チャーリーとチョコレート工場で、幼少期のウィリー・ウォンカが父親と意見が合わず、家出をしてしまうシーンがあります。
ウィリーが家を出る際、父親は「戻ってきたとき、私はいないぞ」と言いました。字幕ではお前の帰る家はないぞでしたね。
そしてしばらくしてウィリーが戻ると、父親は家ごとごっそりいなくなっていたのです。
ウィリーの父親と家はなぜ消えたのか、またウィリーはトラウマを克服できるのかについて考察しました。
チャーリーとチョコレート工場:ウィリーの父親と家はなぜ消えたのか考察!
矯正可愛いなぁ〜もともと不揃いの歯フェチなんだけど矯正器具も大好き😘チャーリーとチョコレート工場のチャーリーの子供時代に歯医者の父親から無理やり付けさせられてハロウィンで持って帰ってきたお菓子を燃やされるシーン可哀想で性癖に刺さりまくった… pic.twitter.com/zyjVZc3jmA
— 🦋satomiiiiiiin🦋 (@largemochi) June 22, 2019
ウィリーが家出をしてから戻るまでの時間は、国旗博物館の閉館時間までと考えると、数時間から長くても1日ではないでしょうか。移動したわけではなさそうですね。
父親とウィリーの関係
『チャーリーとチョコレート工場』のガジェットで大好きなのはウィリー・ウォンカの幼少期のトラウマとなっている元凶である歯科矯正具。歯科医の父親がかつて「歯」の魅力で一世を風靡したクリストファー・リーな処も如何にもバートンらしい。 pic.twitter.com/np0dpmuSN5
— さざんかQ (@sazankaQ) August 20, 2016
ウィリーの父親は歯医者さんで、ウィリーに対してトラウマレベルの厳しい躾けをしていました。
父子の関係は良好とは言えません。
ヘッドギアをつけるほど歯に気を使っていて、特に虫歯の原因になるようなチョコレートやキャラメルなどのお菓子は悪とみなされ、ウィリーの目の前で捨てられてしまうほど。
父親からすると、ウィリーの健康(特に虫歯)を心配しているのかもしれませんが、ウィリーにとっては両親や家族という言葉が言えないほどトラウマになっています。
ウィリーは父親と意見が合わなくなって家出をし、それからずっと会っていません。
ウィリーが家出した理由
#細かすぎて伝わらない映画の好きなシーン
チャーリーとチョコレート工場で幼少期のウィリーウォンカが家出するとのたまって「帰る家はないぞ」と言われても出ていったのはいいが、いざすごすご帰ってきたらマジで家がなくなっているシーン pic.twitter.com/M8XPAqxd9A— だるま屋楓 ハンドメイドVtuber (@daruma_bass) March 2, 2020
ウィリーが家出をしたのは、父親に将来の夢にケチをつけられたから。
ウィリーはハロウィンでもらってきたお菓子を暖炉に捨てられています。
ところが暖炉の片隅に燃えずに落ちていたチョコレートを発見し、食べたところ美味しさに感動しちゃったのです。
そして将来はショコラティエになると父親に宣言したところ、チョコレートなんて時間のムダやくだらないなどと言われてしまいます。
そして自分の息子がチョコ職人になるのは許さんとのこと。
決意が固かったウィリーはだったら出ていくと言います。
父親はウィリーを引き留めるため、お前が戻ってきたときはこの家はないぞ、とか、私はもういないぞ、と脅しましたが、ウィリーは荷物を持って家を出て行ったのでした。
父親と家が消えたのは心象風景を表現
『チャーリーとチョコレート工場』に登場。
チャーリー・ウォンカの父親、ウィルバー・ウォンカの家。
父親ウィルバーは自分に反抗した息子から家ごと消え失せた。
因みにウィルバー役は、今は亡きサー・クリストファー・リー pic.twitter.com/PTPCFV01Ab— ピギィ【断末魔】@ゆめにっき (@jds02501) February 25, 2018
ウィリーが国旗博物館を出て家に戻ったとき、ウィリーの家だけぽっかり切り取られたようになくなっていました。
お父さんが言った「お前の家はないからな」または「私はもういないぞ」という言葉が脅しのように感じたのかもしれません。
普段からトラウマレベルの躾けをされていましたので、たったそれだけの言葉でも小さなウィリーにとっては一大事だったと思えます。
ですので家に戻っては来たものの、父親と家が「ない」と思い込んでいることもあり、家が消えているように見えたのでしょう。
ウィリーの心に空いた大きな穴が可視化されているのではないでしょうか。
チャーリーとチョコレート工場:ウォンカのトラウマは克服できる?
