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「さんかく窓の外側は夜」映画版ノベライズ小説のネタバレ!ラスト結末についても

1月22日に公開される「さんかく窓の外側は夜」の映画版ノベライズ小説のネタバレです。

映画の脚本を小説化ということで、原作漫画とはひと味違った面白さが楽しめます。

原作漫画の作者:ヤマシタトモコさん

映画の脚本:相沢友子さん

映画版ノベライズ小説:橘ももさん

映画版ノベライズ小説には、普段使わないような漢字が沢山でてきて読むのは大変でした。

最後は、悪の親分的な存在はわからないまま終わり、少しスッキリしない感じもあります。

映画「さんかく窓の外側は夜」のノベライズ小説のネタバレと結末についてまとめてみました。

さんかく窓の外側は夜:映画版ノベライズ小説のネタバレ!

書店で働く三角康介は、小さい頃から霊が視える体質です。

康介は霊が視えるということを誰にも打ち明けていません。

霊がとても怖くて、普通の人間と区別するのに眼鏡が手放せないのです。

そんな康介のまえに現れたのは冷川理人という人物です。

彼との出会いによって、避けたいはずの霊たちとの距離が近づいていきます。

冷川理人との出会い

書店で働いている三角康介は、霊をみることがしょっちゅうあります。

彼は視力が悪いので眼鏡をかけています。

康介は霊と人間を見間違えるほど霊がハッキリみえ、眼鏡をはずすと視界がぼんやりします。

ぼんやりしている視界の中でもハッキリ浮かび上がるのが霊なのです。

ですから「あれは霊かも」って思ったときに眼鏡をはずして確認し、霊と目を合わさないように方向転換をしたり目をそらしたりしながら、やり過ごしてきました。

書店でのそんな不自然な康介の行動に気づいたのが冷川理人です。

冷川理人は霊を祓える除霊屋で、康介のように霊が視える人を探していました。

冷川が康介の肩にポンっと手をおくと、康介を通して霊がハッキリ見えるのでした。

同期することで霊能力が増す

冷川の凄腕の除霊師で、祓うことができる他に霊が話す言葉が聞こえたり、結界を作ったり、康介のような霊感の強い人と同期したりできます。

同期するというのは、冷川が康介の体に入り込み除霊作業を2人でやるって感じです。

相手(康介)の体に手を触れると視えるモノや聞こえるモノ、霊の記憶などが共有できるのです。

冷川も霊が視えるのですが、康介ほどハッキリみえないので、康介を通して視えた視界に驚きました。

今まで「ただ視えるだけ」だった康介にとっても、誰かと同期する感覚や霊を祓うという感覚は初めてでした。

康介は、冷川が経営している除霊屋の助手になってほしいとお願いされますが、霊が怖くて近づきたくない康介は断ります。

そんな康介に冷川は「僕と一緒にいれば怖くなくなる」と告げました。

映画版ノベライズ小説のバラバラ死体事件

冷川の事務所には、不可解な出来事に困っている人たちから様々な依頼がきます。

  • 企業からはメールや手紙など文字化けして見えるから困っている
  • 部屋に帰ると物音がしたり、電気がついたり消えたりして怖い

そして時には刑事さんから死体探しの話も舞い込みます。

捜査一家の半澤刑事は、3枚の写真を持って冷川を訪ねてきました。

霊の最後の声を聴く

写真に写っている3人の女性たちは、県内で起きた連続バラバラ殺人の被害者です。

半澤刑事の依頼は3人の遺体の1部ずつが見つからないとのこと。

つなぎ合わせると1体の人間が出来上がる部分がありません。

犯人は拘留中に自殺しており、遺体の一部については最後まで話さなかったそうです。

冷川と康介はさっそく犯人の住んでいた家(女性たちをバラバラにした家)に行きました。

冷川と康介が同期すると、部屋の片隅でうずくまっている男が浮かび上がります。

