2017年に公開された映画「22年目の告白」は、時効から7年過ぎてから犯人が告白本を出した、というところから始まっています。
犯人の曾根崎雅人は警察や被害者家族をあざ笑うかのように、マスコミの前に出ては記者会見や出版イベントを積極的に行っています。
また被害者遺族に謝罪に行ったりと、挑発的な行動を続けているのです。
曾根崎は実は犯人ではなく、真犯人をおびき出すために整形で顔を変えた小野寺拓巳でした。
22年目の告白の真犯人は誰なのでしょうか。キャスターの仙堂ではないか?との声もありますね。
真犯人の動機と仙堂は最後誰に刺されたのかについてもまとめました。
22年目の告白:真犯人は仙堂俊雄(仲村トオル)
『22年目の告白 -私が殺人犯です-』話自体と役者は決して悪くないのに全体的にチープで滑っている感じが漂う。そのうちに面白くなるはずという期待がとうとう最後まで叶えられず、軽い徒労感。しかし夏帆は私が今チェックしてる不穏な映画にいつも出ているな。仲村トオルの脚が長かった。以上。 pic.twitter.com/8agkGpEoCd
— aitantanmen (@aitanpraha) November 26, 2020
22年前の連続殺人犯の真犯人はキャスターの仙堂です。
連続殺人事件の被害者は6人
今夜放送する『22年目の告白』は岩城滉一さん演じる暴力団組長とその下につく早乙女太一っていう強めのHiGH&LOW文脈があるのでオススメです pic.twitter.com/vrOJ5KhjdX
— もつれら (@mtmtsf) June 8, 2018
事件は1995年に犯人が被害者をロープで絞殺し、その様子を家族など被害者に最も近い人間に見せるという残虐な殺人を5人連続で起こしています。
殺人事件の被害者が公表されているのは5人ですが、実は告白本で明らかにされていない6人目の被害者がいたのでした。
- 第一の殺人・・・・足立区の定食屋の主人。目撃者は妻。
- 第二の殺人・・・・世田谷区の団地で妻の目の前で絞殺。娘は書店員をしている美晴
- 第三の殺人・・・・銀座のホステス。目撃者はクラブのオーナーで橘組の組長
- 第四の殺人・・・・練馬区の医者の妻。目撃者は共立中央病院の院長
- 第五の殺人・・・・牧村刑事の先輩の滝刑事。本来は牧村を狙ったが、罠のある部屋に滝刑事が先に入ったため、目撃者は牧村となった。
と、以上が公になっている殺人です。
6人目の被害者は、牧村刑事の妹の里香です。5人目の被害者である滝刑事が死亡した牧村刑事の部屋には、妹の里香がいたはずでした。
里香は連続殺人事件の後、婚約指輪だけを残して行方不明となっています。
ところが曾根崎が犯人だと名乗り出たあと、真犯人の仙堂は里香の殺人を録画した動画を公開しました。
行方不明だった里香が殺されたという事実が判明しました。
告白本は曾根崎と牧村が仕組んでいた
映画「22年目の告白」、真正サイコパス決定戦優勝者は「藁の盾」の藤原竜也か、「悪の教典」の伊藤英明か、「チームバチスタ」シリーズの仲村トオルか。 pic.twitter.com/FHdN9bnw4v
— サ者 (@kingdom2mercy) October 21, 2020
曾根崎の正体は里香の婚約者の小野寺拓巳。
拓巳は時効が成立した日に飛び下り自殺をしたのですが命を取り留めました。
拓巳は犯人に復讐するため牧村と手を組みます。
告白本を使って真犯人をおびき寄せようとしたのでした。
偽の犯人を名乗ることで、真犯人は自分がやった犯行の手柄を横取りされる=気に入らないとなり、何らかの行動を起こすだろうと思っていたのです。
真犯人を突き止めるための最後の手段ですね。
真犯人は仙堂だと気付いた理由
「はじめまして、私が殺人犯です」
殺人手記を出版した美しき殺人犯【藤原竜也】VS 22年間事件を追い続ける刑事【伊藤英明】!サスペンスエンターテインメント『22年目の告白―私が殺人犯です―』、2017年初夏に公開決定! pic.twitter.com/jBloKCbGOS
— ワーナー ブラザース ジャパン (@warnerjp) July 13, 2016
拓巳は仙堂の番組に出演したときに違和感を感じます。
仙堂は、「里香は婚約していた」と言ったのですが、拓巳と里香の婚約を知っている人は兄の牧村のみ。
牧村以外で里香が婚約をしていたのを知っている人物は、里香の指から指輪を抜き取った犯人だということになります。
また違和感を確信に変えた理由として
- 告白本の出版に誰よりも早く喰いついてきたのが仙堂ということ
- 拓巳が事件について自分の作品のように語ると仙堂はいつもイラついていたということ
そして仙堂は番組中にわざと万年筆を拓巳のほうに向けていました。
カッとなった拓巳が偽の真犯人を刺すことで本当の殺人犯に仕立てようとしていたことに気づいたのです。
22年目の告白:仙堂の動機と最後は誰に刺されたのか
映画「22年目の告白」、真正サイコパス決定戦優勝者は「藁の盾」の藤原竜也か、「悪の教典」の伊藤英明か、「チームバチスタ」シリーズの仲村トオルか。 pic.twitter.com/FHdN9bnw4v
— サ者 (@kingdom2mercy) October 21, 2020
仙堂が連続殺人を犯した動機は過去のトラウマが原因だったと思われます。そして最後は誰かに刺されたシーンで終わっています。誰が仙堂を刺したのでしょうか。
仙堂の動機はトラウマ?