『チャーリーとチョコレート工場』において
唯我独尊極めすぎたウォンカの
「家族は何か始めようとするといつも邪魔をする」というセリフに対しての「愛しているから心配なのさ」というチャーリーの返し
子供の頃はウォンカに激しく同意だったのに、大人になるとチャーリーの優しさで激しく泣く pic.twitter.com/xTJoNvI3rO
— VAGABOND (@TheVagabond1996) September 2, 2021
父親と対面したあと、ウィリー・ウォンカのトラウマは克服できたのでしょうか。
お菓子が売れなくなった
チャーリーとチョコレート工場を
最近見たのですが…!
登場人物たちのお洋服がとても素敵だったのは勿論だけど…🤦♀️✨
チャーリーと家族の場面も大好き…
あとはウンパルンパたちの歌が面白かった…笑😂 pic.twitter.com/7QYLBiFeGv— 雪もち (@J7QmTpBIqKDQc9X) January 29, 2020
ウィリーは工場の後継者にチャーリーを指名しますが断られてしまいます。
チャーリーは家族は捨てられないと言う理由で断りました。
気分が沈んでしまったウィリーは新作のチョコレートが売れなくなってしまい、チャーリーの元を訪れました。
ウィリーにとって親と言うのは「あれをやれ、これはやるな」とうるさい存在でしかありません。
チャーリーは、親は子供のことを心配しているから口うるさくするといいますが、トラウマレベルの躾けを受けていたウィリーには信じられないことでした。
本当かどうか確かめるために、ウィリーはチャーリーと一緒に父親の家を訪ねることにしました。
心の奥ではきっとウィリーは父親に会いたかったのかもしれませんね。
最後でウィリー父親の家だけがポツンとしている
今まで見たなかで一番怖かったクリストファー・リーは、「チャーリーとチョコレート工場」の、ウォンカ父さん(歯医者)です。 pic.twitter.com/Y1RDTnw9e3
— thalion (@tsgross1111) June 11, 2015
ウィリーがチャーリーを連れて、トラウマを克服すべく父親の家を訪ねるシーンがありました。
父親の家は何にもないところにポツンと一軒だけ建っているという感じ。
寂しそうな風景は、ウィリーの心を表しているのと同時に、父親の心も表しているのではないでしょうか。
家がポツンとしているのを見ると、とても寂し気なのが伝わってきます。
父親のウィルバーは、現在も歯科医をしており、壁にはウィリーの成功が載った新聞の切り抜きが飾られていたり、スクラップがされていたりと、ずっとウィリーの活躍を見守っていたようです。
2人が和解したあと、きっと元の街並みに家が戻されているのではないかと思います。
トラウマは克服しつつある?
映画で「歯」といえば、チャーリーとチョコレート工場のジョニーデップだな。
父親が歯医者で小さい頃から上顎前方牽引装置で矯正させられ甘いものは禁止されてる設定だから、ジョニーデップは入れ歯を入れてた話。 pic.twitter.com/y9yhBjWxt7— DIZ (@DIZfilms) May 20, 2017
ウィリーと父親のその後は映画では描かれていませんが、ウィリーが家族や両親に対して少しづつ克服している様子が描かれています。
仕事を終えチャーリーを自宅まで送ってきたウィリーが、家族と一緒に食事を摂ったり、祖母と抱き合ったりしています。
新作に対してどんどんアイデアが湧き出ているようです。
父親に会う前の沈んでいた気持ちがなくなったようでした。
父親と再会したことで、自分に対する愛情を知り、幼少期のトラウマも克服されつつあるように思えます。
まとめ:ウィリーの父親と家はなぜ消えた?トラウマは克服できる?
#終わり方が最高に好きな映画
チャーリーとチョコレート工場
ウィリー・ウォンカは父親と和解したけれど、理想としたのはお互いにお互いにお互いを必要として支え合いお互いを尊重し合うチャーリーの家族で、その家族を工場に引っ越させてお菓子の甘い世界で完結して終わるのがとても好きです。 pic.twitter.com/ECUUObuYDV— スノードロップ (@Galanthus0929) January 6, 2020
- ウィリーが家出をしたのは、自分の夢にケチをつけられ邪魔をされそうになったから
- 家出をしたあと、家がぽっかり消えているのは、ウィリーの心の状態が可視化されていると思われる
- ウィリーは幼少期にトラウマレベルの厳しい躾けを受けているため、家はないぞという言葉に大きく反応してしまった
- チャーリーに工場を継ぐのを断られたウィリーは気分が沈んでしまい新作が売れなくなる
- 父親に再会したことで新作のアイデアも浮かび、チャーリーの家族とも上手くやっている
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