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天堂晋助著「西郷暗殺」を紹介!感想と関連書籍についても

天堂晋助著「西郷暗殺」を紹介します。

 舞台設定は明治初期で西南戦争の頃。とは言っても西郷隆盛が中心人物ではなく、西郷隆盛の命を狙う人と守る人の攻防が描かれています。

攻防戦のスリルを疑似体験できるような臨場感が感じられる作品です。

今回は「西郷暗殺」について感想や著者の関連書籍についてもまとめました。

天堂晋助著:西郷暗殺とは?

 今回、天堂晋助氏の作品を紹介するのは3作目となりますが、やはり著者のプロフィールから紹介します。

著者天堂晋助氏プロフィール

 埼玉県出身で会社員をしながら執筆活動をされていました。

安原顯氏の創設した創作学校で小説を学ばれ、創作学校にて優秀賞受賞しています。

学研主催の第2回歴史群像賞で奨励賞を受賞したのをきっかけに会社員を辞め執筆活動に専念されたとのこと。

2002年の作品である「秦始皇帝と暗殺者」は、日本図書館協会選定図書となっています。

会社員から作家に転身されたのは心の中にある何かもやもやしたものを表現という形で外に出したかったからということで、今までに多くの作品を出版されています。

誰もが楽しめる小説を書くのが目標で、歴史小説に関心がない人にも面白いと思ってもらえたら嬉しいという熱い想いがあります。

ジャック・ヒギンズの「鷲は舞い降りた」とフレデリック・フォーサイスの「ジャッカルの日」の大ファンとのこと。

風呼ぶ狐:西南戦争の潜入警察官の電子書籍化

 西郷暗殺はなんと2024年1月にAmazonで発売され同月に「日本の歴史」「ミステリー・スリラー・サスペンス」で1位を取得しています。

実は、この作品は2021年11月24日に文藝春秋企画出版室から「風呼ぶ狐:西南戦争の潜入警察官」というタイトルで発売されていた作品です。

電子書籍化となり、さらに多くの方に読んでもらえるのではないでしょうか。

西郷隆盛の人物像(史実)

史実の西郷隆盛は幕末期に活躍した武士で、江戸城無血開城を成功させ、明治維新の立役者と言える人物です。

明治政府が立ち上がり西郷隆盛も政治に参加していたのですが、内部分裂によって鹿児島に戻りました。

そこで明治政府に不満を抱えていた旧薩摩藩の士族が西郷隆盛をリーダーとして明治政府相手に反乱を起こしました。(西南戦争)

ところが、約7か月間に及んだ戦いは政府によって鎮圧されることになり、西郷隆盛は敗北。

最後は自害で人生を終えています。

登場人物

西郷暗殺は明治政府側と薩摩藩の激突で、登場人物が多くて、どっちがどっちの味方なのかこんがららってしまうので整理しますね。

★は実在する人物です。

東京警視庁と薩摩藩士の攻防戦!

東京警視庁の浦木啓輔に「西郷暗殺」の極秘指令が下され、浦木は里帰りという名目で薩摩に潜入し、西郷の居場所を突き止めるのです。

西郷暗殺を阻止するのが薩摩藩の桐野利明。

この2人は幼馴染であり、因縁の宿敵でもあります。

西郷隆盛を突き止めた警視庁浦木の前に立ちはだかる桐野利明との攻防は、命をかけたその道のプロとプロの戦い!

物語の世界が想像しやすくドラマを観ているかのようで、歴史に疎くても臨場感が感じられてハラハラしちゃいますね。

管理人
管理人

桐野利明は人斬り半次郎という異名がある武士で
根強い人気がある人物です。

西郷暗殺の概要

西郷暗殺は8つの章から構成されています。

  • 第一章:計略明治六年
  • 第二章:密命明治七年
  • 第三章:攻防明治十年
  • 第四章:潜入明治十年
  • 第五章:明治十年
  • 第六章:拷問明治十年
  • 第七章:戦場明治十年
  • 第八章:その後明治十一年

著者:天堂晋助

本の長さ:273ページ

kindle価格:680円(税込み)

ペーパーバック:1650円(税込み)

発売日:2024年1月20日

天堂晋助著「西郷暗殺」の感想と評価と関連書籍について

先述しましたが、西郷暗殺は文藝春秋企画出版室から「風呼ぶ狐西南戦争の潜入警察官」というタイトルで出版されたものでした。

担当編集者のコメント

当時「風呼ぶ狐」を担当していた編集者さんからのおすすめコメントとしては以下のような記載がありました。

文藝春秋BOOKSの紹介ページの見出しには「息を飲むスリル! 心に焼き付くサスペンス!」とあります。

タイトルの「狐」というのは、西郷暗殺の極秘指令が下された浦木啓輔のコードネームのこと。カッコイイですね!

舞台は新都・東京と南九州。筆者は、西南戦争の舞台裏、薩摩の地方言語、地誌、習俗を研究・熟知。たしかな地盤の上に奇想天外な物語を組み立てています。ジェットコースターに乗ったような鮮やかな場面展開。臨場感たっぷりの冒険時代小説の誕生です。

読んだ感想

今回天堂晋助氏の書籍を読むのは3冊目になります。

著者の「歴史ものは冒険もの」という言葉を知ってから歴史小説に対する見方が変わりました。

何より、超有名な実在する人物と架空の人物が対決したり、史実の流れを壊さず別角度の物語を見せてくれる点に感動!

ひょっとしたら浦木という人物は実在していたのか?と思って調べちゃいました。(架空の人物です)

臨場感を感じられる戦いのシーンにおいても登場人物の心情が感じられ、歴史に疎い私でも読みやすい作品でした。

管理人
管理人

ちなみに浦木の名前は「ガンダム0083」からヒントを得たのだとか。
親近感が湧いてきますね!

天堂晋助氏の関連書籍

天堂晋助氏は数多くの作品を出版されていて、歴史ものや恋愛、ホラー系などジャンルが幅広いです。

今回の西郷暗殺に関連する書籍として、

  • 幕末スパイ戦争
  • 新選組出陣

上記の他、最新刊には「家康暗殺」があります。

まとめ:天堂晋助著「西郷暗殺」を紹介!評価や感想と関連書籍についても

天堂晋助著「西郷暗殺」を紹介しました。

ちょっと知ってる歴史と聞いたことがある歴史上の人物、そして架空の人物がうまく絡み合い、スリルを味わえる作品です。

文章だけなのに背景が見えてくる感じ、そして史実に沿った着地が面白いです。

歴史を知らなくてもついつい調べてしまう、歴史を知っていたらもっと楽しめるかも、そんな気持ちになる作品です。

天堂晋助著「西郷暗殺」はAmazonで購入できます。

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