「不滅のあなたへ」は面白いけど意味不明、わからないと言った声が多い作品です。
序盤から何やら難しいし、主人公に名前もありません。
そもそも「それ」と言われる球は一体何なのか、フシとの関係についてもまとめました。
不滅のあなたへは意味不明?(それ)と言われる球について
【大今良時最新作『不滅のあなたへ』祭り】『不滅のあなたへ』の序章をチラ見せ→「それは はじめ 球だった」 #大今良時 @fumtsunoanatahe pic.twitter.com/G5q9kl9qwI
— 週刊少年マガジン公式 (@shonenmagazine1) November 7, 2016
不滅のあなたへの意味不明は冒頭の(それ)から始まります。
観察者は(それ)という球を情報収集のために、この地に投げ入れました。
(それ)と言われる球は姿を映し変化する
日課
「不滅のあなたへ」世界へ投げ込まれた球。
それはあらゆるものの姿を写し取って変化する能力を持っている。
人間の姿を写し取った死なない「フシ」の長い物語が始まる。フシが人間と関わって色々な考えを培って行くのが見どころ。
— 妹良 小兎(せらこと) 麻雀勉強中… (@kotocotton0526) August 13, 2020
観察者が作り出した球体は、普通の球ではありません。
刺激を受けたもの、ありとあらゆるものの姿を写し取ることができます。
観察者が作り出した球体は、名前がないので「それ」と言われています。
観察者は「それ」をスタート地点の地に投げ入れました。
すると「それ」は地面にあった石にあたりました。
コツっていう刺激を受けた「それ」は石の姿を写し取ったのです。複写という感じです。
石は動けませんから、「それ」はしばらく石のままで、苔が生えたりしました。
冬になり雪が降り始めた頃「それ」がいる地で、一匹のレッシオオカミが力尽きて死んでしまいます。
狼の死に刺激を受けた「それ」は狼の姿になるのです。→→器を獲得するということになります。
刺激とはあらゆる痛みのようなもの
「それ」が受ける刺激というのは、体に直接受ける痛みの他に、悲しいや嬉しい、ツライなどの刺激や、美味しいなどの記憶も刺激になります。
その他にも、視界から入ってくるモノも刺激です。
狼までの刺激は、石に当たったコツっというものと、狼の死を目の前で見た、という刺激です。
「それ」は狼が死ぬことによって、狼という器が空っぽになることで中に入ることができるのです。
「それ」はやがて人になる
狼になった「それ」は、意識というものを持つようになりました。
その後、狼の飼い主だった少年の元にたどり着き、一緒に過ごします。
すると、温かい食べ物や、温かい室内、美味しそうな匂いなどの刺激を受けるのです。
しばらくすると、飼い主の少年は怪我が原因で死んでしまいました。
「それ」は少年の死によって刺激を受けたことと、少年という器が空っぽになったので人の姿を獲得しました。
人との出会いによって人間になっていく
「それ」は、少年の死によって、見た目は少年ではありますが、元々は球体であり、石であり、狼です。
ですので、人の姿をしていますが、人間として生きる知恵などありません。
ですので、食べるということもなく、排泄するということもなく、ただひたすら歩き続けるのです。
ですが、肉体は人間なので、お腹がすけば倒れます。「それ」は不死身体なので、何度死んでもすぐに復活できるのです。
「それ」はひたすら歩き続け、人との接触を持つようになり、言葉が話せるようになり、文字が書けるようになり、考えるという知恵がつくようになるのです。
球とフシの関係は?
とんでもない作品に出会ってしまったかもしれない。無理なので読んで…初めは狼みたいな生き物と少年の出会いです。
不滅のあなたへ – 大今良時 / 【第1話】最後のひとり | マガジンポケット https://t.co/EUWtyuxQ9c
— 🌱ゆきみ🌿 (@yukimi56) June 10, 2020
球が石になる→苔になる→雪になる??? この辺りも意味不明なのではないでしょうか。
器というのは、球の魂?を入れる体のことで、球は死んだ人の体を使っていることになります。
主人公フシとは球の成長した姿
主人公フシとは球が刺激を受けて獲得した少年です。
少年の姿を獲得し、歩き続けた結果ニナンナ国というところで知り合った女の子(マーチ)がフシと名付けました。
マーチはフシにトイレのしつけを教え、ご飯をもらったらお礼を言うなど、人としての基本を教えます。
球は元々情報収集として作られたモノですから、知識を吸収するスピードも速いです。
「それ」と言われた球は、フシと呼ばれる「人」になっていました。
獲得する器が多いほど強くなる
球は、獲得する器によって行動が変わります。
少年を獲得するまでに得た器は、石か苔は狼。
狼からやっと動き出せるようになり、少年になってからは知恵もつくようになりました。
獲得する器が多ければ、それだけ多様な会話や知恵、戦闘などができるので、強くなるということになります。
器が多いというのは、それだけ身近な人や物が死んだということにもなるのですが。。
まとめ:不滅のあなたへは意味不明?「それ」と言われる球とフシとの関係も
- 不滅のあなたへの最初の意味不明は「それ」という球体が変化することから始まる
- それと言われる球は観察者が作り出した
- それは球が何らかの刺激を受けることで器を獲得し変化する
- 器を獲得した球は人間を獲得することで、無機質な生き物から人へと成長していく
- 刺激を受けた人が死ぬことによって器を獲得することができる
- 球が器を獲得していった人型がフシ
- 器の種類が増えることで、知恵がついたり強くなったりしていく
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