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ジブリ作品

コクリコ坂から俊が池に飛び込んだ理由は？伝統の復活とはなに？

映画「コクリコ坂から」は1963年、昭和38年の昭和中期が舞台となっている作品です。

今では考えられない昭和のシーンを垣間見ることが出来ますね。

なかでも風間俊が屋根から池へ飛び込むシーンも現代人には理解できないかも？

俊が池に飛び込んだあと、男子学生が「伝統の復活だ！」と叫んでいました。

コクリコ坂からで俊が池に飛び込んだ理由とは？伝統の復活についてもまとめました。

コクリコ坂から：俊が池に飛び込んだ理由は？

俊が池に飛び込んだのはカルチェラタン取り壊しを反対する抗議だと思われます。

カルチェラタンとは

カルチェラタンとは、海や俊が通う港南学園高等学校にある「男子文化部の部室棟」のこと。

かなり老朽化が進んでおり、取り壊しがささやかれていました。

生徒たちへのアンケートの結果も約8割が建て替えを望んでいます。

海がカルチェラタンに入ったシーンがありましたが、古いだけでなく埃まみれで決して良い環境とは思えませんでしたね。

俊はカルチェラタン存続運動の中心人物

俊は学校新聞「カルチェラタン」のチーフで、カルチェラタン存続運動をしています。

古いからと言って簡単に壊すな、歴史を守れといったようなことを討論会で演説していました。

カルチェラタンを部室にしている学生からは「埃」も文化だという声が聞こえてきそうというぐらい彼らにとっては大事な建物なようです。

池に飛び込んだ理由はカルチェラタン取り壊しの抗議

俊が池に飛び込んだのは、カルチェラタン取り壊し反対を意思表示する抗議です。

「屋根から池に飛び込むほどの危険を冒すぐらい取り壊しを反対している」という決意だと思われます。

池に飛び込む前、茂みにあたっていましたので、飛び込んだ先が池じゃない場合もありますよね。

それぐらい真剣なんだと、取り壊し賛成派や先生たちに知ってほしいのです。

飛び込みの理由を知らずに池に近づいた海と写真を撮ろうとしたのもアピールの1つだったと思われます。

理事長に直談判して保存決定！

カルチェラタンを存続するため、海は掃除をして女の子たちが気軽に来れるようにしたらどうかと提案しました。

女子生徒の手伝いもあり、カルチェラタンは見違えるほど綺麗になり、取り壊し賛成派だった生徒も存続を望むようになります。

ですが、学校側は取り壊し決定を覆さないため、俊や水沼は東京へ理事長に直談判しに行きます。

綺麗になったカルチェラタンと生徒たちの強い気持ちを感じた理事長はカルチェラタンの保存を即決してくれました。

コクリコ坂から：伝統の復活とは？

風間俊が池に飛び込んだとき、男子生徒が「伝統の復活だ！」と叫びました。飛び込みは港南学園高等学校の伝統だったようですね。

池に飛び込むのは学校への抗議のパフォーマンス

俊が池に飛び込みをする際、新聞記事に載せるためか写真を撮っていました。

その見出しには「伝統の飛び込みで抗議」とあります。

ということは、何か抗議をするとか、何かを強く訴えたいときには、港南学園高等学校ではカルチェラタンの屋根から池に飛び込むのが通例となっていたのだと考えられます。

ただ、海のように知らない生徒もいるようですので、飛び込みは久しぶりのことだったのでしょう。

約8割の生徒が取り壊し賛成ですので、とにかく注目を集めて覆したいというパフォーマンスでもあるのかもしれませんね。

先生が注意しない理由を考察

池に飛び込む行為は、現在では考えられないことですので、先生たちは何も注意しないのか、という疑問があるようです。

おそらく学校の先生たちは飛び込みの伝統を知っており、自分たちも学生のころに飛び込みをしていたかもしれません。

また、先生方の間ではカルチェラタンの取り壊しは決定事項ですから、見て見ぬふりで相手にしないと決めているのではないでしょうか。

まとめ：コクリコ坂から俊が池に飛び込んだ理由は？伝統の復活とは？

  • 風間俊がカルチェラタンの屋根から池に飛び込んだ理由はカルチェラタン取り壊し反対のパフォーマンス
  • 俊はカルチェラタン取り壊し反対の中心人物
  • 屋根から池に飛び込むのは港南学園高等学校の伝統と言われている
  • 俊の飛び込みは復活と言われるほど久しぶりだったと思われる
  • 伝統行事に慣れているから先生も見て見ぬふりをしていると思われる
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