同時に男も冷川たちに気づき、康介たちの方へゆらゆらと歩み寄ってきます。

冷川が康介を介して男を祓うとき、消えてゆくなかで犯人の男は最後の言葉を怨念に満ちた言葉で漏らしました。

「ヒウラエリカに騙された」

呪い屋「ヒウラエリカ」は女子高生

犯人の男の残像から見えた廃墟となっている建物に、死体の一部ずつを組み合わせた状態(人間1体が完成した状態)で発見されました。

冷川が言うには、このつなぎ合わせられた死体は「呪いの装置」だそうです。

犯人はヒウラエリカに呪いをかけられ、操られてツギハギの遺体を作らされたのです。

ヒウラエリカは女子高生で呪い屋をしています。

子どもの頃から霊感があり、霊を自分の中に取り込んで操るといった能力です。

エリカは誰かを呪うということを自分の意思で行っておらず、父親が慕っている宗教団体の先生の指示によって「呪いの装置」を作っているのでした。

呪いの装置とは

呪いの装置とは、負のエネルギーを持った人間を引き寄せ、ケガレを吸い込んで貯めておくもの。

宗教団体の先生は暴力団とつながっており、貯めたケガレを使って商売に利用するというものです。

邪魔な人間を呪って殺したり、呪われた人間を浄化したりすることでお金が発生する仕組みです。

ヒウラエリカがつくっている呪いの装置は、バラバラ死体だけではありませんでした。

例えば、繁盛しているお店などには沢山の人が集まってきます。

先生とエリカは人が潜在的に持っている悪意を吸い取り、そのお店に悪意を貯め込んでいくのです。

そうやって、あちこちにケガレを貯めておく「貯金箱」を作っています。

ヒウラエリカと出会う

バラバラ死体を隠していた「貯金箱」が壊されたことを察知したヒウラエリカは、廃墟ビルに向かい、建物に侵入した残像を確認します。

冷川は自分の存在を消すことができるので気配は残しませんが、無防備な康介はエリカに存在を知られてしまいます。

そのとき、たまたま廃墟ビルの近くに奥さんと来ていた半澤刑事は、ビルでヒウラエリカを見かけ職務質問をします。

自分の名前を知られていたのを知ったエリカは驚き、半澤刑事の奥さんに呪いをかけます。

半澤刑事が奥さんに気を取られているあいだに、エリカはその場を立ち去りました。

康介の能力は冷川を救うための「運命」だった

半澤刑事の奥さんの呪いを解くべく、ヒウラエリカが作っている貯金箱を壊そうとしている康介たちですが、なかなか上手くいきません。

そんなときエリカのボディガードによって、冷川と康介はエリカの元に連れられていきました。

エリカは貯金箱のケガレを使って、半澤刑事の奥さんを呪ったことで全身から黒い血を流し自我崩壊寸前でした。

貯金箱を壊す

冷川はエリカが自家中毒を起こしていると言います。

人を呪えば自分に返ってくるから自業自得だと。

冷川はエリカを助ける義務はないと、エリカを助けろと言っているボディーガードの指示を突っぱねます。

ですが、康介はエリカを助ける事で半澤刑事の奥さんの呪いが解けるかもしれないから助けるべきだと冷川に言います。

冷川と康介の力によって自我を取り戻したエリカは、貯金箱を作っている経緯と先生について康介たちに打ち明けました。

康介との出会いによってエリカは貯金箱を壊そうとする2人に協力します。

康介と冷川は同期して貯金箱に入り、ケガレの「核」となるものを見つけたとたん冷川は「僕の万華鏡」とつぶやき、がくんと膝をついて倒れ込みました。

冷川は宗教団体の初代教祖

同期している康介に、倒れ込んで過去に戻っている冷川の記憶が入り込んできます。

冷川は子供の頃から霊能力があり、それを見抜いた母親によって大掌様と呼ばれる教祖に仕立て上げられ、信者のケガレのお祓いをしていました。

祓いをすると疲れるから嫌だと言っても、お付きの女からは「大掌様は私たちの運命だから毎日くる面会者を救うために滅私してほしい」と言われ許されることはありません。

