「5分文庫」ってご存知でしょうか。
私も初めて知ったのですが、非常に面白い書籍と出会いました!
こちら2024年9月7日に発売されており、約1年で270件もの評価がされています。
本当に5分で読めて内容もしっかり楽しめる!
今回は「本 vs 煙草 5分文庫」について感想や5分文庫の関連書籍についても紹介します。
蜷川豊(翻訳):本vs煙草5分文庫を紹介!
おすすめの本:『本 vs 煙草 5分文庫』(ジョージ・オーウェル, 蜷川豊 著) https://t.co/hGs8PqndTk
— Tappy (@takaraita) August 9, 2025
「本 vs 煙草 5分文庫」、5分で本が読めたら良いですよね。一体どんな内容なのでしょうか。
翻訳者蜷川豊氏プロフィール
5分文庫とは
#読了
— りお (@rio20001202) June 5, 2025
・本 vs 煙草 5分文庫
近未来の全体主義国家を描いたSF小説『一九八四年』の著者 ジョージ・オーウェルのエッセイ的な「本 vs 煙草」だけを収録した本。
本とタバコ、飲酒にかけているお金を比較し、本ってコスパ良いよねという内容です。
サクッと読めるのが特徴。 pic.twitter.com/zgyaHR8oQL
「5分文庫」は蜷川豊氏が手掛ける海外文学の翻訳シリーズです。
エッセイや短編小説、一幕劇など、もともと短い作品を全訳したものです(抄訳や要約ではありません)。
後ほど紹介しますが、「5分文庫」シリーズはすでに29冊を刊行されています。
翻訳対象になった作家は10名以上で、全員すでに著作権保護期間を過ぎた時代の、作品がパブリックドメインとなっている作家たち。
なかでも今回紹介する「本 vs 煙草」が人気で、Kindleのカテゴリー別ランキングでも、たびたび1位を獲得しています。
5分文庫が生まれた経緯
あとがきにも書かれていますが、インターネットが普及したことで、現代はとても本を読みづらい時代になりました。
そこで、スマホで気軽に読める本のシリーズを作ろうと考えられたとのこと。
可処分時間(食事や睡眠などの生活に必要な時間を差っ引いた個人が自由に使える時間)が、現代では明らかに短い。
本をゆっくり読む時間がSNSやLINEに代わり、読むより動画を見る方がいいなんてことが多くなっていますよね。
まさに活字離れの時代です。
5分で良質な完結した文章を読めたら、本との付き合い方も変わる。そう考えられて「5分文庫」が生まれました。
書籍概要
本の価値って何だろう? 金銭的コストを超えた本の意義をユーモアを交えて深く掘り下げる、ジョージ・オーウェルの隠れた傑作。可処分時間の奪い合いが叫ばれる現代にこそ読みたい、読書の喜びと重要性を再認識させてくれる小篇。
5分で読める新しい読書体験、誕生。
- 著者:ジョージ・オーウェル
- 翻訳:蜷川豊
- 本の長さ:17ページ
- 価格:100円 (Kindle Unlimited会員無料)
- 出版社:ラルボー書房
蜷川豊(翻訳):本vs煙草5分文庫の感想と関連書籍
5分文庫。
— 浩哉📜 (@Hiroya_yokoyama) June 28, 2025
『本vs煙草』ジョージ・オーウェル 著
面白かったです。
超短編。ってかエッセイかな?
「1984」とか、「動物農場」のイメージとはまた違った素顔が面白い。
特に本の貸し借りについて触れてるくだりがよくって。借りパクって当たり前かもだけどその頃からあったんだなと。 pic.twitter.com/BaH8svtaMf
「本 vs 煙草 5分文庫」を実際に読んだ人のレビューはなんと4.2と高評価です!
満足度が高いですね!
5分なら読める!
読みやすい!
時間がない現代人にとって5分で読み終わるのは、本を読むハードルが下がります。
そして内容が頭に入りやすく残りやすいのも良かったです。
最初は本の貸し借りの著者の考え方に「えっ」と笑ってしまうところもありましたが、本を読むのは決して高価な趣味ではないという丁寧な解説に引き付けられました。
これは5分で読めるというのがポイントで、「本 vs 煙草」の解説が200ページも書かれていたら読み切ることができるかどうか。
私は集中出来る時間が短いのかもしれませんが、5分で終わるから飛ばすことなく読めた!
本が身近に感じる1冊でした。

