逃げ上手の若君に登場する吹雪は逃若党の軍師で、時行が最高の師と信頼する人物です。
吹雪は時行を我が君と呼び生涯かけて時行についていくのだと思っていました。
ところが吹雪はこれからという時に時行を裏切って足利へ寝返ってしまうのです。
「高師冬」なんて名前ももらっていましたね。
逃若党にとっては大きな戦力が欠けてしまったことになりますが、吹雪は再び戻ってくるのでしょうか。
吹雪の裏切り(寝返り)や再登場についてもまとめました。
逃げ上手の若君:吹雪が裏切り(寝返り)?
《逃げ上手の若君》 ◆106話◆
吹雪、離反…! pic.twitter.com/xO4GNW4ZrS— いちご (@ww_ichigo_ww) April 17, 2023
吹雪の裏切りは相模川の戦いのとき。尊氏に吸い込まれるように足利軍に寝返って行きました。
吹雪は逃若党の軍師
吹雪と時行の出会いは北の国境で不穏な動きがあると報告が入り、逃若党が偵察に行ったときでした。
各地を放浪し使える主を探しており、立ち寄った村の子供たちを小笠原から守っていました。
吹雪は二刀流を扱い、その実力だけでなく教えるのも策を考えるのも上手。
村の子供たちを戦力として使い敵を撃退していました。
時行が瘴奸を倒したのも吹雪の戦略と教えがあったからです。
逃若党にとってなくてはならない軍師になっていきました。
吹雪は足利学校に通っていた
吹雪はもともと足利方の下級武士の出身で、足利家の忠実な武士となるために足利学校で文武を学んでいました。
*足利学校は衰退した朝廷の教育機関を上杉家が預かり訓練施設としていたところです。原作漫画では最強の武士(人造人間)を作る機関として登場!
吹雪の父親は吹雪の出世に異常なほどに執着し連日厳しいせっかんを吹雪にしていました。
足利学校での厳しい訓練と父親のせっかんという生活に耐えられず、吹雪は父親を殺して家を出たのです。
吹雪は足利学校では郡を抜いた才があり、尊氏の側近がいずれ配下にしようと思っていたほどの実力がありました。
足利尊氏に吸い寄せられて裏切りへ
吹雪が裏切ったのは時行と足利の相模川の戦いです。
足利勢がピンチになり本陣から尊氏が登場。
吹雪は尊氏が放つ光に吸い寄せられるように尊氏の元へ歩き出します。時行の「行くな」という声すら聞こえていません。
足利尊氏には人々を異常に引き寄せるカリスマ性があり、史上最もわけのわからない天下人だと言われています。
尊氏には「尊氏が絶体絶命なとき、決まって敵が一斉に尊氏に降参する」ことがあるようです。
尊氏から発せられる力に中毒になるのは、以前にも力を浴びているのか、心に強い飢えがあるのかとのこと。
吹雪の場合は心に飢えが当てはまりそうですね。
元服名:高師冬
足利に寝返った吹雪は高師直に実力を買われ「高師冬」と元服名をもらいました。
師直からもらったお面をつけ、師直の猶子(本物の高師冬)に成りすますように命じられました。
吹雪は尊氏の光に当てられてから視界にモヤがかかったような、やりたい事があったような、という感覚です。
吹雪本人からするとおそらく時行を裏切ったとは思っていないと思われます。
そのうち再登場があるのでしょうか。
師直の猶子である高師冬は、叔父の子を義理で猶子にしましたが弱いとのこと。どうせ猶子にするなら強い他人の方がいいということで、吹雪に高師冬に成りすませました。
逃げ上手の若君:高師冬(吹雪)の再登場は?
今週の『逃げ上手の若君』
第106話「父子1335」名前読めないのは理解不能の鬼って事か、そして雪吹くんの高師冬ルート。
関東で上杉と政争して負けた(暗殺)イメージしかないが、諏訪の孫殿も居たので正気取り戻すのその辺かしら?
なお高師春、高師夏、高師秋、高師冬の春夏秋冬は全員実在する。 pic.twitter.com/fCdHPSvnYs
— Day (@Daybreak_again) April 18, 2023
時行を裏切ったあと吹雪(高師冬)が登場するのはいつなのでしょうか。
高師冬(吹雪)の再登場は?
吹雪は師直にもらったお面をつけさらに強くなって再登場します。
雫いわく悪しき神力に汚染されてるとのこと。
悪しき神力の支配が進めば自分が世に満ちたいと強く欲するようになり野心が止まらなくなってしまうのです。
吹雪はもう元にはもどらないらしく、時行に対して逆凶(さかさきょう)で斬りかかっていました。完全に敵です。
史実での高師冬
高師冬は史実にも登場している人物です。
高師行の子で高師直の猶子。
鎌倉府の執事として優秀で軍事行動もめざましかったようで、尊氏の息子である義詮の執事も務めています。
その後、基氏の代になった際にも執事に再任されていますが、同時に執事に任命されていた上杉憲顕との抗争に敗れ甲斐須沢城で自害しています。
ということは、再登場したところで吹雪は時行の元には戻らず足利に戻ったままということになりそうですね。
まとめ:逃げ上手の若君吹雪が裏切り(寝返り)?高師冬や再登場についても
今週の「逃げ上手の若君」感想、 時行を襲う吹雪。仮面を取られたその素顔は・・・【147話】 : ジャンプまとめ速報 https://t.co/VRenvnEuqs pic.twitter.com/4q1D2PcGx5
— ジャンプまとめ速報 (@jumpmatome2ch) March 5, 2024
- 吹雪の正体は足利学校で訓練された武士の子
- 父親のせっかんと足利学校の訓練が嫌になって各地を放浪し主君になる人物を探していた
- 時行にとって吹雪は信頼する郎党であり師であり逃若党の軍師
- 尊氏の姿を見て吹雪は吸い寄せられるように足利の方へ行った
- 吹雪が再登場した時点で既に悪しき神力に汚染されているため元には戻らないとのこと
- 史実の高師冬も足利のために尽力して生涯を終えている
逃げ上手の若君吹雪の正体とは?過去や実在モデルと死亡についても