もののがたりのヒロイン長月ぼたんは付喪神たちと家族同然に暮らす大学生です。
付喪神たちの間では「長月ぼたんを用いるな」という暗黙のルールがあるようで、ぼたんの存在に秘密があるようです。
長月ぼたんの正体とは何者なのでしょうか。
また、過去に誘拐事件からトラウマがあり、その誘拐事件も正体と関係しているのだとか。
長月ぼたんの正体と過去の誘拐事件についてまとめていきます。
- 長月家の当主 大学生(20歳)
- 大学では百人一首同好会に所属している
- 婚礼調度と呼ばれる付喪神と暮らしている
- 稀人を体内に宿している特殊な人間
- 過去の出来事から人を信じられなくなっている
もののがたり:長月ぼたんの正体は憑坐(よりまし)
ぼたんの身の内には稀人が宿っています。現人神という存在です。
ぼたんの正体は稀人を宿す者
長月ぼたんは「現世と常世の境目に立った」存在で、稀人を宿した憑坐(よりまし)。
稀人は付喪神の命の根源と言われており、ぼたんの中から稀人が覚醒するとすべての付喪神がひれ伏すという現人神。
ぼたんが普段から野良の視線を感じているのは、内にいる稀人がぼんやりと光っているからで、付喪神から注目される存在だからです。
ぼたんは出生時、魂が常世にさまよい出てしまった神隠しの状態で生まれました。
前代未聞の状況に御三家がぼたんを現世との縁を戻す儀式を行ったのでした。
ぼたんが付喪神に狙われている理由
付喪神というのは「稀人が器となる物に憑りついて誕生」します。
婚礼調度の付喪神たちの場合、鏡であったり羽織であったりと、物に命と化ける力が与えられて存在しています。
その器が人間だった場合が長月ぼたんなのです。
付喪神よりも大きな力を持つということで、より大きな存在になろうとぼたんをつけ狙うのです。
ただ、皆が皆ぼたんを狙うとなると混乱が生じるため、「長月ぼたんを用いるな」という共通の掟があるのです。
稀人が目を覚ますとき
ぼたんの内にいる稀人が覚醒すると付喪神すべての主になります。
覚醒時はぼたんと稀人が入れ替わっている状態で、稀人が表に出ているときぼたんは記憶がなくなります。
覚醒するのは、ぼたんが人を信じられなくなったときのようです。
逆に、人を強く信じれば稀人の力は弱くなり表に出にくい状態になります。
ですので長月ぼたんを狙う付喪神は、ぼたんの精神状態を揺さぶるように仕向けてきます。
ぼたんと稀人は7巻で入れ替わりましたが、付喪神は一歩も動けず。
しかもあっという間にぼたんに消された付喪神もいました。めちゃくちゃ強いので現人神を利用なんて出来ないかもですね。
もののがたり:ぼたんの過去の誘拐事件とは
ぼたんが人を信じられなくなったのは過去の誘拐事件にあります。
誘拐されたとき叔母が死亡
ぼたんが7歳の頃、親戚を名乗る2人が現れました。
1人は遠縁の優しそうな男、1人はぼたんの父親の妹(叔母)です。
ぼたんは叔母さんについて行きましたが、遠縁の男を装った付喪神に誘拐されてしまいました。
そして、信じてる人に裏切られたショックで稀人が表に出てきてしまい、気が付いたときには誘拐した男も叔母さんも亡くなっていました。
誘拐事件のせいで、ぼたんは人を信じられなくなり、また自分のせいで誰かが亡くなってしまいのを恐れているのです。
人を信じていないぼたんが人間のままでいられるのは匣が結界を張っているからです。
誘拐事件で唐傘が動くきっかけになった
実はこの誘拐事件のとき、ぼたんの中から稀人が表に出て来たのがきかっけで唐傘が動き出したと言われています。
稀人が表に出て大きな光を放ったため、それを合図に今まで隠れていた者が動き出したのだとか。
実際に見た者がいないため、ぼたんと唐傘が関係があるのかは未確定です。
ただ、稀人が覚醒したあとに唐傘が現れたり、岐が動き出していたため長月ぼたんが唐傘が動くきっかけとなったと言われています。
まとめ:もののがたり長月ぼたんの正体とは?過去の誘拐事件についても
- 長月ぼたんの正体は稀人を宿した憑坐(よりまし)
- ぼたんが付喪神に狙われるのは稀人の力にあやかりたいため
- 稀人が覚醒するのはぼたんが人を信じられなくなったとき
- ぼたんは過去に付喪神に騙され誘拐されたため人を信じられなくなっている
- 過去の入れ替わりで唐傘が動くきっかけになったと言われている
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