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ゲド戦記ハイタカのまさかなの意味は?テルーの顔の傷から考察!

ゲド戦記に登場する大賢人のハイタカはテナーの家でテルーを見たとき「まさかな」と意味深な呟きを残しています。

この「まさかな」は何を意味しているのか。

今回はハイタカの「まさかな」の意味、テルーの顔の傷と関係あるのかについても考察しました。

ゲド戦記:ハイタカのまさかなの意味は?

「まさかな」の意味は「この子は竜の化身か?」であると考えられます。

テルーの正体は竜だと見抜いたハイタカ

ゲド戦記の世界では、「竜」と「人間」はもともと同じ存在でしたが、後に分かたれたという伝説が語られています。

テルーの独特な雰囲気から「この子の正体は竜だ」と直感的に感じ取ったのではないでしょうか。

竜は賢く神秘的な存在であり、人間とは違った価値観で生きるため、人間の姿をしたテルーに驚いたのでしょう。

世界の均衡が崩れている原因を探っている大賢人ハイタカならではの直感ですね。

ハイタカは大賢人ゲド

ハイタカは「大賢人」で、魔法使いの頂点に立つ存在です。

大賢人は非常に優れた知識や知恵、魔法の力を持ち、人々に影響を与える存在のこと。

ハイタカの場合、単なる強い魔法使いではなく、知恵・経験・魔法の力を兼ね備えた導き手で、「死」や「闇」と向き合い、それを乗り越えた経験があるのだとか。

世界の理(ことわり)を理解し、それに基づいた行動を取っています。

テルーの顔の傷は人間の怖さを表す?

テルーには顔に火傷の傷がありました。

家族からひどい虐待を受けていて5年前にテナーが見かねて引き取ったのです。

原作ではテルー(テハヌー)は人間と竜の存在とされていることもあり、テルーを通して人間の怖さを表現しているのではないかと思われます。

生を諦めたアレンに生死について説くシーンがありましたが、人間にひどい扱いをされながらも強く生きているテルーに励まされます。

ラストで竜としての力を解放することも、「苦しみを乗り越えて、自分の本当の姿を取り戻す」という象徴的な意味を持っているのかもしれませんね

世界の均衡が崩れた原因とは

ゲド戦記でアレンが病的になったのも、竜の共食いが起こったのも世界の均衡が崩れかけているからです。

世界の均衡を崩している原因はクモが生死を分かつ扉を開けたからとされています。

ですが、クモのセリフに「我ら人間の手によって・・」とありますので、扉が開くようになったのも既に均衡が崩れかけていたからなのかもしれません。

人間の強欲が災いの原因とされ、その代表がクモなのでしょう。

まとめ:ゲド戦記ハイタカのまさかなの意味は?テルーの顔の傷から考察!

ゲド戦記のハイタカのセリフ「まさかな」の意味は、テルーのオーラから竜の化身だと直感的に感じ取ったからだと考えられます。

ハイタカは大賢人で世界の均衡が崩れている原因を探っている最中。

過去の出来事から生死を達観しているテルーにただならぬオーラを感じたのでしょう。

テルーの顔の傷は人間の怖さを表し、世界の均衡を崩す原因と考えられている人間の強欲も表現しているのではないでしょうか。

人間の身勝手さに傷ついたテルーの強さに励まされますね。

 

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