監禁区域レベルXは登場キャラたちがX(さい)という未知の生物と戦いながら生き延びていくというストーリーです。
この未知の生物は一体なんなのか、と主人公たちがたどり着いた手がかりはノートにあった「リト」という名前。
文字や絵から察すると幼稚園ぐらいの子供なのですが、リトとは一体何者なのでしょうか。
最終回で明かされるリトの目的や登場キャラが無事Xを攻略できたのかについてもネタバレしていきます。
監禁区域レベルX:リトの正体と目的は?
リトは2035年で生きる少年で、正体は修平と涼花の子供でした。
リトのノートにはステージ毎のXが描かれている
涼花と修平がステージクリアを意味する屋上(最上階)へ行くと、置いてあるのはノートでした。
ノートの表紙には「リト」と、持ち主と思われる名前が書かれてあり、その字からは幼い子供なのだろうと考えられます。
ノートを開くと、涼花と修平が戦っていたXが描かれていて、次のステージはヘンゼルとグレーテル、その次は白紙、というような内容でした。
リトという人物を探して話を聞いた方が早いのでは?と思ってしまいますが、戦いの中でリトが姿を現すことはありませんでした。
2030年に生まれたリト
リトは2030年に生まれ、2035年の現在は5歳の男の子です。
名前は室坂リトで、2035年に起こったマンション崩壊事故の奇跡の生存者です。
パパは室坂修平で、ママは鶴見涼花。
リトの正体は涼花と修平が未来に結婚して生まれる子供だったのです。
度々見える未来の写真や新聞の切り抜きから2人が結婚することがわかっていましたね。
「ゴッドシンドローム」という力を使って、修平・涼花・菜央・アキラの4人をこの世界につなぎとめています。
2035年のリトは病院で眠っている
リトはすべてのXをクリアした涼花たちに会うためにマンションの屋上に現れますが、実は本物のリトが作り出した幻のようなもの。
本物のリトは2035年の病院のベッドで眠っているのだとか。
リトが使う力「ゴッドシンドローム」とは想像を現実に変えることができる病だそうです。
罹患しているのは現在10人の子供たちとのことで、リトはその10人の中の1人となります。
目的はパパとママを助けるため
リトがゴッドシンドロームを使って、この世界に4人を繋ぎとめた目的はママとパパを助けるためでした。
2035年に起きるマンションの崩壊事故で、涼花と修平は瓦礫の下敷きになっている映像が何度か見えています。
その事故によって涼花と修平は生死の境をさまよっていたのでした。
だからリトはパパとママが死へと向かわないように、精神をこの世界に閉じ込めたのです。
Xはリトの恐怖が具現化したもの
涼花と修平が戦ってきたXは、4人をこの世界に閉じ込めたと同時に、リトの恐怖がXとして現れてしまったとのこと。
Xと戦って失敗してもスタート時に戻れるのは、リトが作り出した世界だったからなのですね。
その戦いも最後のXを倒していますから、無事に全員2035年の世界に戻れるのです。
監禁区域レベルXの最終回のネタバレ!
最終回では涼花や修平たちは2035年に戻っています。
最後のX宮本武蔵を倒す
監禁区域レベルXのラストのXは宮本武蔵です。
*ノベル版とコミカライズ版によって登場するXの数が違います。また、コミカライズ版も2種類あります。
涼花と修平たちにとって最強のXは宮本武蔵でした。宮本武蔵にはまったく歯が立たず再戦するまでに8年が経過していました。
過去の倒したXを召喚し、自分たちの持てる力を際限なく使い総力戦の末、武蔵を倒すことが出来ました。
そして最上階に上がっていくと現れたのはリトでした。
リトによるこの世界の解説
涼花と修平たち4人は、リトによってこの世界を作り出されたことや2035年の出来事を聞かされます。
4人は2035年からリトが作り出したこの世界につなぎとめられてることを知ったのでした。
リトからは菜央の未来の姿が語られるなど、4人は未来でも仲が良いようです。
最後のXである宮本武蔵を倒したことで全員が無事に2035年に戻れると知り、一旦ここで先にリトは屋上から消えてしまいました。
2035年に戻って家族再会
リトが消えたあと、涼花は2035年の病院のベッドで目を覚まします。
ベッドのそばにはリトと修平、菜央やアキラもいました。
記憶を持ったまま戻ったようですね。
ただ、ラストシーンの「これですべて終わったんだ」と窓の外をみた4人の先に描かれていたのはXらしきもの。
これは今後も新たな戦いがあるのか、召喚したXまでも一緒に2035年に戻ってきたのか、どっちなんだろうと考えてしまいます。
ただ、3巻の終わりに「完」とありますので、このあとの展開は読者の想像に任せると言った感じなのでしょうか。
まとめ:監禁区域レベルXリトの正体と目的は?最終回をネタバレ!
- リトはステージをクリアした屋上に置かれてるノートの持ち主の名前
- リトの正体は2030年に生まれた涼花と修平の息子
- 2035年のマンション崩壊事故の生還者で、現在は病院のベッドで眠っている
- リトにはゴッドシンドロームという能力があり、涼花と修平が死に向かわないようにこの世界につなぎとめている
- Xはリトの恐怖が現れたもので、宮本武蔵が最後のX
- 宮本武蔵を倒したことで、みんな無事に2035年に戻れる
- 最終回では病院のベッドで意識を取り戻す涼花と、その周りには修平や菜央とアキラがいる