2025年7月29日に発売された奥村康祐著「幸福学入門」を紹介します。
書籍の「はじめに」にも書かれていますが、幸福というのは21世紀に入り学問の対象として大きな注目を集めているのだとか。
幸福とはなにか?
幸福学入門は幸福迷子になってる方、自分にとって幸福とは?といった疑問や迷いを見つけ出す手助けをしてくれるのではないでしょうか。
今回は奥村康祐著「幸福学入門」について感想や著者の関連書籍についてもまとめました。
奥村康祐著「幸福学入門」を紹介!
幸福学入門は「はじめに」の部分だけでもかなり学びがあります。
幸福学:人間や社会の幸福について心理学や科学的になど様々な角度から研究する学問分野
著者プロフィール
著者奥村康祐氏は愛知県犬山市在住。
作家活動の他、有限会社奥村工業所代表取締役を務められています。
- 中部大学大学院経営情報学研究科に進学、経営学修士号(MBA)を取得
- 犬山市教育委員に任命され、地域の教育と子どもたちの未来のために積極的に活動を開始
- 名古屋大学大学院教育発達科学研究科にて教育学の修士号を取得
- アメリカ・センテナリー大学大学院にて幸福学(HappinessStudies)の研究を深める
とても勤勉で努力家というイメージですが、趣味はダイエット、特技はリバウンドというユーモラスな一面もある方です。
料理もされるそうですよ^^
さらに詳しい著者情報はAmazon紹介ページもしくは、書籍のラストで確認できます。
幸福学を学ぶ
つい最近、私は「あ~幸せ!」と思ったことがありました。
幸せってこういう小さな嬉しいの積み重ねなんだろうなぁ、と思っていました。
ところが、幸福学入門の「はじめに」の部分で既に学びがあり、一過性の嬉しさや快楽だけではそのうち満たされなくなってしまうのだとか。
確かにその通り。心当たりがあります・・・ 当たり前になっちゃいますよね。
といったように、冒頭から気づきや学びを与えてくれます。
読み進めていくと心理学・哲学・社会学・教育学など多角的な視点からの解説があり、自分にとっての幸せとは何かを見つめ直す機会を与えてくれます。
わかりやすい
幸福学入門はとてもわかりやすく書かれています。
例えば、ネタバレになってしまいますが書籍の冒頭で「SPIREモデル」という幸福モデルの1つが出てきます。
こちら読んでみると、なるほど腑に落ちる感じがします。
- Spiritual(精神的)
- Physical(身体的)
- Intellectual(知的)
- Relational(関係的)
- Emotional(感情的)
直感的に見てもどれも欠けて欲しくない要素ですよね。
ここからさらに、深堀りしてわかりやすく解説してあるのですんなりと頭にはいってきます。

