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天堂晋助著「あばれ猫二世: 今度は女の子」を紹介!感想と関連書籍についても

2023年10月にkindle化された天堂晋助著「あばれ猫二世: 今度は女の子」を紹介します。

こちら前回紹介した「あばれ猫一代」の続編。

チロ(ペット)ロスを乗り越えた主人公家族と新たな猫ミケのお話です。

猫との暮らし&人生いろいろが詰まっていて、面白さや切なさが感じられました。

今回は「あばれ猫二世: 今度は女の子」の内容や感想、著者の関連書籍についてもまとめていきます。

著者天堂晋助氏プロフィール
  • 埼玉県出身
  • 安原顯氏の創設した創作学校で小説を学び、創作学校にて優秀賞受賞
  • 2002年の作品「秦始皇帝と暗殺者」は日本図書館協会選定図書
  • 都市伝説以外に歴史小説や恋愛小説など幅広いジャンルを手掛けている
  • 誰もが楽しめる小説、歴史に興味がなくても読みやすい小説を目標に執筆活動中

天堂晋助著「あばれ猫二世: 今度は女の子」を紹介!どんな内容?

ペットロスを乗り越えた家族に新たな家族が1匹増えました。今度は女の子のミケ。

ペットロスを乗り越える

あばれ猫一代の1代目チロが亡くなってから、飼い主家族にはペットロスの辛い時間がありました。

特にパパ的な存在であるチロを連れてきた主人公の喪失感はひしひしと伝わってくるほど。

でも、悲しみに暮れているのは自分だけじゃないと奮起!

チロには悪いと思いつつ、新たな家族を迎えることでまた前を向いて歩み出すことが出来ました。

ペットロスの悲しさがわかる、新たな家族を迎える気持ちもわかる!

冒頭から共感が得られる方も多いのではないでしょうか。

ミケがあばれ猫すぎた!

今回の「あばれ猫」は三毛猫のミケです。

書籍内にも書かれているのですが、三毛猫というのは99%がメスでプライドが高く性格がキツイとのこと。

そして野良猫出身ということもあり、猫風邪や結膜炎、寄生虫など、病院にお世話になることも多々ありました。

獣医さんにも「荒れた生活」と言われたほどで、カエルやトカゲを食べて生き延びていた野良猫を家族に迎える大変さ。

女の子だから優しい性格と思っていたらそうではなく、ミケの暴れっぷりは書かずにいられなかったというほどです。

管理人
管理人

二代目の暴れっぷりもなかなかのもんです

読み手によって視点が変わる

ミケの話を読んでいると、猫の習性がとてもリアルに感じます。

今までに聞いたことがある「猫あるある」を想像しながら楽しく読めています。

  • 脱走
  • 水と遊ぶ
  • 野良猫と喧嘩
  • トイレのしつけ
  • 病院通い
  • ツンデレ

猫あるあるのエピソードはもちろん、ミケだからこそのエピソードがとても面白い。

というのは動物を飼っていない私の感想。

飼い主である著者からするとチロやミケは「かわいい」というより家族・身内であり、きれいごとばかりという訳にはいかないという存在なのです。

猫(ペット)を飼ったことがある人、ない人とではチロとミケのエピソードの感じ方や視点が違っているのではないでしょうか。

人生いろいろ

「あばれ猫二世: 今度は女の子」には猫の話だけでなく、主人公家族のイベントの様子や出来事のエピソードもあります。

高齢のお父さん、おくさんとの話、仕事の話、どれもこれも人生いろいろ。

いろいろの内容は人それぞれですが、40代を超えて50代、60代に突入していくと「いろいろ」の範囲が広がりますよね。

そんなとき、主人公にとってミケ(ペット)の存在はとても大きく、心の支えになってくれただろうと感じます。

これらのエピソードも、読み手にとって共感と励まされるところであり、しんどいのは自分だけじゃないって感じられます。

楽しいことも辛いことも書く、著者が執筆の際に意識している「人間の本性をえぐり出す」が垣間見えた作品です。

表紙イラストがかわいい!

