もののがたりに登場する付喪神には「野良」と呼ばれる者、「特例」と呼ばれる者などがいます。
数多い付喪神ですが、その中でも最も強い力を持っているのが「京都三大付喪神」。
京都三大付喪神は塞眼(さえのめ)が管理しているようです。
どのキャラが三大付喪神なのか、また彼らを管理する塞眼についてもまとめました。
もののがたり:もののがたり京都三大付喪神とは?
京都三大付喪神は、婚礼調度と大具足、雅楽寮のことです。
京都三大付喪神とは
三大付喪神は一式を器とする強大な存在で、塞眼と契約を交わしている特例の付喪神のこと。
婚礼調度・大具足・雅楽寮があります。
例えば長月ぼたんの「家族」である婚礼調度は、ぼたんの婚礼道具一式に宿った付喪神です。
それぞれに塞眼の管理下におかれ、人間に害をなす付喪神を排除するのを生業としています。
婚礼調度:岐家(くなと)
長月ぼたんと共棲している付喪神「婚礼調度」は岐家が管理しています。
付喪神の名前 | 器 | 武器・能力 |
---|---|---|
羽織(はおり) | 羽織:着物など | 布を操る |
匣(くしげ) | 櫛笥:櫛など化粧道具を入れる箱 | 主に結界を張っている |
鏡(かがみ) | 鏡 | 照妖鏡:能力を発揮する際、額に鏡が出現 |
硯(すずり) | 硯 | 肉体を墨に変化させたり、墨で相手の視界を遮るなど |
結(ゆう) | かんざし | かんざし:対象者にかんざしが当たると結い上げ閉じ込める |
薙(なぎ) | 刀 | 両手を刀に変化させて戦う攻撃タイプ |
以上の6体で1つの付喪神です。ぼたんが嫁入りする際に使う婚礼道具として作られました。
管理しているのは岐家で、兵馬の祖父。
ぼたんが現人神という特殊な存在なため、ぼたんを守るために家族として暮らしています。
大具足:辻家
大具足は大男の姿をしている挂(かい)。
辻家の豊穣というおばあ様が管理しています。
大具足は江戸時代から存在しており、かなり強大な力を持っていると思われます。
塞眼の岐や婚礼調度を呼び出して情報収集をしたり、三大付喪神の中でも特別な付喪神のようです。
あまりにも強大な力なため、普段は斎によって結界に封じ込められています。
雅楽寮:八衢家(やちまた)
顕現したのが楽器だという雅楽寮は3体で1つの付喪神。
人に音楽を聴かせたいため、人間が減っては困ると思っている親しみを感じる付喪神です。
- 爪弾(つまびき)・・・ギター
- 吹枝(ふきえ)・・・笛
- 鼓(つづみ)・・・鼓
管理しているのは御三家の八衢黒檀。
八衢は御三家の中でもエリートと呼ばれる塞眼直系で、彼らの先祖が組織を立ち上げています。
現在の当主である八衢黒檀は、後にぼたんの力を狙って雅楽寮と共に長月に襲撃をかけています。ぼたんの誕生から計画をしていたようで、唐傘側についていたということが発覚しました。
もののがたり:塞眼とは
「塞眼」とは、日本政府神祇省所轄で付喪神を鎮める役割を担う公務員となっているようです。
塞眼は稀人対策対策室の専門組織
付喪神は人間が住む世界「現世」に迷い出た稀人が、器に憑りついて生まれます。
塞眼は、常世と現世の境目にいる「塞神」の力を借りて付喪神を元の常世に戻す、特例にするなどの対応をする専門組織。
日本全国に京都塞眼のようば支部が点在しており、塞眼という組織を立ち上げたのが八衢家の先祖です。
御三家が組織のトップ
御三家は岐家・辻家・八衢家のこと。御三家の1つである八衢家の先祖が塞神の託宣を受けて組織を立ち上げています。
塞神直系ということで、すべての塞眼のトップ。
各地で起きた重要な案件に対して意思決定を下すのも御三家となります。
特例と言われる京都三大付喪神を管理しているのも御三家です。
特例付喪神は御三家の管轄下になります。
まとめ:もののがたり京都三大付喪神とは?塞眼(さえのめ)との関係についても
- 京都三大付喪神は岐家の婚礼調度、辻家の大具足、八衢家の雅楽寮のこと
- 京都三大付喪神は塞眼と契約している特殊付喪神
- 塞眼は本政府神祇省所轄で稀人対策室の専門組織(公務員扱い)
- 塞眼の組織は日本全国に支部があり、組織のトップは御三家(岐家・辻家・八衢家)
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もののがたり婚礼調度とは?能力や強さについても