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映画「鬼ガール!!」原作小説の解説と感想!ラスト結末についても

私をくいとめて:カーター

10月16日に全国公開された映画「鬼ガール!!」。

原作は小説家の中村航で、漫画の絵は榊アヤミの作品です。

鬼と人間のハーフの女の子の青春を描いた物語。

内容が面白いこともあり、小説を書くのと映画化が同時進行だったようです。

物語の舞台は大阪の奥河内地域で、奥河内の河内長野には鬼とつく地名が昔はたくさんあったそうです。

読み終わったあとに、爽やかな気持ちにしてくれるストーリーです。

児童小説なので文中のところどころに絵が差し込まれていて、場面をイメージしやすくなっていますよ。

映画「鬼ガール!!」の原作は小説:鬼と人間のハーフが主人公

鬼ガール!!の主人公の鬼瓦ももかは人間のお母さんと鬼のお父さんの間に生まれたハーフです。

春から新高校一年生。

自分が鬼であることがバレたら人生終わりだと思っている女の子です。

主人公ももかの鬼能力の特徴

人間と鬼のハーフのももかの身体能力の特徴について。

  • ツノを出したり引っ込めるたりできる

ツノは感情の高ぶりによって無意識にでることがあります。

ツノが出ているときは聴力が人間の3倍になるそうで、すれ違った人の会話も聞こえるときがある。

  • ケガの治りが早い

自転車で木に激突して、血が出て気を失ってもすぐに復活できる。鬼のパワーを傷に集中させれば出血すら治せる。

  • 怪力

強く握りしめただけでシャーペンが折れたり、人間を担いで走ることも簡単です。

桜の木を力で押して花びらを散らすことが出来る。

  • 驚異の身体能力

怒りのパワーが出ているときは、50メートルを4秒台で走り、握力が200キロ、ボールを投げると空に消えていくなど、うっかりして鬼パワーが出てしまうことがあります。

主人公ももかは小さい頃のトラウマで「鬼」であることを隠している

ももかが住んでいるところは奥河内の田舎で、コンビニどころかスーパーもありません。

小さい頃にお父さんの仕事で街へ行った時、同じ年ごろの男の子たちに一緒に遊ぼうと声を掛けられ、嬉しくてついついツノが出てしまいました。

ツノを男の子たちに見られ、いじめられたことがトラウマになってしまい、その時から自分が鬼であることがバレたら社会死だと思っています。

高校になると、山から下りて街にある学校に通うため、天パの髪にアイロンをあて鬼の雰囲気を一切隠そうとしています。

中学校までは山の学校だったため、同級生もおらず、高校デビューに青春を期待しているのです。

そのため絶対に自分が鬼だということはバレたくありません。

トラウマの原因である男の子たちと再会する

高校生になって初めてのホームルームでの自己紹介のとき、ももかは登校途中に出会ったイケメンの先輩のことで頭がいっぱいです。

ももかは苗字が鬼瓦ということもあり、クラスメイトから「鬼疑惑」が浮上します。

ホームルームが終わると、出席番号1番の蒼月蓮がももかに近づき、

鬼瓦は鬼なのか?

といって頭をさわりツノの有無を確認します。

蒼月蓮は子どもの頃に一緒に遊んだ男の子でした。

そしてもう一人、キラキラネームの松丸星愛姫(ティアラ)も当時一緒に遊んでいた女の子でした。

「鬼ガール!!」の原作小説の結末まで解説!

登校途中、イケメンの先輩に声をかけられ、ももかは映画部に誘われます。

イケメン先輩(岬センパイ)が作る映画のヒロインになってほしいとのことでした。

ももか女優を目指す

ももかの住んでいる奥河内には毎年「奥河内ふるさと映画祭」が開催されています。

岬センパイは映画祭に出品するための女優さんを探していました。

すっかりその気になったももかは映画部に行きます。

部室に着くと「神宮寺岬 新作映画ヒロインオーディション参加希望用紙」を渡され、オーディションがあることを初めて知るのでした。

オーディションの当日はなんと50人ぐらいの女子が列をつくり、残念なことにももかは「補欠の補欠の補欠」になり、岬センパイのヒロインは諦めるのでした。で

狼男と鬼女

自分のルーツである鬼のことを調べに図書室に行ったももかは、蒼月蓮とばったり出会います。

蒼月蓮は映画が好きで自分でも映画を撮りたいと思っています。

蓮の自宅にあった古いノートには「狼男と鬼女」というタイトルでびっしりと文字が書き込んであります。

蓮は「狼男と鬼女」の原作を映画にするつもりで脚本を書いています。

蓮の書き上げた脚本を読んだももかは懐かしい感覚になり、脚本の良さもあって涙を流します。

ふるさと映画祭に出品したい蓮は、ももかにヒロインをお願いし、蓮の熱意にほだされたももかは快諾します。

映画の脚本を書いたのはももかのお父さん

メンバー集めが順調に進み、ラストシーンを撮ることになります。

脚本にはラストのセリフは空白で、ももかに一任されることになっていました。

空白のところの出来次第によって映画がグンと良くなるか、台無しになるかの一大場面です。

ももかは是非原作を読んでみたいと蓮にお願いをします。

原作を読んだももかは「私はこの物語を知っている」

懐かしさの正体に気づいたのでした。

原作のノートを家に持ち帰ったももかは、お父さんにノートを差し出し、「狼男と鬼女」の映画を撮っていることを伝えます。

ノートに書かれた文字はお父さんの字で、この物語はももかが小さい時に亡くなったお母さんがよく話してくれた物語でした。

鬼であることがバレた?!

撮影もラストを残すのみとなり、みんなの気持ちも「良い作品を」と一つになっています。

ラストの空白のシーンで、ももかは自分が鬼であることを打ち明けようと決意し、撮影に挑みます。

セリフで泣きながら自分は鬼だと打ち明け、最高の演技ができて撮影完了です。

撮影のとき、ももかにはツノが出ていたので、てっきりみんなに鬼だということがバレたと思っていたのですが、実はカメラにも写っておらず、誰にもツノを見られておらず、バレてはいませんでした。

ふるさと映画祭に出品した「狼男と鬼女」は高い評価を受け、高校生としては初めて大ホールでの上映が決まり、みんなでレッドカーペットを歩くことが出来ました。

感想:原作小説の「鬼ガール!!」は大人も子どもも楽しめる

読みやすく、最後まで爽やかな気持ちで読むことができる小説です。

親子で楽しめる内容だと感じました。

一生懸命に取り組む姿が感動させる

子ども達が一生懸命に取り組む姿は、見る側に感動をもたらします。

子どもと一緒に楽しめて感動できる良い本だと思います。

大人も中高生の頃を思い出すかも?

小説を読んでいると、自分が高校生だった当時の学園祭を思い出したり、当時の友人を思い出したりします。

楽しいことしかなかった頃を思い出すので、読み終わったときには「ほんわか」した気分になりました。

友達とチームワークの大切さを感じることができる

「鬼ガール!!」は、映画製作を通じて、チームワークや、人の為に何かをする思いやりなどが描かれています。

撮影が終わったあとの達成感や、チームワークで一つの物事を完成させる大切さを感じることが出来ると思います。

原作「鬼ガール!!」まとめ

  • 鬼ガール!!の主人公ももかは鬼と人間のハーフ
  • 鬼ガール!!は映画製作に青春をかける物語
  • 鬼ガール!!は子どもだけでなく、大人も楽しめるストーリーです。

 

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