『22年目の告白』のクライマックスで、事件の関係者が山奥の別荘に集うのですが、そのロケーションが個人的にすごくグッときました。薄暗い森を抜けた先にある、どこか色のないような印象の建物の地下室に、物語を追う闇がギューッと凝縮されていく様が視覚で感じ取れた pic.twitter.com/Hk6E59XsP0
— くろまつ (@PONKOTSUforever) June 30, 2017
拓巳は仙堂の元へ向かう時、医師で被害者家族の山縣に「過去に深刻なトラウマを負った人間が、自分がされた行為を他者に振るうことってあるのでしょうか」と言っています。
そして自分が犯人だと明かした仙堂も「俺はあのとき死んでいれば良かった」と何度か、友人が絞殺されている映像が浮かんでいるのです。
仙堂は逮捕後の供述で、戦場で大切な人を失ってから体の中に黒い闇のようなものが広がっていって、どれだけ仕事で褒められてもその闇は一向にに照らされない。さみしいですよ。
かろうじて光があるとしたら、この世に自分と同じ境遇の人がいるということだと言っています。
仙堂は戦場で起こった衝撃的な出来事が今だに忘れられずトラウマとして残っているようでした。
ですので当時の出来事を再現するかのように、絞殺する場面には目撃者を作るという殺害方法に至ったのでしょう。
最後に仙堂を刺したのは戸田丈
映画『22年目の告白 私が殺人犯です』公開まで【あと2日】。
最近よく作品に出演してもらうことの多い野村周平くん、早乙女太一くん。真逆の性格っぽい2人ですが、本作の中ではある一点だけ共通点があります。 pic.twitter.com/paXEtksx33
— 入江悠 Irie Yu (@U_irie) June 8, 2017
仙堂はエンドロールのあと収容所のような施設の廊下で戸田丈に刺されています。
映っているのは横顔で、わずかな時間のシーンだったため、誰が刺したんだ?と話題になりましたが、早乙女太一演じる戸田丈で間違いないと思われます。
戸田丈は、告白本の握手会のときも橘組の組長(岩城滉一)の命令で、曾根崎を狙っていますし、戸田丈自身連続殺人事件の遺族でした。
逮捕されたとはいえ、復讐心が消えなかったのでしょう。
まとめ:22年目の告白の真犯人は誰?動機と最後は誰に刺されたのかについても
『22年目の告白-私が殺人犯です-』
面白かった。いろんな伏線がありつつ「へぇー」って思うような展開がありつつ、犯人役の藤原竜也さん、刑事役の伊藤英明さん、キャスター役の仲村トオルさんの鬼気迫る演技もよかった。2時間ずっと楽しめた。韓国映画のリメイクなんだね。そっちも観てみよかな。 pic.twitter.com/doObrqP2O7
— さむたろう@VOD映画マニア@毎日、映画・ドラマ&書籍レビュー投稿中!(^^)! (@samtarovod) February 10, 2021
- 22年目の告白の真犯人はキャスターの仙堂
- 曾根崎は、真犯人をあぶりだすため犯人に成りすまして告白本を発表した
- 告白本を執筆したのは牧村刑事で、曾根崎と組んでいた
- 曾根崎が牧村を犯人と思った理由は、告白本に最初に喰いついてきたことと、曾根崎が事件について話すとイラついていたこと
- 仙堂が殺人を犯した動機は過去のトラウマが原因だと思われる
- 仙堂を最後に刺したのは戸田丈で、連続殺人事件の被害者の息子だった
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