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天堂晋助著「悪鬼羅刹」を紹介!評価や感想と関連書籍についても

天堂晋助著「悪鬼羅刹」を紹介します。

タイトルが殺伐とし、カバー表紙は火縄銃を構えた侍なので「何かが起こってる」のは間違いない!

そう、何かが起こってるんです。

時代設定は安土桃山時代で豊臣秀吉が朝鮮出兵を仕掛けた頃。

今回は「悪鬼羅刹」について少しのネタバレと著者のプロフィールや内容をまとめました。

天堂晋助著「悪鬼羅刹」とは?

悪鬼羅刹の著者天堂晋助氏のプロフィールから紹介します。

天堂晋助氏プロフィール

埼玉県出身で会社員をしながら執筆活動をされていました。

安原顯氏の創設した創作学校で小説を学ばれ、創作学校にて優秀賞受賞しています。

学研主催の第2回歴史群像賞で奨励賞を受賞したのをきっかけに会社員を辞め執筆活動に専念されたとのこと。

2002年の作品である「秦始皇帝と暗殺者」は、日本図書館協会選定図書となっています。

会社員から作家に転身されたのは心の中にある何かもやもやしたものを表現という形で外に出したかったからということで、今までに多くの作品を出版されています。

誰もが楽しめる小説を書くのが目標で、歴史小説に関心がない人にも面白いと思ってもらえたら嬉しいという熱い想いがあります。

「悪鬼羅刹」に込めた想い

「悪鬼羅刹」の意味を調べてみると、下記のような意味がありました。

  • 極めて恐ろしく容赦ない存在
  • あらゆる恐ろしい魔物
  • 人に害をなす鬼
  • 仏教で足が速く、力が強く、人を騙し、人を喰らうという魔物

「悪鬼」と「羅刹」それぞれに意味があり四文字熟語になっています。

天堂晋助氏は初期にホラー短編集を出版されており、今回の悪鬼羅刹は、そのラー短編集がヒントになっていて、土台となるストーリーは南アフリカで実際にあった話だそうです。

舞台は秀吉出兵時の1592年の朝鮮、主人公は日本人(城普請の技術者)。

悪鬼羅刹を出版するにあたり、リアリティーを出すため韓国にも取材に行かれたとのこと。

物語を読んでいると韓国や朝鮮時代を知らなくても、文章だけで情景が浮かんできます。

細やかな描写や文章に作者の「誰にでも楽しめる」という想いが感じられます。

管理人
管理人

韓国ドラマファンの私は親しみやすさを感じました^^

悪鬼羅刹の「それ」をネタバレ!

悪鬼羅刹の「それ」とは実は虎のこと。虎vs人間の攻防です。

*スピルバーグ監督のジョーズをイメージしちゃいますね。

序盤では虎が姿を見せず「それ(化け物)」として扱われています。

朝鮮が舞台で主人公は日本人ですから、日本人は他国で得たいのしれない化け物と対峙することになります。

この虎はただの虎ではなく狡猾で、人をだますことにも長けていて何人もの人間が犠牲になっています。

人間を守るために退治しなくてはならないんですよね。

ちなみに「悪鬼羅刹」の意味を先ほど記述していますが、悪鬼羅刹は「悪鬼」「羅刹」の2語が組み合わさった熟語です。

ということは虎は・・・

なかなか姿を現さない虎と、虎を見たことがない日本人が異国の地でどうやって虎を退けるのかを楽しんでくださいね!

Amazonで悪鬼羅刹をすぐに読みたい方はこちらからどうぞ

悪鬼羅刹の主な登場人物

  • 堀井長照:徳川家から派遣された城普請の技術者
  • 千成漢:狩人
  • 千美鈴:成漢の妹
  • 乾文兼:息子が怪物に襲われる
  • 李達文:両班
  • 崔顕南:地元の顔役
  • 朴賢姫:巫女
管理人
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虎との攻防がメインですが
主人公である堀井長照の恋物語はどんな結末を迎えるのか!

「悪鬼羅刹」の概要

天堂晋助著「悪鬼羅刹」の目次は以下になっています。(サンプルページで確認できます)

  1. 一五九二年(文禄元年)大邱
  2. 一五九二年(文禄元年)玄風
  3. 名護屋
  4. 一五九四年(文禄三年)洛東江
  5. 朝鮮
  6. 化け物
  7. ホランイ
  8. 千成漢
  9. 山狩り
  10. 悪鬼羅刹
  11. 千美鈴
  12. 死闘
  13. 激闘
  14. 日差し

著者:天堂晋助

本の長さ:273ページ

kindle価格:680円(税込み)

ペーパーバック:1650円(税込み)

出版社 ‏ : ‎ Independently publishe

発売日:2024年2月10日

天堂晋助著:「悪鬼羅刹」の評価や感想と関連記事について

悪鬼羅刹のAmazonレビューは4.0と高評価です。

Amazon評価4.0!

Amazonページで悪鬼羅刹を見ると★評価4.0という高評価!

ページを開いた最初から化け物の気配が感じられ引き込まれていきますので、その正体を知りたくなります。

一体何が起こって何者に襲われているのか。

記事の冒頭で化け物の正体が虎とネタバレしてしまいましたが、どんな虎なのかが気になるはず!

「スリルにあふれ、次から次へとペールをめくってしまいたくなるもの。」

これは著者の思惑にハマってしまうこと間違いなしの作品です!

関連書籍が幅広い!

先述しましたが、著者の天堂晋助氏は悪鬼羅刹の他にも沢山の書籍を出版されています。

日本図書館協会選定図書の「秦始皇帝と暗殺者」やホラー短編集のほか、最新刊には「家康暗殺」があります。

歴史ものからホラー、恋愛ものまでジャンルが幅広い!

そのうえ今回紹介している「悪鬼羅刹」はなんと出版した同月に下記ジャンルで1位を取っています。

読んだ感想

面白かったとひと言でまとめるには簡単すぎかもしれませんが、面白かったですね。

なかなか姿を現さない虎を捉えるシーンや、神々しいほどの虎の姿の描かれ方、秀吉が仕掛けた戦に対する想いなど、登場人物の心情に共感できる部分が多々あります。

動物と人間の知恵比べ?による攻防戦とスリル、人間が勝ってくれるだろうという期待感が楽しめました。

何と言っても主人公が勝つから面白い。

ジョーズは今まで怖くて見たことがなかったのですが、この作品を読んで1度見てみるのもいいのかなと思ってしまいました。

まとめ:天堂晋助著「悪鬼羅刹」の紹介!評価や感想と評価についても

 天堂晋助著「悪鬼羅刹」を紹介しました。

歴史とミステリーが融合した内容で、冒頭から引き込まれてしまう物語です。

「なになになに??」という感じが先で、怖いもの見たさで正体を知りたくなる。

そして最終的にどうやって退治するんだろう、という人の心理を上手く掴んだ流れでとても読みやすい作品です。

どんな虎だったのか、主人公はどうやって退治することが出来たのか、恋愛事情の終点も気になりますね。

天堂晋助著「悪鬼羅刹」はAmazonで購入できます

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