逃げ上手の若君に登場する二刀使いの吹雪。
吹雪と初対面した逃若党の孤次郎と亜也子でしたが、2人がかりで吹雪を攻撃しても太刀打ちできませんでした。
小さな子供だけで敵襲を3度回避し、策を練ったり村を守ったのも吹雪です。
一体吹雪とは何者なのでしょうか。
吹雪の正体と過去、史実でのモデルや死亡するのかについてもまとめました。
逃げ上手の若君:吹雪の正体と過去について
《逃げ上手の若君》 ◆106話◆
— いちご (@ww_ichigo_ww) April 17, 2023
吹雪、離反…! pic.twitter.com/xO4GNW4ZrS
吹雪の正体は足利方出身で、彦部とかいう武士の子。吹雪の強さは足利学校での訓練の賜物なのです。
吹雪の正体は足利の高一族の端くれ
吹雪は軍師としての頭脳と武士としての強さを兼ね備えた人物です。
兵法も熟知しており吹雪がいなくては勝てない戦もありました。
まだ10代半ばなのにどうしてそんなに能力が高いのか。
実は吹雪の正体は足利方の出身で、高一族の端くれにあたる彦部氏(武士)の子でした。
足利学校に通って文武を磨いていたのです。
吹雪の文武は足利学校で鍛えられていた
『逃げ上手の若君』太平記の天狗を忍者と捉えたり、歴史上「忍」を最初に使ったのは高師直とかは「どこまでを忍者とするか」「根拠となる文献の不確かさ」のテクを使って巧く創作してるけど「足利学校は忍者養成機関」は唐突に大嘘ブッ込んできた感じが強くて笑ってしまった #逃げ若 #逃げ上手の若君 pic.twitter.com/DrUW36OzR1
— 平野レミゼラブル@キネマ荘 (@28kawashima) January 30, 2022
足利学校というのは兵法・武術すべてを兼ね備えた足利の忠実な武士となるための学校です。
吹雪は学校ではかなり秀でた存在で、末端でも高師直に覚えられているほどでした。
足利学校は衰退した朝廷の教育機関を上杉家が預かり訓練施設で、原作漫画では後に登場する上杉憲顕が最強の武士を作るべく人造人間を開発しているところです。
父親を殺して足利を出た
吹雪がなぜ単独で各地を回っていたのかというと、学校よりもキツイ父親の虐待という訓練から逃れるためでした。
吹雪の父親は吹雪の出世に異常なまでに執着した人で、足利学校から帰った吹雪を容赦なく虐待に近い鍛錬を強いられていました。
あまりにも過酷な生活に耐えられず吹雪は父親を殺し家を出たのです。
家柄を無くしてしまった吹雪でしたが天下を支えるという目標を捨てられず、自分の才能を活かせる場所を求めて各地を放浪していたのでした。
時行と運命の出会い
天下を支える目標を叶えるため、各地で主君となる人を探していたときに出会ったのが北条時行でした。
時行を「我が君」と呼び、戦においては策を練り時行に必殺技を教え、時行の天下取りには欠かせない存在。
倒した敵に情けを見せる時行を叱咤するシーンもあり、吹雪って本当に時行を導いてるなと感動するほどです。
時行にとって吹雪は郎党であり武を教えてくれる師であり絶大に信頼する人物です。
吹雪の裏切り
吹雪は元々足利方の出身で、本来ならば足利尊氏に仕えていたはずのでした。
時行という天下取りを狙う人物を出会って支えていたのですが、相模川の戦いで尊氏に敗北し尊氏から発せられる力を浴びて足利に寝返ってしまいます。
足利尊氏という人物は異常に人を惹きつけるカリスマだったようで、尊氏がピンチになると決まって敵が一斉に尊氏に降参するとのこと。
高師直いわく、深く尊氏にはまるのは以前にも尊氏の光を浴びているか心に強い飢えがあるかだそうです。
吹雪の場合、両方の可能性がありますよね。
足利に寝返った吹雪はその後「高師冬」という名前をもらっています。
逃げ上手の若君:吹雪の実在モデルと死亡について
『逃げ上手の若君』
— 平野レミゼラブル@キネマ荘 (@28kawashima) November 7, 2022
天狗衆を輩出している「足利学校」は上杉家の預かり。
高師直は今後「天狗衆」は自分が直接運用することを考えている。
これ、観応の擾乱に繋がっていく布石では?(管轄争いで深まる上杉一族と高一族の確執)#逃げ若 #逃げ上手の若君 pic.twitter.com/nVHnRqduRC
吹雪の実在モデルは高師冬です。どういう死を遂げたのでしょうか。
吹雪の実在モデルは高師冬
吹雪が足利に寝返って高師直からもらった名前は高師冬でした。
史実の高師冬は足利にとって優れた執事だったようで、北畠顕家との戦いでも貢献したようです。
原作漫画では、高師直には叔父から義理で預かった猶子「高師冬」がいて初の戦で死亡してしまいます。
そして元々吹雪に目をつけていた高師直は、吹雪に顔を隠して「高師冬」として成りすませと言い、気の仮面を渡すのです。
既に催眠状態に陥ったかのような吹雪は「その才を生涯足利に捧げろ」と言われ完全に足利に戻ったようでした。
相模川の戦いで吹雪という架空の人物は消え、高師冬となることで史実と繋がったという感じですね。
高師冬死亡は自害
原作漫画で高師冬となった吹雪はその後足利側になり、北条時行と戦うことになります。
我が君と言っていた時行に逆さ凶を使って攻撃をしてしまうのです。とても悲しいシーンですね。
史実の高師冬は足利に執事として活躍し生涯を捧げましたが、上杉憲顕との対立に敗れ鎌倉から没落。
その後高師冬は甲斐須沢城にて自害しています。
まとめ:逃げ上手の若君吹雪の正体とは?過去や実在モデルと死亡についても
今週の『逃げ上手の若君』
— Day (@Daybreak_again) April 18, 2023
第106話「父子1335」
名前読めないのは理解不能の鬼って事か、そして雪吹くんの高師冬ルート。
関東で上杉と政争して負けた(暗殺)イメージしかないが、諏訪の孫殿も居たので正気取り戻すのその辺かしら?
なお高師春、高師夏、高師秋、高師冬の春夏秋冬は全員実在する。 pic.twitter.com/fCdHPSvnYs
- 吹雪の正体は足利方の高一族の端くれである武士の子
- 吹雪の文武すべてに長けているのは足利学校に通っていたから
- 厳しい父親の訓練(虐待)に耐え兼ね、吹雪は父親を殺して家を出た
- 主君となる人を探しているときに時行に出会った
- 尊氏との戦で力を浴び足利に寝返り高師冬となる(史実に繋がる)
- 吹雪の実在モデルは高師冬
- 高師冬は足利に生涯を尽くした人で最後は上杉憲顕に追われて自害
逃げ上手の若君吹雪が裏切り(寝返り)?高師冬や再登場についても