面白くて怖くない？都市伝説のおすすめ本は「都市伝説百物語2: 君のとなりの怪しい話」！目次や感想について

都市伝説といえば、怖い・オカルト・ホラーというイメージが連想されます。

怖い話が好きって方多いのではないでしょうか。

今回紹介するのは都市伝説をまとめた本、天堂晋助著「都市伝説百物語2: 君のとなりの怪しい話」です。

まとめ本というのは、この「都市伝説百物語2: 君のとなりの怪しい話」の中になんと63もの都市伝説が書かれているからです！

そして内容は、タイトル「君のとなりの怪しい話」にあるように、有名ではないけれど誰かがどこかで話していたような身近に感じる話。

今回は怖い・怖くない・面白い、泣けちゃう？が感じられる天堂晋助著「都市伝説百物語2: 君のとなりの怪しい話」についてまとめました。

著者天堂晋助氏プロフィール

埼玉県出身
安原顯氏の創設した創作学校で小説を学び、創作学校にて優秀賞受賞
2002年の作品「秦始皇帝と暗殺者」は日本図書館協会選定図書
都市伝説以外に歴史小説や恋愛小説など幅広いジャンルを手掛けている
誰もが楽しめる小説、歴史に興味がなくても読みやすい小説を目標に執筆活動中

天堂晋助著「都市伝説百物語2: 君のとなりの怪しい話」は怖くないし面白い？

「都市伝説百物語」は、出版社から出た時、とても売れました。しかし編集者はその意味が分からないようでした。女子高生などから生で聞いた不条理は、おじさんには理解不能だったのでしょう pic.twitter.com/t5UJMLT3yx
— 天堂晋助 (@qbre1Jy3vG27834) February 6, 2025

天堂晋助氏の都市伝説百物語: 君のとなりの怪しい話は3部作になっていて、今回紹介するのは第2巻になります。

都市伝説百物語: 君のとなりの怪しい話はシリーズもの

天堂晋助氏の都市伝説本は全部で3巻あります。

1冊目には46篇、2作目が63篇、3作目が59篇というように全部で168もの都市伝説が掲載されています。

今回の都市伝説百物語2は元々は2001に出版されたものですが、2023年に電子書籍化するにあたり再編集されました。

本のはじめにの部分にも記載がありますが、都市伝説や怪談には「笑話」と「悲話」があるそうです。

笑話：かちかち山など
悲話：雪女など

都市伝説百物語: 君のとなりの怪しい話は、怖い話、笑える話、感動する話がありますが、比較的「笑話要素」が多いように感じられます。

都市伝説百物語2: 君のとなりの怪しい話は怖くないし面白い？

都市伝説百物語2: 君のとなりの怪しい話が怖いのか、怖くないのか。

63の物語の中には怖い話もあれば、あっけない結末の話や実話ベースの話もあり、読み手の得手不得手によって感じる怖さは違います。

怖いと感じる都市伝説はもちろん掲載ありです！追いかけられる(追いつめられる）系が特に怖い！

サンプルページの冒頭話「深夜ラジオの生放送」は、当時のリスナーが読んだら鳥肌ものでしょうね。

怖いもの、どういうこと？と感じる話だったり、かわいそうと感じる話だったり様々な話がありますので面白く読めると思います。

女子高生の元ネタがショートショートへ

天堂晋助氏の都市伝説集は、著者が通りすがりの女子高生にインタビューして集めた、不思議な怖い話が元ネタとなっています。

なので修学旅行や学校での出来事など、女子高生が主人公になっている話が多いです。

とは言っても、人が知ってる都市伝説というのは、たったの数秒で終わってしまうような内容。

例えば、私が通ってた学校の怪談だと「朝練が始まる前、朝5時ごろに体育館に行くと○○がない男の子がバスケの練習をしている」というかなり短い内容です。

そのような短い話に背景をつけ、読み手が想像して怖いと感じる文章に仕上げている。まさにプロ！

「君のとなりの怪しい話」というように、身近なシチュエーションが怖さや不思議体験を疑似体験しているような感覚に導いてくれます。

ちなみにショートショートのような天堂晋助氏の都市伝説集は、Amazonでホラー・ファンタジー部門で1位をとっています。

深夜ラジオの生放送	赤い軽自動車	カッパの正体	市民オンブスマン
先生のボート	血のバレンタイン	注文のこないレストラン	ゴスロリ仁義
爬虫類人間	シ・ン・デ・ハ・イ・ナ・イ	異次元トンネル	スイカ割り
携帯ばばあ	味噌汁を食べに来たおじいちゃん	あゆむ君のクラリネット	開かずのトイレ
口裂け女を轢いた	カリスマ手拍子	おっぱいが爆発した	エレベーターの止まらない階
犬がその場を離れなかったわけ	脅威のダイエット	呪われた一本松	騎士たちを率いるジャンヌ・ダルク
ホルマリンの中の校長先生	プールのジョー	歩行者専用	飛び交う本たち
落ちる夢	なんともないよ	百メートルばばあ	走る音楽家
都会の美容室	ゆきちゃん電話	返してください	できすぎたなりゆき
ザリガニばばあ	日本の闇	縄文人と記念撮影	死ねばよかったのに
満月の夜の用務員さん	不思議なピチングマシン	耳そぎばあさん	お年寄りのベビーカー
日本のゴーストバスターズ	仙台の天狗	ボールを洗うアライグマ	使われないプール
俺の家は他人の家	蹴り上げられるサッカーボール	なめんなよ猫	新幹線のモデル
駄菓子屋で買った心霊写真	サンルーフを開ける女	たたり神ピー	南の島のクモ
死者が行く手をはばむ	カメレオン憑き	見えない手	ハイヒール
鏡の人	N係長のガッツポーズ	血の雨の降るビーチ

管理人

気になるタイトルから読んでみてくださいね^^

書籍概要

Amazon紹介ページより

恐怖と笑いのエンターティメント劇場第二幕。都市伝説百物語シリーズ第2巻
「これは関西ではかなり有名な話だ。実際に聞いていた者が何千といたのだ。何千人が背筋(せすじ)を凍(こお)らせた。
　Ｔは、今や全国区の人気者で、テレビの長寿(ちょうじゅ)番組を持っている。素人いじりは日本一だとの呼び声も高い」(深夜ラジオの生放送)
「カッパの正体はザビエルだ、とショウコは確信した。
　ショウコは大学の四年生だ。卒論(そつろん)の制作のために、実家に帰っていた。民(みん)俗学(ぞくがく)の研究として、故郷の伝説を取材しようと思ったのだ」(カッパの正体)
　恐怖と笑いの交差点。どこを切っても楽しい本のテーマパーク。
　飛びっ切り怖かったり、思いっきりアホらしかったりする都市伝集。涙なしには読めない話も。
　これを読んであなたも、クラスや職場の人気者になろう。