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聲の形・西宮はなぜ石田を好きになった?最後(その後)は付き合うのかについても

聲の形の主人公西宮硝子は小学校のとき石田や植野たちグループからイジメを受けていました。

水をかけられたり補聴器を壊されたり、ノートを池に投げられたりと、それはひどいイジメでした。

高校生になって石田は謝罪するために西宮がいる聾学校を訪れ、それから2人の親交が始まります。

それも不思議ですが、なんとしばらくすると西宮硝子は石田に「好き」と告白!

聞き取れなかった石田には伝わりませんでしたが、それにしてもなぜ西宮硝子は石田のことが好きになってしまったのでしょうか。

聲の形:西宮硝子はなぜ石田を好きになった?

西宮硝子が自分をイジメてた石田を好きになるって理解できませんよね。

石田は西宮硝子をイジメていた

小学校6年生のとき西宮硝子は石田がいるクラスに転校してきます。

耳が聞こえないことで注目を浴び、その独特の話し方をからかったのも石田でした。

水をかけたり筆談ノートを池に落としたり、補聴器を教室の外へ捨てたり無理やり取って耳から血が出てしまったこともありました。

西宮硝子にとって小学校6年生の出来事はトラウマレベルだと言っても過言ではないぐらいのイジメです。

石田との再会

石田は自分のイジメによって母親に迷惑をかけたことに気づきます。

また、自分がやったことは自分に返ってくる、ということで石田自身も島田たちから同じようにイジメられることになりました。

人間不信や過去の反省から石田はすっかり性格も変わってしまい自殺を考えるようになりました。

自殺する前に母親に迷惑をかけたお金を返し、西宮硝子に筆談ノートを返し謝罪するため、硝子を探し高校3年生のときに再会します。

好きだと告白する

石田と再会したとき、硝子は走って逃げだしてしまいます。

ところが石田が手話を勉強していたことを知り、少し見方が変わりました。

パンを買ってきて一緒に鯉にエサをあげたり、会いたかった佐原さんを探してくれたりと自分に優しく接してくれるようになります。

硝子は元々石田たちと仲良くなりたかったこともあり、会いに来てくれて嬉しいと思うようになりました。

一緒に過ごす時間が多くなった硝子は石田に徐々に好意を寄せるようになり、ついに石田に「好き」と告白!

硝子が石田を好きになった理由を考察

そもそも硝子は石田たちと仲良くなりたいと思っていました。

再会した石田は雰囲気も変わり、優しくなっていました。

そして手話も覚えており、当時のノートを持って自分を探してくれていました。

もう一度会いたいと思っていた佐原さんを探してくれたり、過去のイジメを反省しているのが伝わってきます。

硝子は優しいですから石田の手話を見た時点で過去を許し、今の石田自身を見ていたのだと思われます。

現実的にあれだけのイジメを受けたらなかなか許すのは難しいと思いますが、元々友達になりたかったこともあり、優しくしてくれる石田を好きになってしまったのでしょう。

聲の形:西宮と石田は最後(その後)付き合う?

石田は硝子に生きるのを手伝ってほしいと伝えます。石田も硝子が好きなのでしょうか。

生きるのを手伝ってほしいとは?

石田が入院中に抜け出し硝子に「生きるのを手伝ってほしい」と言ったのは恋愛感情からではありません。

公式ファンブックでの大今先生のインタビューで「将也の側に恋愛感情は絡んでいません」とあります。

そして硝子が好きと告白した「好き」も、将也は「月」だと思っており、硝子が自分に恋愛感情を抱いてるとは思っていません。

罪滅ぼしやこれからの人生に向き合うこと、硝子が再び自殺を考えないためにも「手伝ってほしい」と言ったのではないでしょうか。

石田と硝子は付き合う?

石田と硝子は最後まで恋人関係ではありません。

石田からすると硝子には必ず幸せになってほしい相手ですが、幸せにするのは自分ではないと思ってるのではないでしょうか。

ゆづると対面したときも彼氏の邪魔はしないと言っていましたし、あくまで罪滅ぼしとして存在する感じがします。

ただ、作者が「ないとは言い切れない」と言っていますので、付き合う可能性があるかもしれませんが石田が硝子と付き合っても罪の意識は消えることはなく、過去を引きずったままになってしまいそう。

いつまでも硝子の友達というポジションを守るのではないでしょうか。

まとめ:聲の形・西宮はなぜ石田を好きになった?最後(その後)は付き合うのかについても


西宮硝子は小学校6年生のとき石田にかなりイジメられていましたが、高校生になって再会し石田の良さに気付いて好きになってしまいます。

イジメられた相手を好きになるなんて驚きですが、元々友達になりたかった人なので、自分のために手話を覚えたり、別人のように優しくなっていたので気持ちが向いてしまったのだと思われます。

石田側は硝子に対する恋愛感情はなく、あくまでも謝罪相手で罪滅ぼしのために硝子に尽くしています。

作者が言うように将来的に2人が付き合う可能性はゼロではないかもしれませんが、石田が硝子を「イジメた相手」という認識が薄れることはないように思います。

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