本代と煙草代が日本円に換算してあったので
とてもわかりやすかったです!
訳者のあとがきも面白い
翻訳本って訳者によって雰囲気が変わると思うのですが、蜷川豊氏の5分文庫はサクサクっと読みやすく、すんなりと入っていきました。
そして読んでもらいたいのは「訳者あとがき」!
本 vs 煙草の比較に捉われて読んでいた私としては「本も読んで煙草も吸ってお酒も飲むと経費はかさむばかり」という点に気づきませんでした。
あっ、そうか、そうだよね。。 煙草を吸う人が本を読まないってわけじゃない。
そういった細かいところが補足するように書かれているんです。
著者へのリスペクトが感じられるのも好感触でした。
口コミまとめ!
ジョージ・オーウェル『本 vs 煙草』https://t.co/X09MA4TaRe #PR
— 北野 啓太郎@フリーランスWEBコンテンツクリエイター (@KeitaroKitano) July 25, 2025
Amazonの5分文庫シリーズの電子書籍があり、試しに一冊読んでみました。きっちり5分で読了(長い注釈や訳者あとがきは除く) なるほど、手軽に読めていいね。
Amazonレビューには
- 面白かった
- 本当に5分で読める
- 短くユーモラスで手軽に読める
- 現代に適した本
など、読みやすさを感じた方が多いようです。







本 vs 煙草Kindle Unlimitedで読んだんだけど面白かった。オーウェルも借りパクってしちゃうんだね。わかる。他の5分文庫も読みます
— lucas (@Lucccas_04) July 12, 2025
5分文庫シリーズ
Kindle 5分文庫
— *Belle°・ (@datsu_kouchiku) July 11, 2025
忙しい現代人に短くても上質な読書体験を提供する
初手にオーウェルの「本 vs 煙草」を持ってくるセンス(読書のコスパを計算した小論文/ ウィットに富んだ戯言)
電子書籍の装幀は手抜き仕事も散見されるが、このシリーズのデザインはとても良いですね
そして全て新訳 pic.twitter.com/rsdre3IRVV
先述しましたが、蜷川豊氏が翻訳した5分文庫シリーズは既に29冊刊行されています。
下記は29冊の中の一部ですが、レビュー評価が高いのがわかりますね。
5分で読めるし1冊100円だし手軽に良質な本が読めるのは間違いない!
気になったタイトルから読み始めてみませんか?


まとめ:蜷川豊(翻訳)本vs煙草5分文庫を紹介!感想と関連書籍についても
現代人の可処分時間の少なさに焦点を当てて、良質な作品を短い時間で触れられるようにと生まれた5分文庫さんの「本vs煙草」
— 來兎 (@h96A23lvkt) June 15, 2025
煙草や酒と比べても本は全然高くないよ!けど他の娯楽に比べると刺激さに欠けるのかなぁ…っていう話。ジョージ・オーウェルのユーモアな人柄も出てて面白かった。
#読了 pic.twitter.com/9wWWRcqKIr
蜷川豊(翻訳)本vs煙草5分文庫を紹介しました。
たった17ページの中に学びがあり、ユーモアありで飽きずに読めるようにまとめられていました。
読書が苦手、時間が取れないという現代人にとって5分で読めるというのは、手に取りやすく次も読もうかなと思ってしまうのではないでしょうか。
「本にお金がかけられない」、果たして本当にそうなのか?
一見どうでもいいような話が真剣に分析されていて、つい真剣に読んでしまう。
私にとって5分文庫は集中して読むのにちょうどいい長さだと思いました。
蜷川豊(翻訳)本vs煙草5分文庫シリーズはこちらから
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翻訳家。個人出版社ラルボー書房主宰。英語・フランス語で書かれた文学の翻訳紹介を行っています。ユーモラスな作品が大好物。
「5分文庫」は、主に19世紀から20世紀初頭の海外文学を訳出したものです。もともと短いエッセイ作品や短編小説の全文を新訳しています。
毎月3冊程度の刊行を目指しており、新刊は発売翌日から5日間、無料キャンペーンを実施するようにしています。新刊通知を受け取りたい方は、ぜひフォローしてください!
ラルボー書房の公式X(旧Twitter):@larbaud_shobo