時おり難しい用語が出てきますが、途中で解説されていますので理解しやすいです。
実践法あり!
幸福学入門には幸福についての解説だけでなく実践法まで書かれています。
インプットとアウトプットが出来るようになっています。
アウトプットすることで習慣づけられますよね。
実践法は難しいことではなく、散歩を取り入れるとか、食事や睡眠など普段の生活に密着したことなので、実践しやすいんです。
普段どう過ごしているのか、日常を振り返ることが可能。
そのアウトプットによって心身ともに健康になり、幸福感も増すかもしれないとなればチャレンジしたいですね!
書籍概要
奥村康祐著「幸福学入門」は11の章で構成されています。
- 第1章:幸福学とは何か
- 第2章:幸福学の歴史
- 第3章:精神的幸福(Spiritual)
- 第4章:身体的幸福(Physical)
- 第5章:知的幸福(Intellectual)
- 第6章:関係的幸福(Relational)
- 第7章:感情的幸福(Emotional)
- 第8章:レジリエンス(逆境からの心理的回復力)
- 第9章:神経可塑性と習慣形成
- 第10章:日本文化と幸福観の融合
- 第11章:幸福学の実践例と未来展望
「幸せになりたい」と願っているのに、なぜか心が満たされない。
SNSの情報に振り回され、人間関係に疲れ、自分が何を求めているのかすら分からなくなる…。
そんな「幸福迷子」になっていませんか?
私たちは誰もが、幸せを願って日々を生きています。
けれども、「幸福とは何か?」という問いに、明確な答えを持っている人は意外と少ないものです。
本書『幸福学入門』は、そんなあなたに寄り添いながら、「幸福」について深く、やさしく考えるための1冊です。
本書では、心理学・哲学・社会学・教育学など多角的な視点から「幸福」を再定義。
PERMAモデル、自己決定理論、マズローの欲求段階といった科学的フレームを丁寧に紹介しながら、
「自分にとっての幸せとは何か」を問い直す手助けをしてくれます。
さらに、他者との関係性、価値観、苦しみとの向き合い方など、
実生活に直結するテーマを豊富に取り上げているのも本書の特徴です。
読み進めるうちに、あなた自身の中に眠る「幸福を選び取る力」に気づくはずです。
ただ読むだけでなく、人生を見つめ直し、新たな価値観を育むための“対話の本”としても活用できます。
・なんとなくモヤモヤとした不安や虚しさを感じている方
・「本当の自分らしさ」や「大切にしたい価値観」を探している方
・幸福学やポジティブ心理学を初めて学びたいと思っている方
今こそ、思考と感情のスイッチを切り替えるとき。
自分の人生に「幸福という主語」を取り戻したいすべての人に贈る、やさしく、深く、実践的な一冊です。
- 著者:奥村 康祐
- 本の長さ:334ページ
- 価格:2200円(Kindle Unlimited会員無料)
- 出版社:Independently published
奥村康祐著「幸福学入門」の感想や関連書籍
幸福というのは様々な要素の積み重ねだったんですね。日々の過ごし方が変わってきそうです。
誰にでも役立つ内容
幸福学入門は誰にでも役立つ内容が書かれています。
主婦であり会社員の私が特に気になったのは
- 第6章:関係的幸福(Relational)
- 第7章:感情的幸福、(Emotional)
- 第8章:レジリエンス(逆境からの心理的回復力)
家庭、職場、学校などにおいて人間関係はとても重要です。
書籍内には単なる人間関係だけではなく、幸福を感じるための社会的な関わりや価値観が書かれています。
感情との付き合い方や逆境から立ち直る力など、改めて気づかされた点や新しい発見など、知っていれば身近な人に教えてあげられる。
会社員だけでなく、学生や子どもを持つ親さんなど誰にでも当てはまり役立つ内容だと思いました。

目次の気になるところから読んで
行ったり来たりしても大丈夫です!
幸福な時間(期間)を継続するための参考書
継続的に幸福な状態を維持するのは非常に難しいことだと思いました。
小さな意識と努力を積み重ねていく感じでしょうか。
身体的・精神的・社会的に満たされ、心が安定しているベストな状態って生涯でどれぐらいあるのかな?
ライフステージによって考え方や状況の変化が変わってきますので、その都度見直す必要がありそうです。
5年毎、10年毎、ちょっと立ち止まって幸福学入門を読み直すことで、ベストな状態に近づければ良いなと思います。
迷ったときの参考書として手元に置いておきたい1冊です。
読んだ人の口コミ評価5.0!
Amazonに投稿されているレビューを確認すると評価は5.0!
まだ発売されたばかりですが、これからどんどん評価されていくのではないでしょうか。

幸せの価値観って人によって違うと思いますが、幸福の定義について根本的な考え方を学べるので、今までとは違った自分を発見できるかもしれませんね!
著者の関連書籍
著者奥村康祐氏の過去の作品を紹介します。


- 我慢のイメージが変わった
- 著者の挑戦する姿勢に共感した
- 頑張れの意味を考えるきっかけになった
などのレビューがあります。
いずれもAmazonで購入することができます。
まとめ:奥村康祐著「幸福学入門」を紹介!感想や関連書籍についても
奥村康祐著「幸福学入門」を紹介しました。
幸福感は一過性のものではなく、様々な要素が積み重なって得られるものだと学びました。
明日から1日の過ごし方を少し意識してみようと思います。
自分にとっての幸せを追求しているものの、何か足りないと感じている方へおすすめ。
足りないものを見つけるにはどうすれば良いのか、ひょっとしたら自分なりの答えが見つかるかもしれませんね^^
幸福学入門はAmazonで発売中です!
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一過性(一時的)の幸せ → 満足できなくなる → どうすればいいのか???