人気漫画「葬送のフリーレン」に登場するフリーレンとヒンメルの間には恋愛事情があったのでしょうか。
ヒンメルの死後、フリーレンはヒンメルとの思い出を辿る旅をしていますが、ひょっとすると素敵な恋愛関係があっても良かったのでは?と思ってしまいます。
花冠をくれたり指輪を左手に嵌めるシーンもありましたしね。
フリーレンとヒンメルがどんな関係だったのか、また、生まれ変わりが期待される件についても考察しました。
葬送のフリーレン:フリーレンとヒンメルの関係は恋愛?指輪の意味は?
フリーレンとヒンメルの関係を2人の性格から考えると恋愛ではなく、もっと深い愛情だと思えますね。
フリーレンの性格
フリーレンはエルフ族ですでに1000年以上生き続けている魔法使い。
性格はあっさり・サッパリ・ドライ・厳しさを持ち合わせている・面倒事に巻き込まれると放っておけないなど、優しい一面もあります。
長寿のためか時間や歳月には疎く、人間の気持ちや感覚などにも興味を持たない(感じない)ようですので空気を読むことも苦手です。
ですのでヒンメルたちと一緒に過ごした10年もあっという間だと感じ、50年後に会う約束も普通で「老いる」という感覚も疎かったのです。
ヒンメルが寿命を全うしたときに初めて「人間(ヒンメル)を知ろうとしなかった」自分に後悔し、ヒンメルとの思い出を辿る旅に出ています。
ヒンメルの性格
ヒンメルの性格は一言で言うと「優しい・ナルシスト」になるのではないでしょうか。
偽善ではなく仲間からも一目置かれている優しさを持っているようで、「困っている人を見捨てない」という点は、フリーレンやハイター、アイゼンにも「ヒンメルならこうするだろう」など影響を及ぼしています。
前向きな性格で、勇者の剣が抜けなかった際「偽物でも魔王が倒せたら構わない」という姿勢も好感が持てます。
また、偽物の剣で魔王を倒す強い信念や有言実行な姿勢、優しい性格はファンからもかっこいいと言われています。
自分のことをイケメンと言い、銅像を建てる際にポーズを3時間も考えるナルシストっぷりに普通の青年らしさを感じますね。
フリーレンとヒンメルはパーティの仲間
フリーレンとヒンメルの関係は魔王を倒す冒険者パーティの仲間です。
ヒンメルのフリーレンに対する気遣いから、ヒンメルはフリーレンを好きなのではないかと思えますが、感情に疎いフリーレンはヒンメルの気持ちに気づかなかったようですね。
でも、恋愛感情を持っていたならば魔王を倒せなかったのではないかと思いますし、魔王を倒した後に付き合っていない(交際を申し込んでいない)ことから、2人の間には恋愛感情はない冒険者パーティの仲間だと思われます。
フリーレンとヒンメルが恋愛関係だと思われる理由
ヒンメルがフリーレンに恋心を持っているのではないか、と思われる理由はヒンメルの行動や表情から読み取ることができます。
- ヒンメルがフリーレンに花冠をプレゼントしている
- 鏡蓮華の指輪を跪いて左手に嵌めてあげた
- 各地に作られた銅像は後に1人になるフリーレンに孤独を感じさせないため
- ヒンメルの死後、無感情だったフリーレンが涙を流している
上記の他にもフリーレンを見る眼差しが優しかったり、ヒンメルが生涯独身?だったのもフリーレンを想ってなのか?と考えてしまいます。
ヒンメルがフリーレンを気遣う理由
それにしてもヒンメルはフリーレンに特別な感情を持っているように見えます。
ヒンメルは自分たちよりもっと長生きするフリーレンの未来を心配しているようです。
フリーレンの故郷エルフの集落は魔族によって襲撃され、生き残ったのはフリーレンだけ。
その後も師匠であるフランメや出会った人々はフリーレンを残して死亡しています。
ヒンメルがあちこちに銅像を建てる際に一生懸命だったのも、今後も1人で旅をするだろうフリーレンが寂しくないようにという気遣いもあるようです。
ヒンメルは優しい性格ですので、孤独になったときのフリーレンを心配して沢山の思い出を作っているのだと思われます。
ヒンメルの指輪は久遠の愛?