学校にも行かしてもらえず、母親に甘えることもできす、お腹いっぱいご飯を食べることもできない状態でした。

ただ一つの安らぎは母親に買ってもらった万華鏡をみているときだけです。

そんなある日、康介の見覚えのある「先生」と呼ばれる男が、黒い血を流した男を連れてやってきました。

冷川は子どもの頃、先生が宗教団体の先生と呼ばれる依然の初代教祖でした。

万華鏡を持って行かれる

大掌様は若き先生が連れてきた男の肩に触れ、お付きの女の方を見ながら「呪ってやる」と言うと、男の体から黒い血がすぅ~っとひき、代わってお付きの女が胸を押さえ両目から黒い血を流し倒れました。

お付きの女が倒れたことによって自由になった大掌様は、万華鏡を持って部屋から飛び出しました。

すると、女の異変に気付いて駆け付けた人間は次々と倒れ込んでいきます。

そして、奥のホールへ向かっていくと信者たちは殺し合いを始めていました。

殺された人間の中には冷川のお母さんもいて、その姿をみた大掌様は万華鏡を落とし叫びます。

その隙に万華鏡を拾って若き先生は混乱をすり抜けて逃げていきました。

この万華鏡が後に「貯金箱の核」となっています。

冷川を救い出す

消えた冷川を探すべく、教団の中を駆け回って探す康介。

冷川を救い出さなければ、元の場所へ戻れなくなると感じています。

冷川の性格が壊れているのは当たり前だと実感した康介は、横たわっている死体をよけながら必死に大掌様を探します。

食堂の隅でうずくまって隠れている大掌様を見つけ、優しく手を差し伸べます。

教団から出たら自分の運命の人を探そうと思っていた大掌様は康介を見上げながら

「これは運命?」と聞きます。

運命だと答えた康介の手をとった冷川は元の場所に戻ることができました。

さんかく窓の外側は夜:ラスト・結末について解説

呪いの貯金箱崩壊のあと

呪いの貯金箱を壊したおかげで、半澤刑事の奥さんにかけられていた呪いは解けました。

奥さんは呪われている間の記憶がありません。

過労でダウンしていたと思っているようです。

半澤刑事は、宗教団体に踏み込みましたが、何も知らない信者だけが取り残されていました。

結局先生の正体はわからないままです。

ヒウラエリカはこれからも死と一緒に生きていく

貯金箱を壊したビルを出るとき、エリカはサッパリした顔つきで康介に言います。

「穢れも呪いも完全にはなくならないだろうけど、これからも私は死と一緒に生きていく。」

今後はその力を誰かに利用されることなく、そして「私なんか死んじゃえばいい」なんて、そんな道に踏み込まないように。

と、康介は願うばかりです。

康介と冷川の運命は繋がっている

康介は刑事さんに冷川のところの仕事は続けるのか、と聞かれましたが契約は解除したといいます。

お互いに望まなければ会うこともない。

康介は刑事さんの家を出た後、書店に向かい歩いていきます。

英莉可と同じように、自分もこの能力と共に生きていくと決めました。

横断歩道を渡ろうとしたとき、横断歩道の向こうで一際目を惹く男性が立っていました。

冷川は康介をみると右手をあげて微笑み、康介は頭をさげる。

一歩また一歩、2人の運命は近づいていきます。

まとめ:映画版ノベライズ小説「さんかく窓の外側は夜」のネタバレ

  • 三角康介は冷川理人との出会いによって除霊作業の助手をすることになる
  • 冷川と同期することによって霊能力が増す
  • 警察から依頼されたバラバラ死体の場所を探す
  • 呪い屋ヒウラエリカは女子高生
  • 呪い屋のヒウラエリカと宗教団体の先生は呪いの貯金箱を作っている
  • 宗教団体の初代教祖は冷川理人
  • 冷川理人を救う運命の人が三角康介だった

 

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