あばれ猫シリーズの表紙、独特な感じのチロとミケです。

表紙のデザインは岡田敏幸さん

以前「都市伝説百物語3: 君のとなりの怪しい話」でも紹介させて頂いてます。

実は岡田敏幸さんの本業は木工で、無垢の木を使った工房ムクリを運営されていています。

あばれ猫シリーズでは岡田さんの奥さんが人形を作り、岡田さんが撮影されたそうです。

「あばれ猫一代」の野球をする猫は、内容とは関係ありませんが、芸術家の目を通すと、あのように見えるとのこと。

自由気ままな感じが出ていますし、ミケの革ジャン?にはロックな魂が感じられますね^^

書籍概要

Amazon紹介ページより

父が入院。おくさんと息子が家を出ていく。荒くれ猫と僕の「二人」だけの生活が始まった。 
 僕は近所の「猫屋敷」に向かった。ミケを譲り受ける。
 しかしミケはそこの正式な住民ではなかった。猫がたくさんいるということで、捨てに来る人がいるのだ、ミケはそんな中の一匹だった。
 どうやらカエルやトカゲを食べて生き延びてきたらしい。そのせいか、ミケはとんでもない「荒くれ」な猫だった。しつけに大変な苦労をする。
 ミケは、手を焼かせながらも、欠くことのできない「家族」の一員になっていく。

 やがて父が入院し、おくさんと息子が家を出ていった。
 僕とミケの「二人」だけの生活が始まる。

 笑いと涙の「あばれ猫シリーズ」第二弾

  • 著者:天堂晋助
  • 本の長さ:208ページ
  • kindle価格:480円(税込み)
  • ペーパーバック:1430円(税込み)
  • 発売日:2023年10月11日

購入・サンプルページはこちらからどうぞ

「あばれ猫二世: 今度は女の子」を紹介!感想と関連書籍

紹介ページの最後に「あばれ猫シリーズ笑いあり涙ありの第二弾」とあるように、笑いあり涙ありでした。

飼い主の奮闘が伝わる

猫のエピソードで印象的なのは「トイレのしつけ」。

言葉の通じない動物にトイレを教えるって普通に考えても大変なので興味がありました。

ミケにやられっぱなしというか、前回のチロのときはそんなに苦労していなかったよな?と思いながら読んでいました。

人間の裏をかくような、ここでトイレをするなんて!という、猫と人間の攻防戦が面白おかしく書かれています。

飼い主家族の奮闘がとてもリアルに描かれていました。

動物を飼う大変さ。

大変なんだけれど、それ以上の可愛さや幸せがあるのも教えてくれる1冊でした。

奥さんが出て行ったが切ない

冒頭にある目次で目に入ったのは「おくさんが出て行った」でした。

気になりましたが、順序通りに読み進めました。

猫を飼い始めたとき、おくさんと一緒に買い物をしたりミケの行動に笑ったりしていたのに、と切なくなりました。

そんな辛いこともミケと共有。

過去に読んだ推理小説のタイトル「猫は知っていた」を思い出しました。(推理小説なので内容は違いますが)

ミケはすべてを知ってパパに寄り添っているんだろうと思いましたね。

著者の関連書籍

「あばれ猫二世: 今度は女の子」の関連書籍は、前作の「あばれ猫一代」になります。

初めて猫を飼う主人公の奮闘、9年間の記録が描かれています。

そして、著者はエッセイ本の他、歴史小説や恋愛小説、怪談など幅広いジャンルを手掛けています。

  • 家康暗殺
  • 西郷暗殺
  • 奇兵隊戦記
  • 悪鬼羅刹
  • 象の国の侍
  • パリの侍
  • ロンドンのサムライ
  • ゆか
  • 都市伝説百物語シリーズ3冊

そしてあばれ猫シリーズ2冊になります。

いずれもAmazonで発売中です!

管理人
管理人

これらの内容や感想は下記リンクからどうぞ^^

まとめ:天堂晋助著「あばれ猫二世: 今度は女の子」を紹介!感想と関連書籍についても

天堂晋助著「あばれ猫二世: 今度は女の子」を紹介しました。

前作の「あばれ猫一代」から続けて読むと、チロとミケの違いがとてもわかりやすかったです。

忙しい毎日に癒しを与えてくれるだけでなく、いつの間にか心の支えになっているミケの存在。

ロスの寂しさから乗り越えて明るく前向きになっていく姿が良かったです。

ちなみにミケは今も元気で主人公と暮らしているようですよ^^

あばれ猫シリーズはAmazonで発売中です!

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