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後宮の烏翡翠の耳飾りの持ち主・落とした人は誰?幽鬼はどうなったのか

後宮の烏の主人公である烏妃は片方しかない翡翠の耳飾りを探すことになりました。

耳飾りの持ち主を探してほしいとやってきたのは帝である高峻。

帝が持ってきた耳飾りには幽鬼が憑りついているとのことです。

高峻は寿雪に幽鬼を楽土へ送ってやってほしいとお願いしに来たのです。

耳飾りの落とし主は誰なのかと、幽鬼がどうなったのかについてまとめました。

後宮の烏:翡翠の耳飾りを落とした人は誰?

耳飾りを落とした人は郭晧という人物です。  

耳飾りの持ち主は2人います。大雑把な流れは以下の通りです。

高峻が寿雪に耳飾りの持ち主を探す依頼をする→→耳飾りに幽鬼が憑りついている→→寿雪が自害した妃を探すため洗穢寮へ→→宦官に襲われていたところ郭晧に助けられる→→耳飾りの持ち主が班鶯女と判明する→→洗穢寮で落ちていた耳飾りの持ち主は郭晧→→行方不明となっているもう片方の耳飾りは高峻が10歳のとき班鶯女からもらっていた。

翡翠の耳飾りとは

問題となっている翡翠の耳飾りは、郭晧が班鶯女に許嫁の証としてプレゼントしたもの。

班鶯女は後宮に上がる前、郭晧と結婚の約束をしていました。

ところが班鶯女は後宮にあがることになってしまったため、プレゼントされた耳飾りの片方を自分の形見として郭晧に渡したのです。

班鶯女は片方だけ耳飾りをして後宮で過ごしていました。

耳飾りを落とした人は郭晧

郭晧は秘書省という部署に所属している優秀な学士。

郭晧はかつての許嫁である班鶯女が自害したという噂を調べるために後宮に忍び込んでいました。

*後宮に関係ない男が後宮に忍び込んだことがバレる=死罪となるため耳飾りを大っぴらに探すことは出来ません。

耳飾りを落としたとき、寿雪は高峻から殺された妃嬪について調べるため洗穢寮に忍び込んでいたところ、ガラの悪い宦官に襲われていました。

寿雪の窮地を救ってくれたのが郭晧でした。 耳飾りはそのときの争いで落としてしまったのです。

洗穢寮

翡翠の耳飾りが見つかった洗穢寮というところは、年老いた女官や罪を犯した女官が送られるところで、あまり治安が良くないとされている場所で、下級宦官などの掃き溜めと言われています。

班鶯女が幽鬼になった理由

班鶯女が自害した理由は、皇太后に濡れ衣をきせられたからです。

皇太后は当時懐妊した鵲妃が邪魔で毒殺しました。 重臣である鵲妃の父親は皇太后側の人間ではなかったからです。権力争いということですね。

そこで鵲妃の近くにいた班鶯女に罪をかぶせたのです。

当時の侍女の証言曰く、班鶯女は濡れ衣をきせられただけでなく宦官たちに殺されたのだとか。

郭晧との仲を引き裂かれた挙句、濡れ衣を着せられ殺されたのであれば幽鬼になるのも理解できますね。

高峻が耳飾りの落とし主を探していた理由

班鶯女は郭晧からプレゼントされた耳飾りの1つを、後宮に入る前に郭晧に渡しました。

となるともう片方は班鶯女が持っているはずなのですが、どこにも見当たりません。

実は班鶯女は高峻が10歳のとき、耳飾りを高峻にあげていたのです。

高峻が10歳のとき、母親である謝妃が毒殺され泣いていたところ声をかけてくれたのが班鶯女でした。

泣いている子供(高峻)をなぐさめてくれたのです。

班鶯女にいつか耳飾りを返したいと思っていた高峻は、幽鬼になってしまった班鶯女を見て救ってほしいと烏妃にお願いしたのでした。

耳飾りから陰謀が明らかになる

郭晧が落とした耳飾りを拾ったのは高峻の間諜です。

皇太后が高峻の毒殺を企てているとの証拠を突き止めるため、洗穢寮に間諜を忍ばせていたのです

それらしい宦官と宮女の会話がありましたが、はっきりと聞き取れず決定的な証拠は掴めずにいました。

そこへ寿雪が宦官たちに襲われ、助けてくれたのが郭晧でした。

郭晧が毒殺の計画を聞いていたかもしれない証人となるのです。

耳飾りは高峻の元に2つ揃ったということになりますね。

後宮の烏:幽鬼(班鶯女)はどうなったのか

班鶯女は寿雪によって楽土へ送られました。

班鶯女の無実が証明される

耳飾りの持ち主を探していたことで、班鶯女が濡れ衣を着せられたことや、皇太后が高峻の毒殺を企てていることが明らかになりました。

無念が晴らされることになります。高峻は皇太后とその一派を取り押さえるよう手配済み。

後宮に忍び込んだため死罪を覚悟した郭晧は、寿雪に班鶯女に合わせてほしいとお願いをします。

ですが班鶯女の姿は殺されたときのおぞましい姿のままで、郭晧の言葉も班鶯女には響かないようです。

そこへ高峻は過去に班鶯女からもらった耳飾りを寿雪に差し出しました。

子供の頃に無理やりもらったような形になってしまったままなので、ずっと班鶯女に耳飾りを返したいと思っていたのです。

耳飾りが両方揃ったため楽土へ

高峻が班鶯女にもらった耳飾りを差し出したため、翡翠の耳飾りは2つ揃いました。

2つ揃った耳飾りを郭晧に渡すと、目の前の幽鬼の姿が元の美しい班鶯女の姿に変わっていきます。

無念が晴らされたことと、耳飾りが戻ったことで思い残すことがなくなったのでしょう。

郭晧と班鶯女は触れ合うことも言葉を交わすことも出来ませんが、班鶯女はとても幸せそうに微笑みながら消えていきました

皇太后処刑へ

高峻は自身の毒殺を企てた皇太后を処刑することができました。

母親を殺され、皇太子から廃太子にされるなど皇太后に恨みを持っていましたが、郭晧が持っていた証拠によって断罪することができました。

郭晧は本来であれば、後宮に忍び込んだ罪で死刑ですが、班鶯女に借りを返したい気持ちと、証人という立場、優秀な学士を失いたくないという理由でお咎めなしです。

まとめ:後宮の烏翡翠の耳飾りを落とした人・持ち主は誰?幽鬼はどうなったのか

  • 翡翠の耳飾りの耳飾りを落としたのは班鶯女の元許嫁の郭晧
  • 郭晧は班鶯女が自害した真実を知るため後宮に忍び込んだ
  • 耳飾りの片方は高峻が幼い頃に班鶯女からもらっていた
  • 高峻が耳飾りの落とし主を探していたのは、幽鬼になった班鶯女を救いたかったからと、皇太后の企てを突き止めるため
  • 両方の耳飾りが郭晧の元に戻り、無実が証明されたことで班鶯女は幸せそうに消えていった

 

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