2025年10月1日に発売されたリーマンZ著「リーマンZのキセキ」を紹介します。
こちらリーマンZさんの自叙伝で、読み終わるころにはとても前向きになれる、励まされる内容でおすすめの1冊です。
特にビジネスマンや欧州に興味ある方、がんなど闘病中の方に「刺さる」と感じています。
今回は「リーマンZのキセキ」の内容や読んだ感想について紹介していきます。
自叙伝でおすすめは「リーマンZのキセキ」!
リーマンZのキセキ
— すすみーむ (@osusumeme) September 19, 2025
(文芸社セレクション)https://t.co/uv2EYpwbSS
自叙伝「リーマンZのキセキ」の著者リーマンZ氏とはどんな方なのでしょうか。プロフィールから紹介していきます。
著者プロフィール
北海道出身。
札幌の高校を出て、 東北の地方国立大学卒業。
首都圏の大企業グループの IT会社に就職。現場から本部、欧州駐在4回経験。
晩年、がん2種、コロナ罹患、透析の他、連続闘病中。
執筆のきっかけはコロナ
書籍内にも書かれていますが、著者が「リーマンZのキセキ」を執筆されたのは、コロナに罹患されたのがきっかけとのこと。
著者がコロナに罹患された当時、まだまだ死亡率が高く、自宅待機期間が10日と指導されていたころです。
部屋を隔離、家族とも極力接触をしない、家族も濃厚接触者という扱いだった頃ですね。
幸い著者は症状が軽かったようで、これを機に今までを振り返るため執筆されました。
サラリーマン生活43年の記録
自叙伝には著者の誕生から幼少期、学生時代や就職に至るまでの経緯が書かれています。
子ども時代の過ごし方や青春時代の思い出、どのようにして「リーマン生活」が始まったかなど、興味深い内容です。
昭和時代に青春を過ごした方などは、懐かしく感じるシーンもあると思います。
プロフィールにもありますが、欧州駐在を4回も経験され、その駐在先での体験談は今現在お仕事をされている方に参考になるのではないでしょうか。
サラリーマンとして出世するポイント、仕事に対する姿勢が書かれており、今の自分を見つめ直す機会になります。

サラリーマンとして成功する秘訣が見つかるかもしれませんね!
前向きな闘病記録
冒頭にも書かれているのですが、著者の考え方の1つに「いい方に解釈作戦」があります。
すべてにおいていい方に解釈されるのです。
海外赴任や長い年月のサラリーマン生活もそういった考え方が根底にあるからなのか「暗い雰囲気」は一切感じません。
書籍の終盤、著者の闘病記録に突入していきますが、こちらも書き方によっては壮絶になってもおかしくないのですが、多方面から考えて「運が良かった」とまとめられています。
周囲の人への感謝の気持ちを忘れない、前向きな考え方、見習いたいところが満載です。
書籍概要
リーマンZ著「リーマンZのキセキ」は6つの章で構成されています。
- 1:はじめに
- 2:北海道から首都圏進出まで
- 3:頑張った。波乱のリーマン生活43年
- 4:連続闘病。がん×2+α
- 5:キセキの総括
- 6:追記
- 著者:リーマンZ
- 本の長さ:132ページ
- 価格:660円(税込み)
- 出版社:文芸社
「リーマンZのキセキ」を読んだ感想
著者の前向きで誠実な人柄が伝わってくる1冊でした。
仕事に対する姿勢を再認識
著者の仕事に対する誠実な向き合い方が伝わる内容でした。
私個人としては、サラリーマンが成功・出世するには人より多い仕事量や努力は必須ではないかと思っています。
そしてその努力をサラッとやってのける人。ひけらかさない人。
著者もそのようなタイプだったのではないかと感じました。
大企業で43年、プレッシャーをやりがいに変え、失敗なく達成感を何度も味わう。
かなり大変だったんだろうな、と思うのですが、「いい方に解釈作戦」の効果なのか、著者は自然に乗り越えている感じ。
サラッとやってのける感じが人を惹きつけたり、頼られたり、チャンスで声をかけられたりするんだろうなと思いました。
成功者によるビジネス本
「リーマンZのキセキ」に書かれている内容は自叙伝とありながら、成功者によるビジネス本とも言えます。
43年同じ会社で勤め上げるというのは、なかなか難しいことです。
誰しも上手くいかないときやストレスなど、自分自身の「暗黒期」に乗っ取られてしまい辞めてしまう方も多い。
暗黒期を乗り越えるため、著者の強さや考え方、行動力など参考になるところも多いと感じます。
会社員で頑張ってる方、これから就職される方、「リーマンZのキセキ」から何かを見つけてもらえたらと思います。
北海道での子ども時代の話
私自身、未だに北海道に行ったことがありません。
書籍の冒頭部分は北海道での少年時代が書かれており、とても楽しく読ませていただきました。
大阪出身の私としては、北海道の寒さは聞いたことがあっても具体的なイメージはつかめていませんでした。
「ここは冬では冷蔵庫は温めるためにある」
家の中でコカ・コーラの瓶が凍って破裂したなんて、まったく想像もつかないです。
北海道出身の方が読んだら「あるあるエピソード」として、話が盛り上がるのでしょうね?

スキーやスケート、北海道ならではのお話が
楽しめます^^
感謝の気持ちに共感!
書籍の後半は著者の闘病生活が書かれていました。
ここでも「いい方に解釈作戦」の効果なのか、とても前向きに闘病する姿が想像できます。
私も過去にがんを患った経験があり、人って余命宣告や生存率の話を医者にされると少し考え方が変わる気がします。
- 看護師さんに感謝する
- 家族に感謝する
- 家族のために出来ることを考える
などは共感しかないです。
がんってがん細胞が持つ性質によって術後がかなり違いますし、手術や検査にかかるお金も精神面でダメージを受けます。
これらもサラッと乗り越えようとする著者の人柄って本当に強くて優しい方なのだろう。
同じように闘病中の方が「リーマンZのキセキ」を読んで「いい方に解釈作戦」を自分のモノに出来たら。
「いい方に解釈作戦」が多くの人に伝わればいいなと思います。
まとめ:リーマンZ著「リーマンZのキセキ」を紹介!おすすめ自叙伝の感想も
リーマンZ著「リーマンZのキセキ」を紹介しました。
1つの会社で43年、サラリーマンを全うする方って一握りだと思うんです。
何かしらの事情があって退職せざるを得ない、プレッシャーから逃げてしまったなど、転職理由は人それぞれ。
43年完遂した著者の「いい方に解釈作戦」は、仕事だけでなく日常においても役に立つはず!
「リーマンZのキセキ」は軌跡と奇跡を味わえる内容ではないかと思います。
著者の行動力や考え方が伝わる内容からは、今抱えてる悩みを解決するヒントを与えてくれるかもしれません。
多くの人に読んでもらいたいおすすめの自叙伝です。
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北海道の田舎で平和に育った少年は、北の大都会・札幌の高校へと進み、やがて東北地方国大を経て、首都圏のIT会社へ就職し、波乱のサラリーマン生活を始める。奇跡の欧州駐在×4回、現場から本部まで様々な職場を体験した著者の伝える、サラリーマンとしての生き様。さらに晩年、2種のがん他の闘病記も含む、結構波乱の、結構幸せな、結構すごい半生記ここに登場!