2016年に公開された映画君の名は。は、高校生の男女が入れ替わってしまうという出来事が起こります。
突然入れ替わり、ある時を境に入れ替わらなくなるという不思議な現象が、宮水家では代々起こっているのだとか。
宮水家の入れ替わりはなぜ起こるのか、入れ替わりには条件があるのかについてもまとめました。
- 宮水家は宮水神社を代々営んでおり昔から寺社領を擁する領主のような存在だった
- 宮水神社は倭文神建葉槌命(しとりのかみたけはづちのみこと)を祭神として祀っている
- 倭文神建葉槌命は人間に機織りの技術を教えた神
- 1000年以上続く神社ですが繭五郎の大火で記録がすべて焼失している
君の名は:宮水家の入れ替わりはなぜ起こる?
2013年10月4日20時42分。
糸守町にティアマト彗星が落下。
元の世界線では三葉の命日であり、新しい世界線では瀧と三葉が初めて出会った日。初めて「君の名は。」を見た時、冒頭の彗星に早速心を打たれたのを覚えています。
私の人生を変えた作品です。ずっと大好きです#君の名は #ティアマト彗星 pic.twitter.com/XjAKbgplNb— 舞@君の名は。⛩ (@YournameWeather) October 4, 2018
結論から述べますと、宮水家の入れ替わりは彗星落下の被害を食い止めるための警告を意味していたようです。
宮水家は代々入れ替わりを経験している
宮水家の入れ替わりは、映画君の名はでは三葉と瀧が体験しましたが、実は小説版や漫画版では祖母や母親、四葉も体験していることが明らかになっています。
入れ替わり=夢を見ている状態のことなので、夢から覚めると当時のことは忘れてしまうようです。
- 宮水一葉・・・不明
- 宮水二葉・・・宮水俊樹(旧姓溝口俊樹)
- 宮水三葉・・・立花瀧
- 宮水四葉・・・宮水家のはるか遠い先祖
三葉が死亡したあと瀧は入れ替わり現象を起こさなくなったので、やはり原因は宮水の巫女にあるということなのでしょう。
糸守は過去に2度彗星が落下していた
『君の名は。』でのティアマト彗星最接近日は3年前の今日。もうそろそろカタワレ時だ。がんばれ瀧、三葉。 pic.twitter.com/C3EnavMdqs
— やま (@y___dr) October 4, 2016
糸守は過去に2度ティアマト彗星が落下しています。
1度目は御神体がある場所のクレーターで、2度目は糸守湖。
昔の人は彗星落下の悲劇を竜や組紐、神楽舞など形で残るもので継承しようとしましたが、その意味が書かれた古文書は繭五郎の大火で焼失してしまったのです。
そしてもう一つ受け継がれたのが宮水家の入れ替わりでした。
*ちなみに神楽舞は2つに割れる彗星を表しており、瀧が三葉からもらった組紐の紋様は糸守湖と彗星とカタワレ時を表しているようです。
入れ替わりは彗星落下の警告だった
宮水家に代々受け継がれてきた入れ代わりの能力は、ティアマト彗星から3度目の悲劇を回避するためのものでした。
宮水家・宮水神社は代々彗星落下の警告を伝える役目があったということ。
古文書が残っていれば、宮水の巫女が避難指示していたのかもしれませんが、残念ながら祭りの意味がわかっていないことから3回目の惨劇が訪れ糸守は壊滅してしまいました。
ですが三葉の入れ替わりの相手である瀧とは3年のズレがあったことから、新たな時間軸を作り出すことに成功し彗星落下による悲劇は回避できたのです。
三葉(巫女)が瀧と入れ替わっていたから、御神体の場所、口噛酒が三葉の半身であることを知り、過去に戻ってやり直せたということですね。
君の名は:入れ替わりの条件を解説!
うーん、君の名はの入れ替わりって色々条件揃わないと起きないからなw←見てないと説明がむずかしいw pic.twitter.com/A4lMwdzgp1
— オレンジハット@ヒロたる両部 (@AARON_430) August 1, 2017
宮水家は代々入れ替わりの能力を受け継いでいるようですが、入れ替わりが起こる条件はあるのでしょうか。
ムスビがポイント
よりあつまって形を作り、
捻れて絡まって、ときには戻って、
途切れ、またつながり。
それがムスビ。
それが時間
【 君の名は】 pic.twitter.com/aCLfxp5S2Q
— ☬s☬꧁.*・゚꧂ᵕ̈ (@saya3420) January 3, 2018
三葉の祖母一葉のセリフで「ムスビ」という言葉が出てきています。
糸を繋げることもムスビ、人を繋げることもムスビ、時間が流れることもムスビ。全部神様の力や。
わしらの作る組紐もせやから神様の技。時間の流れそのものを表しとる。
寄り集まって形を作り、ねじれて絡まって、時には戻って、途切れ、また繋がり。
それがムスビ。それが時間。
宮水の入れ替わりは、ティアマト彗星による被害を食い止めるための能力ですから、その日が近づいたときに能力が発動するのだと思われます。
2人が出会う前(3年前)の瀧に組紐が渡ったことも神様の技なのでしょう。
口噛酒が入れ替わりの条件になる
映画の後半で瀧が三葉を救うために御神体に奉納した口噛酒を飲んで入れ替わりに成功しました。
そして、君の名はのアナザーサイドストーリーでは、三葉の妹四葉が自分の口噛酒を飲んで先祖と入れ替わりをしています。
入れ替わりの条件に口噛酒を飲むというのは間違いないと思われます。
口噛酒は巫女の半分(半身)ですので、何よりも強いムスビということなのでしょうね。
四葉が口噛酒を飲んで入れ替わるシーンが安く読めるクーポンを紹介しています。
まとめ:君の名はの宮水家の入れ替わりはなぜ起こる?条件やルールがあるのか解説
【君の名は。/つづき】入れ替わり、そして宮水家の秘密に迫る一編。映画本編でも絶妙な役どころの四葉ですが、この短編を読めば四葉がさらに好きなるはず!家族とは何か、四葉と一緒に考えたくなります。#君の名は pic.twitter.com/3KMND8znW7
— スニーカー文庫@11/1新刊発売!! (@kadokawasneaker) August 25, 2016
- 宮水の入れ替わりはティアマト彗星の被害を食い止めるために授けられた宮水家の能力
- 糸守には過去2度ティアマト彗星が落下している
- 神楽舞や組紐もティアマト彗星による被害の警告だったが繭五郎の大火で焼失してしまい意味が伝承されていない
- 入れ替わりの条件はムスビがポイントになっていると思われる
- 口噛酒を飲むと入れ替わり能力が発動する