もののがたりの御三家の1つに八衢家があります。
現在の当主は八衢黒檀(やちまたこくたん)です。ちょっと眼付の悪い男性でいかにも怪しいですね。
八衢家というのは先祖が塞眼の組織を立ち上げたという、御三家の中でもトップの位置にいます。
黒檀は長月ぼたんを襲撃した黒幕ではないかと思われていますが、ぼたんを狙っているのは唐傘のはず。
ぼたんを襲い婚礼調度を陥れた黒幕は本当に八衢黒檀なのでしょうか。唐傘との関係についてもまとめました。
もののがたり:もののがたり黒幕は八衢黒檀(やちまたこくたん)?
長月ぼたんを襲撃した黒幕は八衢黒檀です。
長月ぼたん襲撃の黒幕は八衢黒檀!
長月ぼたんは内に稀人を宿した現人神で、顕現するとすべての付喪神がひれ伏す神の存在。
ぼたんに宿る力を手に入れたいと考える付喪神から守っているのが婚礼調度です。
そのため長月ぼたんを手に入れるには婚礼調度をぼたんから引き離す必要がありました。
- 唐傘とぼたんを遭遇させ狙われていると岐家・婚礼調度に思わせる
- 雅楽寮が現れ長月ぼたんと婚礼調度の味方だと思わせる
- 唐傘と婚礼調度の戦闘中に、長月家を別の唐傘が襲い守りの要である匣を破壊
- ぼたんは門守家へ移動、八衢家からの指示で雅楽寮がぼたんを護衛
- 八衢家から婚礼調度が呼び出され、ぼたんと婚礼調度の引き離しに成功
- 道場で息抜き中、雅楽寮が本性を表し兵馬とぼたんを襲撃。唐傘と雅楽寮がグルだったと判明
- 兵馬と雅楽寮の戦闘中、唐傘がぼたんに揺さぶりをかけ現人神を顕現させた
こういった流れで唐傘と雅楽寮は現人神を出現させたのですが、現人神の力で雅楽寮は粛清されてしまいます。特例付喪神では現人神に太刀打ちできなかったということです。
そして、これらの出来事を計画実行した黒幕は雅楽寮を管理している八衢黒檀でした。
長月ぼたん誕生から計画していた
雅楽寮が粛清され、管理している八衢黒檀が追求されるのですが、やはり雅楽寮が勝手にやったという言い逃れをします。
黒檀の計画では雅楽寮が失敗することは計画のうちだったのでしょう。
八衢黒檀が長月ぼたんを襲撃する計画は、ぼたんが誕生したときから始まっていたと思われます。
ぼたんは現世と常世の境界にたって生まれました。
当時、常世からぼたんの魂を現世に戻す儀式をするため御三家が呼ばれました。
そのとき黒檀が雅楽寮に言ったセリフが「始まりを見せてやる」でした。
表情もニヤリとしていましたし、ずっと考えていたことがぼたんの誕生で現実味を帯びたという感じでしたね。
十数年前のぼたん誘拐犯も雅楽寮と黒檀だったようですね。
雅楽寮は鏡の照妖鏡で確認済です!
八衢黒檀の目的は現世の支配
八衢黒檀は塞眼の仕事を終わりのない徒労だと思っていたのです。
この世で物が生み出される限り、それを器として付喪神も現れ続ける。
そして塞眼たちは付喪神相手に殺したり手懐けたりを代々繰り返さなければならないのです。
そういったことが馬鹿馬鹿しいと考えていました。
現人神がすべての付喪神を従えてくれるのであれば、現人神を人間(塞眼)が抑えれば良いのです。
そうすれば才能があるというだけで就かされた塞眼や、命を落とす塞眼もいなくなると考えたのでした。
塞眼の在り方を変えたかったのですね。
というのは建前で、本当は「俺の為」。
結局最後は娘の菫によって粛清されました。
もののがたり:黒幕八衢黒檀と唐傘との関係
塞眼の今後を考えていた黒檀と唐傘との出会いは、黒檀いわく僥倖だったそうです。
八衢黒檀と唐傘の契約
唐傘は長月ぼたんの内にいる現人神を主にしたかったのです。
自分たちが崇める神の座に据える算段をしていました。
黒檀と唐傘は目的を果たす利害関係が一致したため、黒檀は自分を唐傘に貸すという契約をしました。
心体の主導権は黒檀、御三家の権力は唐傘にというように黒檀が当主になる前から繋がっていたのでした。
唐傘の1人に体の一部を食わせている
黒檀は契約時に唐傘に体の一部を食べさせています。
辻白百合によって暴かれましたが、黒檀には唐傘に取り込まれた者は特有の目が出現していました。
またユリが放った技によって人外となった姿が確認されました。
人間のままでは目的は果たせなかったのでしょうか。
まとめ:もののがたり黒幕は八衢(やちまた)黒檀?唐傘との関係についても
- ものののがたりで長月ぼたんを襲撃した黒幕は八衢黒檀
- 八衢黒檀は御三家のトップで長月ぼたんが誕生する際、反魂の儀式に立ち会っている
- 長月ぼたん誕生から現人神を手に入れる算段をしていたと思われる
- 黒檀の目的は現人神を手に入れることで現世を自分の思うように支配すること
- 黒檀と唐傘の契約は体の主導権は黒檀、御三家の権力は唐傘として体の一部を食べさせていた
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現人神をこの手にし、俺が現世を治める。俺にしか成し得ぬ形で俺の正義による秩序ある世界を築くため。でした。