2023年8月17日に発売された勿忘草著「
同年7月に発売の「春の贈りもの」に続く
人気作品の続編となりますね。
とはいえ、今回は前作と違ってタイトルも「処刑ゲーム」と物騒な感じです。
今回はAmazonで発売中の「
」と作品の口コミや評価についてまとめてみました。勿忘草著:「
処刑ゲーム実話を元にしたノンフィクションで、最後に考えさせられるテーマが待っています。
著者勿忘草さんプロフィール
著者の勿忘草さんは大の本好きで、特に推理小説に至ってはほとんどの推理小説を読みつくしたのだとか。
本好きということで長年出版社で勤務され、多くの作品の出版に携わってこられた方です。
「推理小説=凄惨な事件現場」に疑問を持たれ、凄惨な描写が苦手な方でも安心して謎解きができる理小説を自身で手掛けるようになりました。
処刑ゲームは春の贈りものの前日談
処刑ゲームは前作「春の贈りもの」の前日談です。
主人公の葵君が文芸部に入る前、入部するきっかけとなった物語となります。
先述致しましたように今回の処刑ゲームはちょっと物騒な感じです。
それに合わせてプロモーション動画(YouTube)もおどろおどろしい雰囲気!
ベートーベンの有名なピアノソナタ『月光』がホラーな世界観を際立たせています。
また、プロモーション動画のメインヒロインは、本編にイラストが掲載されておらず、こちらも深い意味が隠されているようです。
ゆぅこ様のイラストの挿し絵が小説に臨場感を与えていますね。
いろいろ隠されているんです。謎解きだけじゃないのがポイント!
処刑ゲームの登場人物
処刑ゲームの登場人物は初対面の高校生の男女6人。
- 小糸川瞳
- 真田祐介
- 対馬隼人
- 大道寺一也
- 前園セシル
- 有栖川あい
登場人物6人はそれぞれ初対面ですが大きく共通する「何か」を持っており、この「何か」が最後で唸るテーマに直結している、ということなんです。
一緒に考察(推理)できる読者への挑戦状!
処刑ゲームは春の贈りものと同じく「読者への挑戦状」があります。
ミステリーを読むだけでなく「一緒に考察できる」面白さがあり、ミステリー初心者にも伏線がわかるようになっています。
だからといって簡単に謎が解けるわけではありません。
先に「春の贈りもの」から読んで頂くと、自分がどのキャラに似ているのかで謎解きタイプか否かがわかるのでは?と思いました。
ちなみに私は「佐倉」タイプなので挑戦状は全滅です。直感では解けない謎です。伏線を紐解いてじっくり考えてみましょう^^
ハラハラドキドキの真相究明!
処刑ゲームは衝撃的な場面と思える展開もありますが、深刻な展開が起こる・犯人探しなどの真相究明にハラハラドキドキ!
*上記のようなゆぅこ様のイラストの挿し絵が小説に臨場感を与えています。
真相究明の前に「読者への挑戦状」がありますので、自分の推理が正しいのか真犯人は誰なのかという2通りの楽しみ方ができます。
伏線をじっくり捉えて考察された方なら解明できるかもしれませんが、簡単ではないので是非挑戦して頂きたいなと思いました。
挑戦状が解けたかどうか、よろしければコメントでお知らせくださいませ。
ちなみに私は解けませんでした。。
あとがきを読んで納得!
物語の舞台背景・高校生・深刻な展開(犯罪)が主人公になっている物語にはテーマが2つ隠されていました。
これは最後(あとがき)で投げかけられるものですが、なるほど納得です。
「少年法と死刑制度」
上記2つの問題はコミックやニュースでもよく取り上げられるもので答えが出にくいものです。
置かれた立場によって考え方も様々ですが、あとがきによって再度考えさせられるテーマですね。
あとがきを読んでからもう一度読むと、処刑ゲームの内容がまた違ってくるかもしれません。
いろんな角度から楽しめる作品だと思います。
kindle会員は無料で読める!
「こちらをクリックして頂ければamazonページから購入できます。
は- 著者:勿忘草
- 本の長さ:160ページ
- kindle価格:550円(税込み)
- kindle会員は無料で読めます
勿忘草著:「
の口コミや評価まとめ!処刑ゲームを読んだ方の口コミや評価をまとめてみました。Amazon★評価は5.0!
さすが安定してますね!
「処刑ゲーム」を読んだ人の口コミや感想
処刑ゲームを読んだ方の口コミを一部紹介していきます。
読みやすい・最後で納得・考えさせられる・映像化したら面白そうなど、高評価です。
処刑ゲームの続編は?
処刑ゲームの続編が期待されるところですが、あるでしょう!と期待!
- 処刑ゲーム2回戦が示唆されていた
- 登場人物小糸川さんの謎がまだ明らかになっていない
- はシリーズ作品であること
上記のことから見ても、おそらく続編が発売されるのではないでしょうか。
まとめ:「処刑ゲーム」桜ケ丘高校文芸部ミステリー読者への挑戦状とは?口コミや評価まとめ!
勿忘草著の「
」についてまとめました。- 処刑ゲームは前作「春の贈りもの」の前日談となっており、葵君が文芸部に入部したきっかけがわかる
- 処刑ゲームは実話を元にしたフィクション作品
- 読者への挑戦状で登場人物と一緒に推理が楽しめる
- ラストのあとがきで納得・考えさせられるテーマに気づく
- 処刑ゲームはAmazonで発売中でkindle会員は無料で読める!
東京都生まれ
障害者となり出版社を退職。
家事代行の介助により在宅生活の障害者。桜ヶ丘高校文芸部で小説家デビューを果たす。