ジブリ映画ゲド戦記を見ていると「まことの名」という言葉がよく出てきます。
まことの名ってなんだろう?
まことの名とは本当の名前ということなんですが、ゲド戦記の舞台となっているアースシーでは全ての者が名前を2つ持っています。
まことの名が持つ意味とは何なのでしょうか。なぜ本来の名前を明かすことができないのでしょうか。
ゲド戦記のまことの名の意味と、主人公アレンとテルーの名前についてもまとめました。
ゲド戦記:まことの名が持つ意味とは?
ゲド戦記の世界において、真の名を教えるというのは、相手に支配される危険もあるから、カラスノエンドウとお互いに教えあったのは、傲慢さと人間不信に陥っていたゲドが心から信頼できる友を得たんだってことで記憶に残っている
再会するまで親友とかいう仲でもなかったのよ
それがそこまでなったの— 長菊月 (@nagakikutuki) September 1, 2020
ゲド戦記の世界で生きる人たちは名前を2つ持っています。普段は通り名で過ごしています。
まことの名を知られてはいけないため、親子であっても通り名で呼んでいます。
すべてを支配できる
ゲド戦記の世界において、真の名を教えるというのは、相手に支配される危険もあるから、カラスノエンドウとお互いに教えあったのは、傲慢さと人間不信に陥っていたゲドが心から信頼できる友を得たんだってことで記憶に残っている
再会するまで親友とかいう仲でもなかったのよ
それがそこまでなったの— 長菊月 (@nagakikutuki) September 1, 2020
通り名を知られるとどうなるのでしょうか。
ゲド戦記の舞台のアースシーでは、風や波、砂の一粒にまで名前がついています。
まことの名を知ることはすべてを支配できるのです。
ということは、まことの名を誰かに知られると、その誰かに支配されたり操られたりするのでした。
ですので、自分のまことの名は本当に信頼する人にしか教えてはいけません。
風の司は自然を操る
ゲド戦記の冒頭シーンで船が大波に揺られてあわや転覆!という場面があります。
船には風の司が乗り込んでおり、本来であれば大雨や風、海のうねりがひどくなったときに、それらのまことの名を呼ぶことでコントロールできます。
風の司は自然の名前を呼ぶことで、気候を調整できるのですね。
そして干ばつで苦しんでいる地方にも風の司を派遣していますが、結果は思わしくない状況でした。
世界の均衡が崩れているのが影響していると思われ、風の司は海や雨のまことの名を思い出すことができないのです。
まことの名は信頼できる人にしか教えない
ゲド戦記アースシーではまことの名を他人に言うことはありませんが、レベルの高い魔法使いになるとまことの名を探りだせる術が使えます。
大賢人であるハイタカは生まれつきまことの名を探り出す術にたけているようです。
アレンは劇中で魔法使いクモによって、自分のまことの名を明かしてしまいました。
ですので、アレンは完全にクモに操られた状態になり、ハイタカと戦うことになってしまいました。
まことの名は信頼できる者にしか教えてはいけないのです。
ゲド戦記:アレンやテルーの名前の意味や由来
諱 真名 Tales from Earthsea
【ゲド戦記】の世界では、本当の名前を知られてしまうと他人の意のままに操られてしまうhttps://t.co/4ecAP0CXXy pic.twitter.com/fuvkswkXri
— ポコ (@calimerowhite2) June 23, 2020
アレンの通り名はアースシーでは剣という意味を持つようです。
アレンのまことの名はレバンネン
アレンのまことの名はレバンネンと言います。
レバンネンと言う名前は、太古の言葉でナナカマド。
ナナカマドは樹木の名前で、命を与える樹木だと言い伝えがあるのだとか。
そして、洪水で流されそうになったのをナナカマドの枝につかまって命拾いをしたという神話があるようです。
北欧では魔除けの存在として扱われている、御神木のような存在です。
アースシーの王子として相応しい名前だと言えますね。
テルーのまことの名はテハヌー
テルーのまことの名はテハヌーです。
テハヌーの意味は星。
テルーは子どもの頃に両親に虐待を受けて育ったことが原因で、人間嫌いになってしまった娘です。
それでもテナーに引き取られ、ハイタカと出会い少しずつ失われた心が戻っていきます。
テハヌーは龍の化身で、原作では人間と龍の間に立って和解交渉に挑みます。
テルー(テハヌー)は世界の均衡が崩れた中で、救いの星となるために生まれてきたのではないでしょうか。
アレンとテルーはお互いの名前を教える
アレンとテルーは、テルーが人間嫌いということもあって、最初は仲が良くはありませんでした。
ですが、一緒に過ごす時間が増えるとお互いの傷をわかりあうようになり、自然と心が通じ合うようになります。
しばらくすると、クモの企みによってテナーとハイタカが囚われてしまい、テルーは2人を助けるために城へ向かいます。
アレンの光の部分にクモの城まで連れていってもらったテルーは、アレンからまことの名を教えてもらうのです。
テルーは、クモに操られているアレンをまことの名で呼び、アレンを正気に戻しました。
そして、テルーも自分のまことの名がテハヌーだと打ち明けるのです。
お互いのまことの名を教え合った2人は、力を合わせクモを倒すことに成功しました。
まとめ:ゲド戦記まことの名を知るとすべてを支配できる
ゲド戦記のアレンのこういう辛そうな表情大好きなんですよね、、、っていうやつ pic.twitter.com/4m0nODBI4g
— れう。 (@re_uuuuu) September 19, 2020
ゲド戦記の舞台アースシーでは人間をはじめとする全てのもの(砂や波など自然)に名前がついている
- 普段は通り名で過ごしていてまことの名を知られてはいけない
- まことの名を知られると、その相手に完全に無防備な状態になってしまい操られたりする
- 風の司は自然の名前を把握していて、まことの名を呼ぶことで災害を抑えることができる
- 劇中では世界の均衡が崩れていることから、風の司は自然のまことの名を忘れてしまっている
- アレンのまことの名はレバンネン(太古の言葉でナナカマド)
- テルーのまことの名はテハヌー(星)
- アレンとテルーはお互いのまことの名を教え合う
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