先述しましたがフリーレンは過去にヒンメルから指輪をプレゼントされていました。
やっぱり恋愛感情があったのか?と思いましたが、実は討伐で活躍した際のプレゼントで、指輪を選んだのはフリーレンでした。
指輪は「鏡蓮華」があしらわれており「久遠の愛」という言葉があります。
フリーレンは適当に「これ」と言って選んだのですが、ヒンメルは鏡蓮華の意味を知っているようでした。
ですので、プロポーズするかのように跪いて左手に指輪をはめてくれたのだと思います。
好きでもない相手にここまでするのだろうかと、やはりヒンメルはフリーレンに恋愛感情を持っているのでは?と思ってしまいますよね。
フリーレンの涙の意味は後悔
フリーレンはヒンメルのお葬式で涙を流しています。
このとき初めて人間の寿命が短いことを再認識し、10年一緒に冒険したヒンメルのことを何も知らないことを後悔しました。
これから何かを話そうと思ってももう聞くことは出来ないのですから。
フリーレンはその後ハイターやアイゼンを訪れ、老いや死など人間について知ろうとしています。
エルフは恋愛感情・生殖本能が欠落している
フリーレンはエルフの種族ですが、葬送のフリーレンでエルフが登場するのは数回しかありません。
長寿だからゴロゴロ出てきてもおかしくないですよね。
2巻でフリーレンのセリフにありますが、エルフは恋愛感情や生殖本能が軒並み欠落しており、緩やかに絶滅していってるのだとか。
ですので例えヒンメルがフリーレンに恋愛感情を持っていたとしても、フリーレンはヒンメルに特別な恋愛感情は持たないと思われます。
ですので「恋愛関係」にはならないでしょう。
フリーレンとヒンメルの関係は恋愛ではないと考察
冒険が終わってから2人が再会したのは50年後。しかも4人で再会です。
ヒンメルに恋愛感情があったのなら、冒険が終わったあと引き止めたりしているのではないでしょうか。
ヒンメルの性格やエピソードから考えると2人の関係は恋愛ではなく、もっと深いつながりがある愛情に感じます。
死闘を何度も一緒に切り抜けていますし、信頼関係もかなりのものでしょう。
指輪や花冠のエピソードは、ひょっとするとフリーレンに「感情」を持ってほしいのかもしれません。
ヒンメルの愛情は親のような、見返りを求めない深いものだと考えます。
フリーレンに対する花冠や指輪は、ヒンメルがフリーレンを崇拝しているからできるのではないでしょうか。
葬送のフリーレン:ヒンメルの生まれ変わりはある?
葬送のフリーレンに於いてヒンメルは既に死亡しているのにも関わらず、回を増すたびに株を上げている存在です。生まれ変わってでも再登場してほしいですね。
最新刊でも再登場はない(生まれ変わりなし)
フリーレンはヒンメルの死後、なぜもっと人間(ヒンメル)に興味を持たなかったのかと後悔し、旅に出ました。
ヒンメルの噂や銅像を見るたびにヒンメルを思い出しています。
どこかでヒンメルの生まれ変わりが存在して出会ったりしてくれないかと思うのですが、今のところそういった存在はいません。
もしヒンメルの子供がいたらと思うのですが、結婚していたような描写はありませんでしたので、ヒンメルの生まれ変わりや子孫の登場も期待できないようですね。
魂の眠る地(オレオール)で再会する?
フリーレンはアイゼンに教えてもらった「魂の眠る地」オレオールを目指しています。
冒険後、ハイターやアイゼンとは話す機会がありましたが、ヒンメルとは話が出来ないままの別れになっています。
お葬式のときフリーレンは「ヒンメルを知っておけば」と口にしました。
おそらくこのような言葉は今までのフリーレンからは考えられなかったことなのでしょう。
アイゼンは2人が可哀想だと感じ、直接会話が出来たらと考えオレオール行きを紹介したのです。
それまでの間に、思い出の地を巡りフェルンやシュタルクから人間の気持ちや感情を学んでいるようです。
おそらくオレオールに着く頃には、ヒンメルが自分にしてくれた数々の心情を理解できているのではないでしょうか。
再会したときにどんな会話がなされるのかとても楽しみですね!
まとめ:フリーレンとヒンメルは恋愛関係?指輪や生まれ変わりについて
フリーレンとヒンメルの関係について考察しました。
- ヒンメルの言動からはフリーレンに対する深い愛情のようなものが感じられる
- ヒンメルは長寿のフリーレンが孤独になってしまうのを心配して思い出を作っている
- 指輪や花冠をプレゼントしているが、恋愛関係ではないと思われる
- ヒンメルの生まれ変わりが期待されるが今のところそのような描写はない
- 魂の眠る地(オレオール)での再会が期待される
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魂の眠る地(オレオール)は魔王城のある大陸最北端のエンデにあり、この世界の人々からは天国と呼ばれる魂の集まる場所。死者との対話が出来るとされる場所でフリーレン一行の最終目的地です。