映画「君の名は。」の後半、瀧たちが町民を避難させるため町長である父親を説得していました。
父親は子供のいたずらだとして全く取り扱ってもくれませんでしたが、途中で態度が軟化し無事糸守の人たちを避難させることが出来ました。
でもテレビのニュースでは「たまたま避難訓練していたから助かった」とありましたが、秋祭りの最中でしたよね。
どうして祭りから避難訓練になったのでしょうか。それと町をあげての避難訓練ってことは父親の協力があってこそ!
避難訓練の謎と三葉が父親を説得できた理由についてもまとめました。
君の名は:秋祭りが避難訓練になったのはなぜ?
新海さんのリチャード・ジュエルのツイートを見て思ったけど…
君の名は。ってリアルだとこうなってたのでは👇
「あんなタイミングよく避難訓練してて死傷者が出なかったなんておかしい。
本当は隕石落下を知ってたんじゃないか?
もしかしたら町長が仕組んだ自作自演だったんじゃないか?」 pic.twitter.com/GuGsFjqFbn— EL-エル- (@Don_F_K) January 24, 2020
秋祭りに集まった人たちは避難することでほぼ全員が助かりました。
3年前の秋祭りで500人死亡
1200年周期で糸守に近づくティアマト彗星は、糸守町で行われた秋祭りの日に落下しました。
彗星落下によって糸守町は壊滅。
三葉を含む約500人の町民も死亡してしまいました。
彗星落下によって三葉が死亡したため、瀧との入れ替わりは起こらなくなりました。
瀧(三葉)によって死亡回避
入れ替わりが起こらなくなった瀧は糸守町を訪ね、自分と三葉の入れ替わりに3年のズレがあったことを理解します。
瀧は三葉ともう一度入れ替わるため口噛み酒を奉納した場所へ行き、三葉の半分を飲みました。
入れ替わりに成功した瀧は彗星が落下する前に町民たちを避難させようと奔走します。
秋祭りの日、テッシーやさやかの協力で防災無線をジャックし町民に避難を誘導しましたが失敗。
三葉の姿をした瀧は、町長である父親を訪ね町民を避難させるように説得を試みました。
最初はまったく信用していなかった父親でしたが、2度目に本物の三葉が現れたとき、彗星が糸守に落ちるのだと信じ、町民に避難するよう指示しました。
結果、三葉をはじめとする町民は避難に成功し彗星落下による死亡を回避することができました。
避難訓練にしたのは三葉を守るため
「君の名は。」、映画館で気になっていたティアマト彗星落下後の糸守町の救出映像をチェック。
・泣いている早耶香を慰めるテッシー
・四葉
・町長、犬
・ユキちゃん先生?
・左上テロップの背後に三葉?
らしき人物を確認。みんなの無事を確認できて良かったですw #君の名は。 pic.twitter.com/5CAc9io1PK— いなずま (@thunder_cycle) July 30, 2017
彗星落下のニュースは全国的に大きく扱われます。
テレビのニュースでは糸守町民は町全体による避難訓練によって奇跡的に助かったと報道されました。
避難訓練というのはメディアに向けた建前のようなもの。
その後週刊誌には、宮水町長の経歴が書かれていたり、糸守の過去が掲載されたりと様々なことが憶測されたのだとか。
もし避難訓練ではなく「娘(三葉)の預言に従って避難した」と発表すれば、メディアの矛先が三葉に向くのは必至。
ですので町長で三葉の父親は「町をあげて避難訓練をしていたから奇跡的に助かった」とメディアに発表したのだと思われます。
君の名は:三葉が父親を説得できた理由
73本目「君の名は。」夢のなかで意識が入れ替わる二人。奇妙な入れ替わりの日々を重ねるがある日を境に交信が途絶える。少年は少女に会いに行くがその町は彗星の落下により数年前に壊滅、少年は死亡者名簿に彼女の名を見つける。もう一度会いたい!わかりやすく美しい。ぼくも三葉と入れ替わりたい。 pic.twitter.com/JIBDCWE756
— ヒカゲカルトUNDERGROUND (@hikagecult) October 26, 2017
三葉と父親の関係はあまりよくない状況です。なぜ三葉は父親を説得できたのでしょうか。
三葉と父親との関係が悪化した経緯
三葉の父親宮水俊樹は糸守出身ではなく、三葉の母親双二葉と結婚し婿養子として宮水家に入った人です。
元は民俗学者で宮水神社に取材で訪れた際、二葉と知り合い結婚しました。
結婚後に三葉と四葉が生まれ、しばらくすると二葉の体調に異変が起こります。
二葉は病状が悪化しても糸守から離れることを拒み、大病院で治療することなく死亡。
俊樹はしばらく二葉死亡にショックを受けていましたが、母親(三葉の祖母)や町民が二葉の死「神様の元へ帰った」としてあっさり受け入れていることに憤りを感ます。
俊樹は二葉の母親と言い争いになり宮水を出る決意をしました。
三葉・四葉を連れて行こうとしましたが、2人は俊樹についていかず宮水に残ったのです。
そこから徐々に親子の間で溝が出来てしまったのでした。
町長になったのは宮水の信仰を壊すため
俊樹は宮水の名前を利用し糸守を変えるべく町長になろうと決意しました。
やり手の町長として信頼と実績を上げ、宮水の信仰を壊したいと考えたのです。
宮水の信仰さえなければ二葉は大病院に行ったかもしれないし、助かったかもしれないですしね。
宮水の名前は糸守では信用があるため、協力者(勅使河原)によって2年後に町長になりました。
説得ではなくあるべきところに収まっただけ
瀧(三葉)が町長室に町民を避難させてほしいと来たとき、俊樹はまったく相手にしませんでした。
でも、犯罪まがいの行為までして何がしたかったんだと考えたとき、目の前で彗星が2つに割れるのが見えました。
そこで俊樹は二葉の最後の言葉「すべてはあるべきところに収まるんやよ」という言葉を思い出します。
- 犬猿の仲である祖母が町長室を訪ねてきたこと(異常事態であると考えられる)
- 過去に二葉と竜の侵略者の話をしたこと
- 自分が町民全員を動かす力を持っていること
瀧と三葉の行動は説得ではなく父親を動かすきっかけ(鍵)でした。
2人の行動によって俊樹はすべての出来事がこの日のためだったと理解し、町民に避難指示を出したのでした。
まとめ:君の名は避難訓練はなぜ?秋祭りと三葉が父親を説得できた理由も
今更ですが「君の名は」のアナーザーストーリーを読みました。この本は四葉や三葉の父、母の話でした。本編でどうしてみんな糸守高校に避難訓練として逃げられたのか不思議だったのですが、その謎が解けました!特に三葉の父、母の話は衝撃的でした。すべてにおいて繋がっている! #「君の名は」 pic.twitter.com/8abvOdk9Gc
— 桜河 (@hayabusaboy2000) January 12, 2017
ティアマト彗星落下の日、秋祭りだったのに避難訓練とされたのはメディアから三葉を守るためだったと思われます。
俊樹は三葉の母二葉から竜の侵略者の話を聞いていたことを思い出し、自分が二葉と結婚したこと、町長になったことがこの日のためだったと理解し町民に避難指示を出しました。
瀧の行動が俊樹にとって考えるきっかけとなり、今までの出来事がすべて今に繋がっていると悟り、二葉の面影がある三葉が鍵となったのでしょう。
避難訓練の謎は映画では描かれておらず、小説か漫画で読める内容になっています。
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