き換えられた領域が存在するというもの

混沌は、実験事故とそれに伴う厄災など、あらゆる天変地異が人間界に降りかかることで、その災害に対し人間は、災害(混沌)が過ぎるのを待つことしか出来ませんでした。

そして災害が過ぎ去ったあと、「これまでになかったものが存在している」ことに気づきます。

この「存在しなかったもの」が、世界式への干渉により、本来の構成式を書き換えられた存在。

ノエたち吸血鬼は、混沌によって人間の持つ構成式が書き換えられた結果生まれた種族なのです。

ルスヴン卿の目的を考察!

ルスヴン卿の目的がなんなのかは現段階ではわかっていません。

ルスヴン卿についてわかっていることは、

  • ドクター・モローの研究に協力している
  • 仮面舞踏会で大公(ルキウス)を暗殺しようとした人物と繋がっている
  • ノエを殺そうとしたが、ルスヴンが必要なときに役立てるよう呪いをかけた
  • クロエ・ダプシェの改竄装置を手に入れた
  • ジャンヌにかけた呪いでクロエを殺そうとしている

 

ルスヴンは黒幕か?とも思える行動をしていますが、ひょっとすると吸血鬼を滅ぼすことを目的としているのではないでしょうか。

ドクター・モローの研究は人間を吸血鬼にすることですが、それが解明できれば逆もまたありで、吸血鬼を人間にすることができる?と仮説。

ダプシェの改竄装置が必要だったのもそのためで、ノエの呪いは、ヴァニタスを殺すためのもの。

ヴァニタスは吸血鬼を助けまくっていますので、ルスヴンにとって邪魔で手強い存在です。

ルスヴンは吸血鬼を滅ぼすために動いている黒幕ではないでしょうか。

まとめ:「ヴァニタスの手記」ルスヴン卿の正体は黒幕?過去や目的と世界式についても

  • ルスヴン卿は吸血鬼界の女王陛下に仕える元老院の1人でルキウスの後見人
  • ルスヴンは人間と吸血鬼の和平を導いた人
  • ルスヴンの吸血能力は呪いで、ノエとジャンヌが呪いをかけられている
  • ルスヴンは世界式の研究をしている
  • ルスヴンは過去に教え子に裏切られ人間狩りに遭っていた
  • ルスヴンの目的は吸血鬼を滅ぼすのではないかと考察

 

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