9月25日公開の【甘いお酒でうがい】の原作・脚本は、吉本のお笑いコンビ「シソンヌ」のじろうさんです。
「シソンヌ」じろうは2005年にNSC東京に入学し、翌年の2006年、現在の相方の長谷川とコンビを組みます。
「シソンヌ」のコンビ名はバレエの技から付けたもの。
フランス語のコンビ名が他にないという理由から二人で辞書をひいて考えたそうです。
ちなみに長谷川は「アラベスク」の候補を出し、じろうが「シソンヌ」の候補をだしました。
じろうが譲らなかったので「シソンヌ」にコンビ名が決まったそうです。
売れっ子なのにテレビでガツガツした感じがしない印象の2人です。
シソンヌじろう:「シソンヌ」のボケ・ネタ作り担当

シソンヌじろうは「おぎやはぎ」のコントから影響を受けており、コントにこだわりがあるそうです。
2008年からキングオブコントに参加していて、2014年に優勝しています。
コントの中で演じている「女性役」が板についているぐらい長年演じていて、本人も女性を演じるのは自信があるようです。
コントを見て脚本のオファーが来るぐらいネタが面白い
いろんな脚本を手掛けているシソンヌじろうですが、きっかけはコントを見ての依頼が多いそうです。
彼らは毎年定期的に単独ライブを行っていて、それは「シソンヌの見本市」のような感じ?
コントを見て、脚本の依頼がくる。
コントはひきこまれてしまう面白さ。
女装というか、女性役が上手。
コントの面白さに引き込まれてしまって、ドラマが作れたらいいな~って思うんでしょうね。
なんとなく納得です。
シソンヌじろうはコントだけでなく小説も脚本も書く
シソンヌじろうのスゴイところは、コントネタだけでなく小説まで書いてしまうところです。
短編小説や日記調の小説など、「書く仕事」が多いです。
今回映画化になった「甘いお酒でうがい」も小説から映画化され、脚本までてがけています。
女性が主人公の小説も違和感なく読み進めてしまうぐらい女性の心境がよく描かれていると思います。
長年コントで女性を演じていると気持ちも掴めてしまうんですね~。
そもそもコントのキャラクターの女性の「川嶋佳子が日記を書いたら?」って発想がすごい!
シソンヌじろうの脚本作品紹介

シソンヌじろうがどれだけ沢山の作品があるのか改めてみると、ただのお笑いコンビでは済ませられないかも!
甘いお酒でうがい
川嶋佳子名義(川嶋佳子が日記を書いたらというコンセプト)で日記を書き続けた小説が映画になっています。
淡々と綴られた日記だけれど、非常に面白い。
男性が書いているとは思えないほど、女性目線に描かれていて共感するところが多々あります。
サムガールズ
あの子が故郷に帰るとき・・・連載短編小説
写真家の志鎌泰平が、国内外の各地で撮った写真の女性をモデルに、女優の西田尚美さんを主人公にして書いた10作品をまとめた本です。
会ったことのない女性のポートレート写真だけでバックストーリーを膨らませています。
卒業バカメンタリー
2018年日本テレビ深夜ドラマです。
エリート大学に通う大学4年生の男の子たち4人が卒業までに「大人の男」になると決意。
そんな彼らを追っかけたドキュメンタリー風青春ドラマです。
四月一日さんちの(わたぬきさんちの)
2019年テレビ東京のドラマ
本編は実写ではなく、全編3DGCアニメになっています。
幼いころに父親をなくし、1年前に母親も他界した姉妹の日常が描かれています。
寝ないの?小山内三兄弟
日本テレビ初の「テレビバ」ネットドラマ(シリーズ化されています)
仲良しすぎる3兄弟の「ワンシチュエーション癒し系パジャマコメディー」
ドラマ内ではじろうも「吉彦おじさん」役で出演しています。
美人が婚活してみたら
2019年公開、吉本とテレビ朝日の共同制作映画
Vコミで人気があったコミックをじろうさんが脚本を手掛けました。
キャストが黒川芽以さん・臼田あさ美ちゃん・中村倫也さん・田中圭さんなど豪華です。
シソンヌじろうの演技力・才能がスゴイ!

コントにこだわりがあるシソンヌじろうは、演技につよいこだわりがあり、相方の長谷川に対しても「演技指導」も素晴らしいです。
計算された「間」や言い回しが、脚本をより自然な面白さに変えてしまってます。
その演技力を買われてか、ドラマにも多数出演しているのに驚きました。
シソンヌじろう主な出演ドラマ
2015年にはNHKの朝ドラ「まれ」に出演
2019年には大河ドラマ「いだてん」に出演
その他にも「カンナさーん」や「今日から俺は」にも出演しています。
シソンヌじろう主な出演映画
仮面ライダー×仮面ライダーゴースト&ドライブMOVIE対戦ジェネシス
にがくてあまい
今日から俺は!!劇場版
まとめ

シソンヌじろうは言葉の力がスゴイ
- コントのネタから演出、演技指導や役者として幅広く大活躍しています。
- 毎年定期的に行っているコントライブで、脚本のオファーがくるほどネタの完成度が素晴らしい
- 映画化になる小説が書ける。言葉の力がスゴイと評価されています。
- 役者としてもドラマや映画で活躍している。
今後も多方面で活躍が期待される芸人さんです。(写真正面左がじろうさん)
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